報いのウィル



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    初公開日(参考)2024年12月
    分類

    長編小説

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    報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)

    2024年12月24日 報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)

    隔絶された山奥の高級ロッジを妻と旅行で訪れた捜査官ウィル。 インターネットも携帯電話もつながらないその場所で、ウィルはめった刺しにされた血塗れの女性を発見する。 被害者は代々ロッジを経営する一族の娘マーシー。 犯人はここに暮らす彼女の家族と4組の宿泊客の中にいるに違いない。 だが、マーシーは家族各々と揉めていたうえ、宿泊客の素性も怪しい。 誰もが嘘をつくなか、ウィルは真相を追うが……。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    報いのウィルの総合評価:8.25/10点レビュー 4件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    相変わらず重い、暗い、切ない愛と人生の物語

    「ウィル・トレント」シリーズの第14作。念願のサラとの結婚式を終え、新婚旅行で隔絶された山奥の高級ロッジを訪れたウィルが殺人に遭遇する、密室ミステリー風味の謎解きサスペンスである。
    ウィルがサラのために新婚旅行先に選んだのは徒歩で2時間以上かけないと辿り着かず、ネットも携帯電話も通じない山奥にある高級リゾートロッジだった。その初日、甘い夜を過ごしていたウィルとサラだったが、夢をぶち壊す殺人事件に出会ってしまう。めった刺しにされた被害者はロッジのオーナー一族の娘でマネジャーのマーシーで、犯人はここに暮らす一族か今夜の宿泊客の中にいるはずだった。しかし、マーシーはロッジの経営を巡って一族の全員と対立しており、宿泊客も皆、何らかの秘密を隠しているようだった。密室でしかも誰も信用できない事態に苦心しながらウィルはサラの助けも借りて犯人を探すのだが、徐々に明らかになる事件の真相は、ウィルを打ちのめすものだった…。
    クローズド環境で犯人を追及する密室ミステリーであり、新婚のウィルとサラが改めて家族、愛について思考を深めるヒューマン・ラブ・ストーリーでもある。ただ、その中身はカリン・スローターお得意の暗くて重い世界で、ロマンスの甘さはカケラもない。それでも最後に、わずかな救いは用意されていた。
    カリン・スローター・ファンにオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (4pt)

    何となく、ホッとした

    もちろん、凄惨な事件と複雑怪奇な背景がたっぷりあるのだけれど、ウィルとサラが寄り添っているのは本当に嬉しいことです。
    報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)Amazon書評・レビュー:報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)より
    4596720061
    No.2:
    (5pt)

    タイトルは報いを受けさせたウィルの意味

    このウィル・トレントシリーズを愛読しています。カリン・スローターは常に凄惨な社会悪を描くのがうまい語り手で、残虐極まりない描き方をするのに、読了後に清々するのは、ウィルやサラをはじめとする登場人物が魅力的だから。
    今回の舞台は隔絶された山奥にある高級ロッジで起きた残酷な密室殺人。フェイス捜査官でなくてもミステリーファンならアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」やポアロシリーズの豪華寝台列車や豪華客船内で起きた殺人を想起するはず。
    最後にフェイスがロッジから連れ帰った猫にアガサとエルキュールと名付けていることからして、作者も偉大なアガサ・クリスティーに挑んでみたくなった様子。これも夫婦となった2人に飽きられないための作為か。
    以下ネタバレ
    密室殺人の鉄則で「想定外の犯人」ってところが見え見えだったのが惜しい!
    報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)Amazon書評・レビュー:報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)より
    4596720061
    No.1:
    (4pt)

    密室ミステリ

    《ウィル・トレント》シリーズ12作目。
    本欄には10作のみ紹介されているが、本シリーズは#1『三連の殺意』、#2『砕かれた少女』 (いずれもkindle化されていない)から始まっている。ウイルがフェイスと組むのは『砕かれた少女』から、サラと出会うのは#3『ハンティング』からだ。

    内容紹介欄に「妻」とあるが(!)、前作ラストでウィルとサラはとうとうめでたく結婚し、ハネムーンを過ごすために訪れた人里離れたロッジで起こる事件が今作の舞台となっている。
    ロッジには、経営する一族以外にウィルら含めて5組の宿泊客が滞在していたが、初日の夜、経営一家の30代の娘が惨殺される。この中の誰が犯人なのか?ウィルとサラは捜査を開始する―――。

    イメージとしてアガサ・クリスティの小説が頭に浮かんだ(しかし実は私は読んだことがない)。
    フェイスが応援に駆け付けるが、文中で彼女は「密室ミステリを解決してみたかった」と言ったりする。

    長編だが、スローターの筆力で退屈することがない展開。
    終盤は連続どんでん返しで、この展開を予測できる読者はまずいないと思う。
    ただ、個人的にはすごいと思えず、納得できないわけではないけど何だかな…というのが正直な感想だ。
    これをどうとらえるかは読者によって意見が異なるのだろう。
    ただ、エンディングは妙にすっきりした。

    それぞれ悲惨な暗い過去をもつウィルとサラだが、出会ってからは互いを理解し認め合う、とても素敵な関係性を築いている。一般のロマンス小説よりもロマンティックで、この点は毎回読むのが楽しみだ。
    報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)Amazon書評・レビュー:報いのウィル (ハーパーBOOKS, H220)より
    4596720061



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