死が内覧にやってくる
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| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt | ||||||||
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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スウェーデンの人気ミステリー作家が有名コメディアンと組んだシリーズ作品の第1作。風光明媚な田舎町で起きた殺人事件をストックホルムのエリート捜査官と地元の新人女性警官が解決するバディもの警察ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 北欧ミステリといえば、社会背景をバックボーンにした骨太の作品が多いですが、 本作品はストックホルムの敏腕殺人捜査官ピエテル・ヴィンストンが田舎町エステリエンで殺人事件に出くわし、 地元捜査官トーヴェ・エスピングとともに犯人を追い求めるというシンプルなストーリーです。 殺人事件など起こったことのない、風光明媚なエステリエンに建てられた近現代風の豪奢な家。 その家の内覧会で起こる不動産ブローカーの転落死。 事故として処理したい警察署長に対し、2人は殺人の路線で捜査を始めます。 初めての殺人事件に何とかして手柄を上げたいエスピングと 捜査を手伝う立場でありながら主導権を握るヴィンストン。 エスピングの葛藤と結局は捜査にのめり込んでしまうヴィンストンの行動は、もう1つの読みどころです。 謎解きは本書にお任せしますが、舞台であるエステリエンは翻訳者の久山氏が 訳者あとがきのところに、聖地巡礼としてQRコードを付けてユーチューブにアップしています。 まずはこちらを見てから読み始めるとイメージできて臨場感が増します。 一気に読めるストーリーですので、北欧ミステリは初めてという方にもおすすめです。 | ||||
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| 舞台は、スウェーデン、スコーネ地方、エステリエン。残念ながら行ったことがない(笑)ため、想像することしかできませんが、その土地のビーチ、青い海、田園地方の風景描写が丁寧に描写されていて美しい。 主人公は病気療養のためそこを訪れたストックホルム国家殺人班所属の捜査官、ピエテル・ヴィンストン。バディは、シムリスハムン署の巡査、トーヴェ・エスピング。バディと書いてしまいましたが、この場所ではエスピングが主であり、その二人のやり取りとそれほど大袈裟とも言えない確執がストーリーの潤滑油のように作用しています。 女優でもあり、不動産ブローカーでもある女性が、自身が手がけた新築物件で釣り竿を模した彫刻に刺さった状態で発見されます。果たして殺人事件なのかどうか?例えばそうだとして(笑)、犯人は誰?何故? ひとまず、ヴィンストンは元妻と一人娘の誕生パーティに招待されこの地を訪れるわけですが、そこで次々と出会う登場人物たちが流れるように紹介されていて、クリスティー・ミステリーのように始まります。実は、スウェーデン版コージー・ミステリーのようなものと勝手に解釈しながら読んでいましたが、どうしてどうして、そのロジックはきめ細やかに構築されていることに気づかされました。その楽しさ。 エンディングもまた定石とはいえ、クリスティー・ミステリーのように進行し、飽きさせません。しっかりと読み込んでいれば、犯人はひとりでにこれもまた勝手に浮かび上がります。意外性よりも、パズルがしっかりとはまり切った<快楽>がありました。売れて欲しいと思います。 □「死が内覧にやってくる」(アンデシュ・デ・ラ・モッツ/モンス・ニルソン 東京創元社) 2025/12/20。 | ||||
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