彫刻の縮小模型、蔵に眠っていた屏風、デッドストックのアロハ…こいつは金になる―。

謎を解くためなら、手段を選ばない。コロナの時代に、とんでもないヒーローがあらわれた! 名もなき町。

警視庁捜査一課の刑事・日向は多摩川河川敷で起きた発砲事件の捜査を命じられる。

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。

ニューヨーク州、キャッツキル山地の山あいにそびえる“ホテル・ネヴァーシンク”。

プーチンも戦慄する重大な軍事機密とは!? 次期警察庁長官候補の大江から非公式のオファーを受けた警察庁公安〈サクラ〉田臥は、ロシアのスパイ親子を青森から警察庁に陸路で連れていくことに。

江戸川乱歩氏の推薦によって、新人の作品として「宝石」昭和25年4月号（岩谷書店）に一挙掲載された長編探偵小説。

2019年、9月。千葉県にある神宮総合病院では重症患者が次々と運び込まれた。

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。

昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

大分県杵築市では幻想的な光に包まれる「観月祭」の開催を前に、街は活気に満ちていた。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

私の仕事は無罪にすることで、 真相を明らかにすることではない。 30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。

『護られなかった者たちへ』を超える慟哭ーー。 戸籍売買の闇を描く社会派ミステリー! 女性の遺体が発見された。

予言者と呼ばれ、触れた者の過去を見通す男・阿久津。

薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。

優秀でありすぎるが故に引きこもりとなった18歳の堤隆太の前で、突然手首を切った女性。

生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)と女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)か

印刷会社で営業職をつとめる僕は、通勤途中のホームで、同級生の姿を目撃する。僕が恋した高校時代の姿のままで。

さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。

意識が戻るとあの日から三十八年も経ち、時代は昭和から令和へと移り変わっていた。

ただ幸せになりたかったはずだった―― 市役所の児童福祉課で働く咲良は、8歳の娘・カオリを男手ひとつで育てる開業医の孝太と出逢い、結婚。

「新宿L署」に本日着任の新井琴音警部は、子供のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。

憂鬱な不採用通知、幼い娘を抱える母子家庭、契約社員の葛藤…。

秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。

バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。

認知症になった益恵を、二十年来の友人アイと富士子が最後の旅に連れ出した。それは、益恵の人生の足跡を辿る旅。

透明人間が事件を起こしたら？ アイドルオタクが裁判員裁判に直面したら？ 犯行現場の音を細かく聞いてみたら？ ミステリイベント中のクルーズ船で参加者の拉致監禁事件が起こったら？ 阿津川辰海の傑作短編集がついに文庫化。

謀殺された幼馴染みの復讐のため、テレビ局のADとなった竜泉佑樹。

第66回江戸川乱歩賞受賞作! 綾辻行人氏(選考委員)、推薦。

高校2年生の〝文学少女〟陸秋槎は自作の推理小説をきっかけに、孤高の天才〝数学少女〟韓采蘆と出逢う。

14歳の少年Aによる20年前の女児殺害事件。その残酷な犯行映像が闇売買された。

3年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏は、最寄り駅から自宅までの間で一瞬にして19329人となった――第7回創元SF短編賞受賞作『吉田同名』をはじめ、まっぷたつになった家で暮らし続ける一家とその観察に没頭する人々を描く「半分世界」、町じゅうが白と黒のチームに

交際相手に金品を貢がせ、練炭自殺に見せかけて殺害した牧村花音。平凡な容姿の彼女に、なぜ男たちは騙されたのか。

電光看板の底に貼り付けられた不規則なアルファベットの文字列、亡き母が残した庭にかわるがわる訪れる悪気なさそうな侵入者たち――風変わりな名前の“先輩"は日頃ふらふらしては、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。

昭和12年(1937年)5月、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。

吾輩はウジェーヌ・ヴァルモンである。

時は2028年。第三次世界大戦により滅亡の危機に瀕した日本人。

美術部員の楓と春樹は「骨董屋・眼球堂」で、絹や金銀の糸で織り上げられた1枚のタペストリーを見つけた。

ミス・コンテストの最終選考に残った五人の美女。最終審査を目前に、四人が次々と死傷する。

故郷ライツヴィルに帰還した戦争の英雄デイヴィー・フォックス。

アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアは、セフィラ教会の聖地の塔へ調査に赴いた。

鈴木勢太、性別男、33歳。未婚だが小学5年生の子持ち。

「わたしは欠陥品なのかもしれない。

助けてくれた青年を置き去りにしたことで被害者だったはずの少年は、世間から集中砲火を浴びた。

わたし、海砂真史（うみすなまふみ）の幼馴染み・鳥飼歩（とりかいあゆむ）はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。