とある若者の間で流行する奇病、異形性変異症候群にかかり、一夜にしておぞましい芋虫に変貌した息子優一。

父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

〜ミステリ作家からの挑戦状〜 登場人物全員、同姓同名! 大胆不敵、大混乱ミステリ待望の文庫化。

目立った手柄もないのに、なぜか警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。

虫たちが次々に襲い来る！超弩級パニックホラー！スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。

特殊能力を有し、知力・体力も常人以上、さらに性格も温厚で、犯罪など起こさないはずの「花人」による日本初の殺人事件が発生。

ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。

「女の人の声が聞こえるんです」。 殺人の罪を認め、素直に聴取に応じていた被疑者が呟いた。

リーマン予想の証明で壁にぶつかっていた上杉和典は、夏休みに伊那谷の学生村を訪れる。

探偵・茶畑徹朗の許にもたらされた、奇妙な依頼。

アフリカの漁村からはじまり、全世界規模へ拡大したワクチンの無い新型炭疽菌の感染症災禍。

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。

ラスト、せつなさ迫るミステリー 「知ってる? 川上さん、親に殺されたらしいよ」僕が通う小学校で広がった、少女の死の噂話。

優秀でありすぎるが故に引きこもりとなった18歳の堤隆太の前で、突然手首を切った女性。

夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、村田沙耶香自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。

助けてくれた青年を置き去りにしたことで被害者だったはずの少年は、世間から集中砲火を浴びた。

なぜ犯人の服の目撃証言は、 「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか 食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。

反転、再び。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 嵐の山荘に潜む若き犯罪者。

トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。助けを求められたなら、放っておくことはできやしない。

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。

バブル期に個人として史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。

第66回江戸川乱歩賞受賞作! 綾辻行人氏(選考委員)、推薦。

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が 頭に麻袋を巻かれた刺殺体となって見つかる。

映画原作「ヘルドッグス」続編! 警察小説を超えた、慟哭の人間ドラマ 関東最大の暴力団・東鞘会の跡目争いは熾烈を極めていた。

初夏、名人戦の最中に詰将棋の矢文が見つかった。その「不詰めの図式」を将棋会館に持ち込んだ元奨励会員・夏尾は消息を絶つ。

四ツ角三年二組の一番美しく人気もあった生徒・更紗が突如自殺する。 遺書もなくいじめがあったわけでもない。

警視庁捜査一課の箕島朗は、小菅の東京拘置所に向かった。 面会相手は死刑囚・明石陽一郎。

「君の選択肢に『No』はない。

埼玉県警の何森(いずもり)は、昔気質の一匹狼の刑事である。仕事一筋ながら協調性はなく、県内の警察署を転々としていた。

３人組アイドルグループのメンバー・青山柚莉愛。メジャーデビューを目指すも売り上げ目標を越えられず焦る日々。

自宅アパートの22階から飛び降り自殺した女子中学生シウマン。

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。

シカゴの街を震撼させる連続殺人鬼〈四猿〉と、事件を追う刑事ポーター。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

浪人生のくるみは「病み垢」で死にたいとツイートすることでストレスを発散していた。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。

無菌病棟、通称《クレイドル》。

雨の日には、読まないでください。

公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。

認知症になった益恵を、二十年来の友人アイと富士子が最後の旅に連れ出した。それは、益恵の人生の足跡を辿る旅。

太平洋戦争中に大陸で再会した二人の幼馴染矢島泰介と岩城智也は、必ず生きて帰り、ともに助け合って生きようと誓う。

始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。

出版社課長・秋吉の耳に衝撃的な情報が届いた。梶原局長の息子が謎の転落死を遂げたという。

殺人犯は、13歳。 法は彼女を裁けない――。

娘を殺されながらも極刑を望まなかった半田龍樹は、妻とも別れ、小さな居酒屋を始めた。 一見、平穏に流れる日々――。

4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。

倫理もなく、理屈もない。奇妙な出来事が、ただそこにある―。

就活に挫折して以来ずっと、実家でオンラインゲーム三昧の日々を送る“俺”に転がり込んだ伯父さんの遺産は、離島に建てられた館を丸々一棟。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

40歳独身の尚之は、お見合いパーティーで“サトウミサキ”と出会う。

私の仕事は無罪にすることで、 真相を明らかにすることではない。 30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。

秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。