友人の藤堂純に会うため京都へ向かうとき、美緒は純の叔母・熊谷由季子を見かけた。

京都・鴨川の河川敷で、女の変死体が発見された。四日後、東京・清澄白河のマンションで男の腐乱死体が見つかる。

函館・赤レンガ倉庫群近くの海で発見された水死体。水産会社を経営する一ノ瀬祐二だった。

寝台特急「サンライズ出雲」の車中で、絞殺死体が発見された。被害者は代議士の妻、夏目冴子。

愛する息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂宏樹、我が子を殺めながら無罪判決を受けた平沼香織。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

雅江と英理佳は、小学四年生の頃、まるで双子のように仲良しだった。

ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。

推理作家の荒木とともに向かった信州・穂高の別荘で、編集者の笹谷美緒は、荒木の妻の絞殺死体を発見する。

17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。

新人作家・鳥海昌夫へ処女作の見本を届けるため、笹谷美緒は札幌を訪れた。

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。

東京に住む男の大学生が熱病に冒され、やがて国際伝染病に指定された致死率70パーセントのエボラ出血熱の真性患者と判明する。

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。

とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。

女優から画家に転身した日下部沙織が東京・多摩湖畔の自宅寝室で殺された。第一発見者は夫の稔。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

小規模なテロが頻発するようになった日本。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです! 麻美が富山に電話を掛けると、知らない男の声が返ってきた。

殺人犯の弁護を任された新米弁護士。

鎮魂と慟哭のミステリー! 大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。

北海道釧館(くしだて)のホテルで起きた殺人事件。殺されたのは有名な精神科医・隈本洋二郎。

古新聞に頭部を包まれ、口に13本の「仁」の金属活字を押し込まれた遺体が発見された。

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まった―。

富山空港での飛行機が墜ちた。死者二十人、負傷者多数。

東京五輪プレマラソンで大規模な爆破テロが発生。救急救命士の向井圭吾は地獄絵図と化した現場で救助活動にあたる。

美緒は、担当する作家の西崎彩から、相談を受けた。“The Judge”と名乗る相手からの不審な手紙。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。

太陽の塔、USJなど、大阪の名所で連続爆破が発生。

密輸された蝶の蛹は、猛毒を持つ蝶が擬態したものだった。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

迷宮入りが囁かれる一家四人殺人事件の現場で遺族をキャストに再現劇を行い、犯人をあぶり出す。

顔面を殴打された遺体が見つかった。傍には「品」「蟲」の赤い文字が―。

北海道大沼で雪の中から、平田の射殺体が発見された。

かの文豪も越えたという天城峠――。

脳疾患で入院中の老人・糸島末彦が失踪した。

不治の病を患う作家有森が失踪。

一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

突然、死んだ夫は名前も職業もすべてが嘘だった。真実を求めて、雅代は彼の遺した小説を読み進める。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

「母を死なせた犯人を捜したいんです」旅行作家・茶屋次郎の元に広島から細谷水砂という若い女性が訪ねてくる。

上高地で有馬英継の刺殺体が発見された。安曇野で農業を営む二十歳の青年だ。

旅行作家・茶屋次郎は、知己の翻訳家・中野麻子から、障がいを持つ弟・伸之助の捜索を依頼された。

編集者の美緒は幼馴染の美由樹から相談を受けた。叔母の悦子が何かに怯えていると―。

池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十カ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。