今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。

「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。

太平洋戦争末期、疎開先から逃げ出した梶原兵吾少年は、一人の老婆が留守を預かる不思議な屋敷で宿を借りることに。

事件の結末さえも伏線。

乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。

傑作短編集、新装版で再登場　　　　　　　電波オタクの予備校生が聴いた不思議な隠語「カチカチドリを秋葉原で飛ばせ」の意味は。

米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。

真藤数馬は冴えないオタクだ。無職でもちろん独身。

スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。

冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。

写真を見た二之宮彩子は、十ヶ月ほど前に自らが被害者となった、身代金目的の誘拐事件の顛末を語り始める。

宴席の最中だった。突然部屋の中に入ってきたのは「鬼」―祭で使う鬼の面をつけ蓑をまとった「鬼」だった。

消失死体がまた元に戻る!?完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇―。

スクールカウンセラーを勤める薬師寺香澄は、天才的な頭脳をもつ美貌の男性・桜井京介と共に下町にある大学教授の自宅に寄宿している。

1996年、旅行代理店勤務の名探偵・水乃サトルは、部下の由加理と東尋坊で銃殺事件に遭遇。

閉ざされた中庭（パティオ）が惨劇の始まり 一族を次々襲う奇怪な死。

地元弱小新聞の自称エース記者・折原けいに殺人容疑が?京都の裏情報を取材に来ていたフリーライターが毒殺され、接触していた彼女に警察が目をつけたのだ。

昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。

あの殺人ゲームが帰ってきた。ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。

そのデパートの屋上では、いつも不思議な事件が起こる。飛降り自殺、殺人、失踪。

『僕は―ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。

半分に千切られたトランプ、血染めの五芒星、握られた釣り餌、口の中の割れた茶碗、鼻の穴に突っ込まれた指……凶悪事件現場に遺されたあまりに不可解なダイイング・メッセージ。

ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。

私立W大学文学部教授・神代宗 学生時代の冒険と事件。

“不惜身命”仏道のために一命を賭して西蔵(チベット)の聖地・拉薩(ラッサ)を目指した仏教者がいた。その名は能海寛。

1980年秋、突然の養父の死。神代宗は傷付いた心を埋めるため訪れた北の町で、謂れなき殺人の罪をきせられてしまう。

函館の西郊に海に臨んで建つ、白いモダニズム風邸宅、雪華荘。

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。

イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。

雪の密室と化した“さいはての館"。

1985年、博多の町を騒がす高校生コンビ、鴨志田鉄樹(通称テッキ=俺)と根岸球太(通称キュータ=オレ)。

突然この世を去ってしまった、義兄・最上圭一。

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には十五人の生徒だけ。

インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。

満開の桜の中に埋まるように建つ洋館―桜館。

「君にこの謎が解けるかな?」W大学文学部教授の神代宗のもとに奇妙な手紙と小箱が届いた。

探偵活動を再開した二階堂蘭子の下に、洋蘭の栽培家・賀来慎児が脅迫されている、との相談が。

アジアの風土とヨーロッパの文化の配合が作り上げた物語の宝石箱。名手が心を込めて織り上げた、絢爛たる幻想ミステリ集成。

考古学者のルカが姿を消した。

伝説の名女優・神名備芙蓉が二十八年ぶりに復活。

明治に建てられた洋館、月映荘。惨劇は再びここで起こった。

名探偵・信濃譲二が帰ってきた！　　　　　七つの小説すべてが読者を驚愕させる。

高校に通わなくなって数ヵ月。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

人の不幸のみを予言する謎の占い書「フォーチュンブック」。

本州最南端の半島沖の孤島に建つ巨大な洋館。

19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。

かつて、マレーシアの密林からかき消えたシルク王、ジェフリー・トーマス。

何の変哲もない家で、主婦の死体が発見された。

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。

藍川芹の滞在する〈聖天使宮〉での連続殺人。封印された一族の過去に揺曳するナチズムの影と六本指の手痕。

三姉妹の長女・百合が次女を殺した。

日々是好日？　骨董品をめぐって今日も事件が…。 いつも開店休業状態の下北沢の骨董屋・雅蘭堂。

艶やかに咲く枝垂れ桜の下で、老人が毒を盛られた。容疑者は彼の美しい妻、だが物証はない。

はじめてのガールフレンドは、深い闇のような秘密を抱えていた(「ブルーハート、ブルースカイ」)。

都内にありながら、深い森に囲まれた全寮制の北斗学園。