未曾有の大量殺人事件が発生した町へ通じる道路はすべて封鎖された。

世界は終末のときを迎えていた。

“景観荘”ホテルはコロラド山中にあり、美しいたたずまいをもつリゾート・ホテル。

不老不死を実現する野望に取りつかれた天才的遺伝子工学者、エリック・リーベンは自らに施した遺伝子工学的処置〈ワイルドカード〉によって死から蘇った。

70歳の老人、ラルフの睡眠時間は日に日に短くなり、ついに幻覚を見るようになる。

80年代の本読みを即死させた究極の徹夜本! 彼女が危機に陥るたびに、その男は雷鳴とともに彼女を救いにやってくる。

オッド・トーマスは南カリフォルニアの町ピコ・ムンドに住む20歳のコック。彼には特異な能力があった。

死者の霊が見える青年オッド・トーマスのもとに、知り合いの医師の霊が現われた。

森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。

「おまえは悪魔の申し子だよ」狂信的な母、スクールカーストの最下層…悲劇はその夜、訪れた。

カリフォルニア北部の美しい海辺の町ムーンライト・コーヴ、ここでコンピューター会社を経営する天才的頭脳の持主シャダックは、「新しい人類」による「新しい世界秩序」の樹立を夢みている。

心の平静を求め、シエラネヴァダ山脈にある修道院に滞在していたオッド・トーマスは、12月の深夜、ボダッハ“悪霊”を発見した。

小さな町での講演会に出た帰り、テスは山道で暴漢に拉致された。

ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。

大邸宅に住むハリウッドの若き女性脚本家ヒラリー・トーマス。華々しい成功を目の前にした彼女を突然の侵入者が襲った。

高機能自閉症で言葉を発した事のない11才の少年ウッディ。

“早く、早く死ななきゃならない"。 海兵隊員の夫が、ナイフで自らの首を掻き切る前に書き遺した言葉。

奇妙に静かなその夜、男は路地裏で目を覚ます。手元には見なれぬ旅行鞄がひとつ。

雪のシエラ山中でバス転落。

どこからともなく現われ、あわやの瞬間に人命を救い、ジムとのみ名乗って消えた男。驚くほど青い眼をした男。

少年の日に体験した恐怖の正体は。二十七年後、故郷の町でIT(それ)と対決する七人。

タフでクールな女コニーと、まじめで理性的な男ハリーは、カリフォルニア警察の特別プロジェクトに携わる警官。

自分とそっくりの顔、そっくりの声。撃たれてもすぐに立ち上がり、どこへ逃げても追ってくる。

ある夜、異常犯罪者に襲われた少女を救った青年チェイス。

冬なお暖かく、陽光あふれるカリフォルニアのコスタメサ。

女は政府の特殊機関ＳＷＡＴに追われているらしい。

「メアリー・バーゲンか…」透視能力者メアリーに追いつめられ、警察に射殺された殺人犯は、なぜ最期に彼女の名を呼んだのか?それは新たな大量殺人の前兆だった。

オッド・トーマスは、海辺の町に引き寄せられるようにしてやって来た。

耳について離れない名前「バーソロミュー」とは、犯した女が産んだわが子のことか?モラルなき怪物・ジュニアの激烈な思い込みは、息子への殺意に彼を駆り立てる。

LA市警の警官ジャックは、ガソリンスタンドへ滑りこむレクサスの美しいボディを見るともなく眺めた。いい車だな。

―視覚プログラムと薬剤を使って人間の心を自在に操る…。ペンタゴンの研究員ソールズベリの恐怖の研究。

ベトナム戦争から生還し、アメリカで再起を果たしたジェスが手に入れた念願のマイホームには、地下室へ降りる階段があった。

機械知性が支配する近未来の地球。

少女メラニーは、雨に濡れる街角を全裸でさまよっていた。

世界的登山家のグレアムは、転落事故のショックで透視力を得た。

「ここに半分ある。

銃撃戦で相棒を失い自らも重傷を負った刑事スコット。心の傷を抱えた彼が出会った新たな相棒はシェパードのマギー。

冬季閉鎖中のホテルで起きた惨劇から30年。

精神科医キャロル・トレーシーが車でひとりの美しい少女をはねたのは、期待していた養子縁組が延期された直後のことだった。

ドッグ・レスキューとして虐げられた犬の救護に情熱を傾けるエイミーは、その夜、恋人のブライアンとともに不思議なゴールデン・レトリーバーを助けた。

深夜、11歳の少女ペニーが耳にした不審な物音。

スーザンは見知らぬ病院のベッドで目覚めた。

トッドは明るい性格の頭の良い高校生だった。ある日、古い印刷物で見たことのあるナチ戦犯の顔を街で見つけた。

凄絶なミステリー 類（たぐ）い希（まれ）な恋愛小説 第9回　大藪春彦賞受賞作 26年前の捜査資料と、中央通信の道平（みちひら）記者は対面した。

天才科学者フランケンシュタインによって創造された怪物は、現在まで生き延び、デュカリオンと名乗っていた。

穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。世界は地獄へと姿を変えた。

おばのトレーラーハウスに身を寄せ、職探し中の美女ミッキー。自らをミュータントだと語る、手脚が不自由な少女レイラニ。

フィラデルフィアから妻の待つサンフランシスコへ、義弟を連れサンダーバードで大陸横断五〇〇〇キロの旅に出たアレックス。

チェットとバーニーは、ドッグショーのチャンピオン犬のボディガードとしてやとわれるはずだったが……。

女子高生失踪事件をめぐる、探偵バーニーと最高の助手犬チェットのハードな日々。

川沿いの芝生で目覚めた男は所持品の大半を失い、自分の名さえ思い出せない。しかも全身がやけに痛む。

ベッドの枕に置かれた封筒。中には祝福の手紙(「きみはついてるな!」)と25セント硬貨。

不思議な機能を持ったワード・プロセッサと、それを手に入れた男の運命を描いた表題作『神々のワード・プロセッサ』、テレポーテーションされる少年の恐怖を描いたSF『ジョウント』、そして、猿のシンバルの音にこめられた死の影『猿とシンバル』など、ホラー王キングの短編

NYの宝石店で3人が惨殺された。名探偵リンカーン・ライムが調べるが、現場には不可解な点が。

水飢饉対策に氷山を曳行して溶かして使おう―壮大な計画のもとに予備基地を設営した遠征隊に思わぬ危難が襲う。

ヴィクターの研究所の所在地を知ったデュカリオンは、彼の野望を阻む手がかりを探すため、その中に潜入した。