パディントン発4時50分
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
パディントン発4時50分の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
パディントン発4時50分の総合評価:
7.79/10点 レビュー 38件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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第二次世界大戦で英国、フランスがドイツと戦った時代が終わった。
その時代背景が残っている物語です。
登場人物の「エドマンド」は、その戦争で戦死しました。
長男エドマンドには、フランス人のマルチーヌと結婚したという噂がありました。
「彼が戦死する直前に、フランス人女性と結婚するつもりだった、あるいは結婚した、という話をお聞きになりましたか?」(339頁)
こういう噂から、殺された女はマルチーヌだったのでは、という推理につながっていきます。
こんな調子ですから、噂が噂を呼んで……。村の人たちは、とにかく噂好きなんです。
警察は地道に聞き取り調査を続けますが、噂が混じりこむので、よけい混乱します。
警察関係者には推理力が不足しているので、殺人容疑者を絞り込めないでいます。
いくら聞き取り調査を続けても、埒があきません。
そのうち、別の殺人事件がふたつも起きます。
こんな村人たちの支離滅裂な根拠のない噂話には、マープルは慣れています。
噂話の中から、直感的にクールに推理のストーリーを組み立てていきます。
推理なので、証拠が不十分です。
不足の情報は、老体にもかかわらず、自ら情報収集していきます。
マープルは、あと、どのような証拠が必要なのかを考えます。
まるで探偵のように根気強く。
そしてマープルは殺人犯人に自供させるために、最後は芝居を打ちます。
この芝居によって、殺人犯人は観念し、本性を表します。
ここが面白い。
マープルの「ちょっとした作戦」(414頁)なんですが。
「殺人の目撃者(傍点あり)がいたんです」(409頁)とマープルが詰め寄ると、
「このばばあ」(409頁)と、殺人鬼は言葉遣いまで急変して本性をあらわしました。
マープルの作戦、大成功です。
「後ろ姿にだってその人らしさがあるものだ」(413頁)
それにしても、
遺産を受け取る人数が少なくなるほど、山分け分が多くなると考えて、
殺人を繰り返すなんて!
人間を狂わす金(かね)。
金銭欲にかられた殺人。