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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 341~360 18/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.187:
(7pt)

独特の世界観

風景描写がいいですね!
まるで筆者と同じ道を歩き、同じ物を目にしているような、繊細な表現が好きです。
独特の世界観があるので、ゴダード作品をまだお読みでない方に是非お薦めです。
千尋の闇〈上〉 (創元推理文庫)
ロバート・ゴダード千尋の闇 についてのレビュー
No.186:
(7pt)

タイトル良し!表紙も申し分なく!

英語のタイトルよりも、「出口のない農場」の方が断然いいですね!
淡々と読み進めると、こちらが想像していた内容とは段々違ってきて、あとは追い掛けるのが精一杯?
こういう風に「このミステリーについてこい!」とばかりに、読者を置いてきぼりにする感じも悪くないですね~。
ミステリーではあるのだけど、推理だけに終わらず、ちゃんと人間ドラマにするところが、この作者の強みかもしれません。
残りの小説も是非読みたい!
出口のない農場
サイモン・ベケット出口のない農場 についてのレビュー
No.185:
(7pt)

キング氏の作品としては物足りなさもあるが

キングの世界に浸るには十分でした。
しかし!長い!途中飽きちゃいそうでした。
「ニードフルシングス」ほどぶっ飛んでなく、「IT」ほど現実離れしていることもなく
ほどほどにアチラの世界の物語でした。
これ読むと、また「シャイニング」を読みたくなるなぁ~。
ドクター・スリープ 上 (文春文庫)
No.184:
(7pt)

力作だと思います!

主人公の行動は別として、ミステリーとしては力作だと思います。
ただ、難点というか、分かりにくかったのが、お互いの会話の掛け合いがイマイチ自然に思えなくて
これがこの国では普通のことなのか、それとも翻訳がマズイ?のか・・・。
もう一冊読んでみて、果たしてその答えは出るのか?近々また挑戦します!

子守唄 (創元推理文庫)
カーリン・イェルハルドセン子守唄 についてのレビュー
No.183:
(7pt)

すごーく長い小説ですが

最後まで頑張って読むと・・・。

初めてのオコンネル小説でしたが、思っていたよりも私好みで、読みやすかったですね。
主人公のルージュのイメージがなかなか掴めませんでしたが、シックスセンスの子役ハーレイ君がハンサムに成長した感じ?
その他の人物像は一人一人丁寧に書き上げてあったので、割と分かりやすかったですね。
今後オコンネル小説が楽しみです。
クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
No.182:
(6pt)

出だしは良かったのですが

ジェットコースターミステリーみたく始まって、これは面白そうと思ったのですが・・・。
何がいけないのかな~。
主人公もワイルドだし、ストーリーも悪くないと思うのだけど。
あれもこれも詰め過ぎて、とうとう最後は破裂してしまったような?
出だしが良かっただけに、ちょっと勿体ないですね。


調教部屋
ポール・フィンチ調教部屋 についてのレビュー
No.181:
(4pt)

作者は何を語りたかったのか!

とても人様にお薦め出来る小説ではありません。←というのが、率直な感想です。
他の方は面白いとか、歴史の勉強になるとか、こういう心理サスペンスが読みたかったの!とか・・・
色々とご意見はあると思いますが、私は全く面白くありませんでした。
やっぱり、普通に?殺人事件が起こって、普通に?名警視が登場して(そして、彼の回りには個性的な役者が揃っている)
犯人を捕まえる!←こういうのが一番いいですね!

血の探求
エレン・ウルマン血の探求 についてのレビュー
No.180: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

1965年に書かれた小説としては画期的だったと思う

昭和でいうと、40年。
その頃書かれた小説としては、斬新で読んだ人達は皆驚いたと思う。
公衆電話や電報が出てくる場面になると、「あっ!これは古い昭和40年の物語だった!」と気付くのだけど、
そういう電気機器が出てこない場面では、現代の物語とそれほど変わらなかったりする。
(ただ、捜査の方法としては、昔はこれで良かったのだろうけど、今は違法じゃないのかな~)

表紙良し!
翻訳もタイトルも良し!
ヘニングマンケル氏が献辞を寄せていたのは、読み終わったあとのサプライズで感動ものでした!

刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫)
No.179:
(6pt)

つまんないとも言えず、でも、愛着が湧く気配あり。

ミステリーというよりも、青年の?ちょっとしたヒューマンもの。
過去は別として殺人事件が起こるわけでもなく、場面場面ではユーモラスな会話もあって
読みやすくはありました。
でも、人にお勧めするような斬新さ?それと、これ!といった忘れられない描写もなかったので、6点!

このボーッとした雰囲気?真綿にくるまったような温かさが好きな読者もいらっしゃるのでしょうね。
私の好みではなかったけど、読者評価の良い「風の影」は、読んでみよう~っと。
天国の囚人 (集英社文庫)
カルロス・ルイス・サフォン天国の囚人 についてのレビュー
No.178:
(8pt)

はじめてのアンクリーヴスもの

期待しないで読んだ方が上手く?いくって、やっぱりあるんですね。
シェットランド島を舞台にした小説は前にも何冊か読んでいるので、地理的なことが頭に入ってきやすく、その点は読みやすかったですね。
登場人物も個性的で分かりやすく、一々「登場人物の欄」をチェックしなくても、すぐ分かるようになりました。

読みやすい!
分かりやすい!
これも、ミステリーを読む上では重要だと思います。
頭の中で整理されているから、舞台にものめり込めるし、描写がスッと入ってきます。

この本はミステリーを楽しむというよりも、そこで暮らしている人達の生き様?心情にどれだけ此方の気持ちが投入できるか・・・。
物語が進むように、感情も自然と一緒に動いてゆく・・・。
その点で成功した上質のミステリーだと思いますね。

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)
アン・クリーヴス大鴉の啼く冬 についてのレビュー
No.177: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

全く好みじゃないのに、惹かれるって?複雑な生き物。

まず、表紙が全く好みじゃない!
でも、翻訳は「この人の訳って、好き!」「確か何冊か読んだような~」
内容は、とりたてて(ミステリー好きな方にとっては)目新しい?ものもなく、淡々と進んでゆきます。
この展開なら、前に読んだ本の方が断然美味しかったな~(と、思いながら)

主人公のセバスチャンは、全く好みじゃない!
というか、好み以前の問題で、なんともまあ~こんな人が主人公だなんて!この本は失敗だったかな~。
というのが、中盤までの印象でした。

いつもなら、7点?の出来だったのですが、最後セバスチャンを抱きしめたくなったので、8点で!
2作目3作目と出ているようで、きっとどちらも面白いはず!

犯罪心理捜査官セバスチャン 上 (創元推理文庫)
No.176: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

今年ナンバーワン!

9点をつけたのは初めてかも?!
表紙もいいし、タイトルもいいし、これは面白そうと思って読みはじめてみると・・・・。
数ページで「これって、私の好み!」すぐ分かりました。

何も知らない遠いオスロの物語なのに、会話も風景描写も自然と頭に入ってくる(これは翻訳の巧さかも)
登場人物も個性的で(ちょっとずつ人間離れしていて、特徴が愛らしいくらい)魅力的!
話の流れも飽きさせない?演出(これは作者の構成力)
ゆっくり場面場面を堪能しながら進めるつもりでしたが、途中からもう止まりませんでした。

「特捜部Q」シリーズみたいに、どんどん書いて欲しいなあ~。

オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン
No.175:
(7pt)

悪くはないのだけど、ちょっとね。

ミステリーがお好きな方にはちょっとお薦めはできないかな~。
途中までは、というか、最終局面を迎えるまでは面白かったのですが
(食事の風景とか、会話の面白さとか、読み応えはありました)
最後がアレなら、最初から読まない方がいいのかもしれません。

中盤まで痛快だったので、どうしてこのミッチェルスミス氏が人気ないのだろう??と、不思議に思うほどだったのですが
最後まで読むと、これが小説といえるのか?!

スミス氏の小説を読むことは、もうないのでしょうけど、いいものを持ってるだけに、残念でした!

沸点の街 (新潮文庫)
ミッチェル・スミス沸点の街 についてのレビュー
No.174:
(7pt)

日本語でいうと、simpleは簡単なという意味をまず考えると思いますが

この本の場合は、「簡単な」というより、「愚かな」と考えた方が合うと思います。
話は単純で皆が皆そうするだろうという、何の変哲もない進み方で、
登場人物の心理描写は確かに上手いと思います。でも、それ以上の魅力がない!

ただ、今までの経験からいうと、こういう本って、数年経っても忘れないんですよね。
パッとしなかったけど、妙に印象に残ってしまう・・・。
たぶん、それは主人公の深ーーいところまで此方の気持ちが入り込んでしまうから?
もう一度読むと、その答えが出るのかもしれない。


シンプル・プラン (扶桑社ミステリー)
スコット・スミスシンプル・プラン についてのレビュー
No.173: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

長い!ここまで読むと、現実味がなくなる?

メキシコの麻薬カルテルについては、なんとなくニュースで知っていましたが
ここまで殺人や遺体損壊、バラバラなどの描写を読むと、現実に起こっているようには思えず
まるで全部が夢(あるいは、想像の世界)のような(小説そのものは、フィクションで、現実のニュースを題材にしているのですが)
感じになってしまう。
良く出来た小説だとは思うのだけど、私的には、ウィンズローは無理!
「フランキーマシンの冬」も全く好みじゃなかったけど、読者と作者の相性って、やっぱりあるんですよね。

ザ・カルテル (上) (角川文庫)
ドン・ウィンズロウザ・カルテル についてのレビュー
No.172:
(7pt)

一見、グリシャム風

上巻と下巻に分かれています。
上巻は途中止めようかと思うくらい退屈で、流し読みしたところもありました。
下巻に入ると段々と面白くなってきて、半ば過ぎからは、ジェットコースターものみたく、最後まで一気に読んでしまいました。
雰囲気はちょっとグリシャム風ですが、グリシャムよりも、男性向きかもしれません。

「熊と踊れ」もそうでしたが、この作者(作者たち?)は、凝り性というか。あまりにも練りすぎる感があるので
途中のだらけてしまう点をもっと違うものにして欲しいなぁ~。
着眼も良いし、ちょっと人情っぽいとこもあるので、もっともっと良い小説が書けるんじゃないかなぁ~、
もっとミステリーを書いて欲しい!

三秒間の死角 上 (角川文庫)
アンデシュ・ルースルンド三秒間の死角 についてのレビュー
No.171:
(5pt)

残念!

筋としては面白い題材だと思うのだけど、色々詰め込みすぎて肝心の事件が曖昧に?なってしまい、
最後までぼやけた内容で完結?!
これって、どうなのだろう??

タイトル良し!表紙も良し!
でも、肝心要のミステリーが、だめだめでは、あぁー、残念!


冬の生贄 下 (創元推理文庫)
モンス・カッレントフト冬の生贄 についてのレビュー
No.170:
(8pt)

よくできた小説だと思います

2人の合同作品だということで、納得でした。
一人一人の知能で構成するのと違って、多種多様に構成されていて
読む人を最後まで飽きさせないところは、脱帽ものでした。
(ホント!最後までサービス精神?満載ものでした)
これだけしっかりとしたミステリーを読めたことは、読書家で良かった!と。

ただ、北欧の人の名前って、(名前だけで男性か女性かも判断できないほど)難しいので
登場人物をちゃんと押さえることも、大事ですね~。

交霊 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ラーシュ・ケプレル交霊 についてのレビュー
No.169: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

フィンランド特有の

面倒くさい主人公だな~と、思っていた点も、読み進むにつれて理解出来るようになりました。
物語としては面白かったのですが、途中のフィンランドの歴史?に関しては、頭が痛くなってきて
ザッと読むだけになってしまいました。


凍氷 (集英社文庫)
ジェイムズ・トンプソン凍氷 についてのレビュー
No.168:
(7pt)

設定は少し古さを感じますが

今なら突っ込みどころ?ありと思われるとこも、まあーお愛想ということで
全体的には面白いミステリーでした。
多少犯人側に立ちすぎかな~と感じる点もありましたが、でも、昔のミステリーって
犯人側に立つ・焦点を合わせる本が多かったようにも思います。


ダイヤル911 (ハヤカワ・ミステリ文庫―カウフマン警視シリーズ)
トマス・チャステインダイヤル911 についてのレビュー