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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 441~460 23/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.87:
(7pt)

四部作の中では一番好き。

遠く離れた北欧の出来事なのに、すごく身近に思えてしまう。
これぞ文章力と翻訳の素晴らしさではないでしょうか。

「冬の灯台が語るとき」から読んでしまったので
もう一度刊行された順番で読みたい。(「黄昏に眠る秋」は省く)
魅力的な老人と、その娘たち。
老人を取り巻く人々の優しさ。強さ。
憧れるなあ~。

赤く微笑む春 (ハヤカワ・ミステリ)
ヨハン・テオリン赤く微笑む春 についてのレビュー
No.86:
(6pt)

再読はないと思うけど

よく出来た小説だと思います。
難点は、策に溺れた感がなきにしもあらず・・・・。
テオリン氏の文章力は他よりも抜き出ているのだから(もちろん翻訳も)
自然を自然のままに、人を人のままに描いてちょっぴりミステリー風味が良いと思うのだけど。




黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ヨハン・テオリン黄昏に眠る秋 についてのレビュー
No.85:
(6pt)

ちょっと酸っぱいワインを飲んだあとのような

酸っぱさだけが舌に残ってしまう。
期待して読んだ割には、つまらなくて、とても人にお勧め出来る内容ではないのですが、でもなんだろう・・・。
ずっと記憶に残ってしまう小説なんですよね。
ほとんど記憶に残らない本もあるというのに、この本は忘れられない。

でも、再読はちょっと辛いかな。




わらの女【新訳版】 (創元推理文庫)
カトリーヌ・アルレーわらの女 についてのレビュー
No.84: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

スティーブンキングの

「ニードフルシングズ」って、好きなんですよね。
(評判はイマイチ?かもしれませんが)
そのニードフル的な(もっと現実的な)町にハードボイルドな探偵がやってきて・・・。というお話し。

「血の収穫」あるいは「赤い収穫」の方が一般受けはいいかもしれません。
特にハードボイルドなので男性は好みかもしれません。
でも、私はやっぱり「ニードフルシングズ」の方が断然好みです。


血の収穫 (創元推理文庫 130-1)
ダシール・ハメット血の収穫(赤い収穫) についてのレビュー
No.83: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

秋の夜長に

読みたい本の1つです。
多少急いで読んだせいか、もう一度ゆっくりと味わいながら読んでみたい。
物語の展開よりも、最初からじっくりと読み返したい本です。
最近読んだ本の中で、実際にもう一度読み返したのは、「ハンニバル」と「哀しみのイレーヌ」だけ。
ゆっくりと文章を楽しみたい本って、やっぱりあるんですよね。


幻の女〔新訳版〕
ウィリアム・アイリッシュ幻の女 についてのレビュー
No.82:
(5pt)

はまる人もいるかも?しれない

初めての「ハーカウェイ」でした。
話がゴチャゴチャし過ぎてて「読みにくいな~、しかも長っ!」
話の飛ばし方が誰かと似てる・・・ギャグ・異色・突飛な発想・・・
伊坂幸太郎氏の小説は三作ぐらい読んでいると思います。
彼と似てるなぁ~と。

あ~本格化小説、それも飛びっきりのミステリーが読みたいなぁ~というのが読後の感想です。


エンジェルメイカー
No.81:
(2pt)

期待してたのに、愕然!

久々のエルロイでした。
(多少よみにくかったけど)LAコンフィデンシャルっぽいものなのかな~
それともブラックダリア的な「犯罪に鉄槌を!」っぽい仕上がりになっているのかな~
などなど期待していたのですが。

ものすごく読みにくい流れ。
この本を手に取られる方には「登場人物のリスト」を最初に作って
それから読み出されるのをお薦めしたいものです。
私も途中からリストを作ろうかとも思ったのですが
内容的にそれほど努力することもないっか~と、取りあえずページを進めることに集中しました。

ジェイムズ!どうしてこんな長いだけで面白くもない小説を書いたの?
ホント!聞けるものなら聞いてみたいです。


背信の都 上
ジェイムズ・エルロイ背信の都 についてのレビュー
No.80:
(8pt)

思考が似てる

まるで私の独り言を読んでいるような小説。
人の持つ表と裏。
人が想像している私と実際の私。
久々にA-を付けるに値する小説でした。(最高点はA+)
今年読んだ中で確実にベストテンに入る作品です。

トリック、アリバイ崩し、どんでん返し、完全犯罪、歴史物
ミステリーにも色々ありますが、やっぱり作者の「腕」に寄るものが大きいんですね~。

夜の記憶 (文春文庫)
トマス・H・クック夜の記憶 についてのレビュー
No.79:
(4pt)

悪くない!でも、良くもない・・・。

ミステリーの構成、人物像、歴史観。
とりまくものは良く出来ているのだけど、文章が読みにくい!
これって何だろう?
翻訳のせい?それとも、元々の内容が凝り固まった文なのか・・・

出だしは良かったのだけど、途中止めようかと思うほどで・・・。
でも、最後まで読んだからといって、特別感動もありませんでした。


樽【新訳版】 (創元推理文庫)
F.W.クロフツ についてのレビュー
No.78:
(5pt)

何がしたかったんだろう???

ミスティックリバーが好きだったので、(きっと面白いだろう)と期待を膨らませながら読みはじめたのですが・・・・

はっきり言って、ルヘインには(こういう小説)は無理だと思います。
路線的には「ジェイムズエルロイ」
でも、エルロイのような徹底的に「潰す」ようなことはしない。
読み手が「そこまでしなくても!」と思うほど非情でもない。

彼は映画の「スタンドバイミー」みたいな?少年を主人公にした小説を書いて欲しい。
(ミスティックリバー路線の)

(本題から外れますが)
改めてジェイムズエルロイの凄さ?容赦ない筆致に改めて感心ですわ。




過ぎ去りし世界 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
デニス・ルヘイン過ぎ去りし世界 についてのレビュー
No.77:
(7pt)

こっちの方が好き!

「テオリン」二作目。
舞台が想像しやすいという点もあり、最初から読みやすい小説でした。

前回読んだ「冬の灯台が語るとき」よりも、この小説が私の好み。
ミステリー自体は、それほど意表をつくものでもなく割と平凡?ですが
人間模様というか、やっと北欧の生身の人に出会ったような、生き生きとしたものを感じました。

ミステリーは、やっぱり人が存在してこそ!なのだなあ~・・・つくづく。


夏に凍える舟
ヨハン・テオリン夏に凍える舟 についてのレビュー
No.76:
(6pt)

慣れるまでは大変!

初めての「テオリン」
風景描写から想像するものが即座に浮かばなくて最初はすごく読みにくい小説でした。
半分を過ぎると段々と作者が表現するものが割と掴めるようになって、最後まで読めました。

感想としては、もう少し「テオリン」を読んでみたい。
物語が終わって、「ハイ!おしまい!」とはならず、久々余韻を楽しめる作品でした。

冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ヨハン・テオリン冬の灯台が語るとき についてのレビュー
No.75:
(6pt)

「前世療法」がお好きな方なら

たぶん、「アイコレクター」もいけると思います。
彼の作品の中では「前世療法」が一番気に入ってます。
「ラジオキラー」は全く分からず、途中で投げ出したいくらいでした。
(でも、そんなに期待しないでくださいね!)
アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)
No.74:
(7pt)

こういうのが読みたかったの!

はじめての「フランクリンもの」でした。
こういう小説って好きだなあ~。
今年読んだ中でベスト10以内には無理だけど、ベスト20以内にはきっと入ると思う。
(ベスト10以内には、優れたミステリーが溢れてるので)
突出したミステリーではないけど、なんか心に残る小説なんです。
ねじれた文字、ねじれた路
No.73:
(3pt)

可も無く不可も無く

といいつつ、
あまり人には勧めたくないかも。

作者にとっては、展開そのものが楽しいのかもしれない。
でも、読者としては波乱ものなら波乱らしく?スピード勝負でいきたいのなら
その姿勢を崩さないで欲しい。

どうして読んじゃったのかしらん・・・。

死角 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
キャサリン・コールター死角 についてのレビュー
No.72:
(1pt)

期待してはダメです

グリシャムの本って、暇な時に読むといいよね~っと思っているそこのあなた。
期待して読むと裏切られます。

たまにはグリシャムでもと思って読み出したら・・・
まあーこの展開は良しとするか。
えええーーーーーそこまでするなら、もう少し轍を踏みましょうよ!
ったく、なにやってるの!

小説のスジとは別に要らぬ感想を持ってしまう。
ちょうどロボットを使って単純作業をしているような・・・といいますか
ただ単純にページが進んでいくだけで、主人公にもその他の登場人物にも全く興味を覚えなかった希有な本でした。
アソシエイト〈上〉 (新潮文庫)
ジョン・グリシャムアソシエイト についてのレビュー
No.71:
(1pt)

デミルの実力ってこんなもの?

最初から全く面白くない。
久々の壁本でした。


超音速漂流 (文春文庫)
No.70:
(5pt)

とにかく長い!長すぎる!

長編ものでも楽々読める私ですが
この「アップカントリー」は長すぎました。
長い割には面白みに欠けている。

男女が一緒になって解決する推理小説よりも、ガンガン突き進む主人公が好みなのだろう。一匹狼的な?
それと、ベトナム戦争ものは背景が悲惨すぎて読む気が起こらないのもあるかも。
「将軍の娘」で大活躍した主人公が全く魅力がなくなっていて、ちょっとガッカリものでした。



アップ・カントリー〈下〉―兵士の帰還 (講談社文庫)
ネルソン・デミルアップ・カントリー についてのレビュー
No.69: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

語り手の重要性

トリックは何処かで似たようなものを読んだような・・・。
登場人物も書き尽くされた感あり。

平凡な推理小説であっても、語り手次第では魅力的に読者は思うもの。
まあーこれが作家の腕によるところでしょうが。
期待して読んだわりには、どうでもよい内容でした。

髑髏城【新訳版】 (創元推理文庫)
ジョン・ディクスン・カー髑髏城 についてのレビュー
No.68:
(6pt)

二作目が面白いってあるの?

ナイスヴィルはあまり面白みもなく、話がゴチャゴチャしすぎてて
決して人にお勧めできるものではありませんでした。
確か投稿にも「もう二作目はいいかな?」なんて書いてたと思いますが
初めだけでも読んでみようと思って読み出したら、これがまあまあいいんです。

一作目で登場人物も話の方向も分かっているから面白いのか
或いは、話自体が面白いのか・・・・両方でしょうか。

途中一作目の軽い粗筋も書いてあるので、最初から「ナイスヴィル2」でもいいかも。

「ナイスヴィル3」も出ているみたいなので、是非読まねば。
ナイスヴィル2〔上〕忍び寄る闇 (ハヤカワ文庫 NV)