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- ベトナム戦争 (3)
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ポール・ブレナー心の旅路、この小説を一言で称するならばこれに尽きるだろう。 | ||||
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長編ものでも楽々読める私ですが | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ずいぶん前に読んだのですが、心に引っかかる物があり、書くことにしました。 ネルソン・デミルのファンでこの本までのほとんどは、ワクワクしながら読みました。 しかし、この本は内容よりベトナム人に対する傲りが鼻につきました。 この後に書かれたリビアのスパイの話も少し不愉快でした。 南北ベトナムが統一されて、南のサイゴンがホーチミン市に変わったのに、戦後ベトナムに行ったときに、その国の人に対して、主人公がしつこくサイゴンと言い張るところ。 また、ベトナム戦争で敗れた哀愁のようなものが書かれていました。 そこには、今ベトナムで暮らす人の立場を思いやるものがなく、アメリカが引っかき回したベトナムへの謝意もなく。 例え、国の制度が違えども、その国に住む国民に敬意を払うべきだと思います。 アメリカの枯れ葉作戦でベトナムの人たちに、たくさんの死者・障害児をだしたこともわかっているはずです。 ベトナムは、あなた達の軍事ゲームのプレイコートではないはずです。 この作者は結局、アジア人蔑視なのかと思ってしまいます。 デミルさんも「アメリカは世界の警察」病に罹っている一人なのか。 もうずっと前ですが、アメリカの若者が原爆のキノコ雲のTシャツを、強さの象徴として着ているニュースを見ました。 日本に文句を言うとき「もう一度原爆落としたろか」というやくざまがいのことを言う若者もいました。 今では、ずいぶん変わっていることを期待したいですが、9・11後のイスラム系アメリカ人へのいじめとも言える差別もありました。 あれから時代は過ぎています。 同じ間違いをしないで欲しいです。 わたしはアメリカ映画、音楽、大好きです。 失望させないで。 日本では絶版になっているようで、よかったです。 | ||||
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前作「将軍の娘」のような謎解きミステリを期待すると大きく裏切られます。正直、真相には早い段階に気づきますし、登場人物のリストを見れば大体の想像がついてしまうのではないでしょうか。 本作は作者デミル自身の過去への旅を主人公であるブレナーに辿らせる一種のダイアリーであり、膨大なページ数のそのほとんどがベトナム戦争の歴史、文化や戦後の国家体制、人々の暮らしなどの解説をにさかれています。 話の聞き手役に、ヒロインであるスーザンを登場させていますが、自分は最後までこの偽り多き勝気な女性に感情移入できませんでした。そして彼女に依存しなければ、任務を遂行できないブレナーにも...。設定としては「将軍の娘」から1年も経過していないのに、ずいぶん老け込んだ印象になり、前作でパートナーだった女性をいとも簡単に裏切るなど、色呆けでプロらしさが全くないという感が否めませんでした。 前作から10年経って書かれた続編ということが原因なのでしょうか。デミル好きの私にとっては残念な作品です。 | ||||
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上巻は少し退屈。もうやめとこうかと思うかも。しかしこれは下巻への序章。ここから、ぐっと面白くなります。 | ||||
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文庫本上下巻で1600ページ弱におよぶミステリー大作である。 この長さを一定の緊張を保ちつつ読者を惹きつけ続けられるネルソン・デミルはやはり偉大なストーリーテラーであろう。 今回も主人公はポール・ブレナー、「将軍の娘」と背景構成は同じにもってきている。しかし、今回の舞台はベトナムに置きブレナー准尉の新たな舞台での活躍が新鮮である。 アメリカ人にとってのベトナム感は、我々日本人とは異なり一種独特の郷愁があるようで物語の通奏低音のように全編にわたって散りばめられており、単なる人探しの話を超える含みを与えているように思え、アメリカ人のミステリー作家にありがちな勧善懲悪、ヒーロー万歳的な軽さがない。 一方、物語の会話に含まれる軽妙洒脱でウィットにあふれるデミル節は健在であり、いいリズムとなっており読むものを飽きさせない。 | ||||
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面白かったです!著者自身ベトナムに対しては特別かつ複雑な思いがあるのでしょう。それが文面に表れていたと思います。個人的にはジョン・コーリーよりもポール・ブレナーの方が好きです。似たようなキャラクターだけど・・・ジョークもコーリーほどしつこくないような気がします。毎回魅力的なヒロインが登場するデミル作品ですが王者のゲームのケイトと今回のスーザンはあまり好きじゃないと言うか少しむかつく女ですね。まあ個人の好みでしょうが、 とにかく愛憎もつれる結果は見えているのになぜ?と思ってしまいます。そこは男の悲しい性なのでしょうか。東洋人蔑視の表現が多いと聞きましたがそれほどでもなかったように思います。蔑視と言うよりその辺も複雑な感情なんじゃないかなと感じました。 | ||||
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