ワイルドファイア
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ジョン・コーリーシリーズ4作目に当たる本作は正に狂信者達の戦争とも云うべき皮膚泡立つ恐ろしい物語だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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久しぶりにコーリーシリーズを読みましたが、核戦争の危機を描いた割には、舞台が田舎町の山荘内全てで完結してしまっていて、ずいぶんスケールが小さく感じてしまいました。 相変わらずコーリーの単独行動によって、自ら危機的場面を作り上げているだけに感じてしまいましたし、いくら読者にスリルを味あわせたいとはいえ、もう少しスキのないプロフェッショナルな行動をみたいものです。今作はそれが顕著に表れてしまいました。 | ||||
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この作者の本を初めて読みました。上下巻合わせた感想になります。 話のテンポは良く、また、シリーズ物ですが初めて読む人にも遜色がない内容になっており、非常に読みやすくなっています。 サスペンス、冒険小説をサックリ読みたいと思っている方には大変お勧めです。 ただし、あくまで個人的な意見なのですが、主人公と敵方に少々引っかかりました。 主人公が余りに優秀過ぎるのです。ほとんど難航なしに真実にトントン拍子に近づいていくのは少し違和感を覚えました。 敵方に関しては、昔の映画の悪役よろしく、わざわざ自分達の計画の肝に主人公を案内したりする点が頂けませんでした(案の定それが原因で主人公にやられます) シリアスな戦いを書いているとゆうよりは、ハリウッドのアクション映画風な戦いを書いているといゆう印象を受けました。 どんなタイプの展開を求めているかで、大きく感想も変わると思うので、購入される際には注意されたほうが宜しいかと思います。 | ||||
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上下巻合わせて1000頁を超える大作。9.11以降のアメリカとイスラムテロを題材にした軍事サスペンス物です。ワイルドファイアなる極秘機密事項が既に上巻の前半で明らかとなり、悪の主人公たる石油王、合衆国の要人達、そしてその結末までおよそ700ページ以上延ばしに伸ばす本作品は、この手のハイテク物が好きではない方にとっては、ちょっとつらいと思う。現に私も、デミルの小説なら「チャームスクール」、「将軍の狼」、「誓約」といった軍事サスペンス物の傑作にははまった方ですが、なかなかどうして本作品を読むのに結構退屈してしまった方です。彼の大ファンであった私ですが、ここ最近の作品には昔のような充実感満点の読後感を味わえなくなってきて、残念です。以前のような行き詰まるストーリーテリング的な作品を読んでみたいものです。 | ||||
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TWA800便の墜落事故を扱った「ナイトフォール」の続編ときいていたので、前作ではっきりと描かれなかった事故発生の理由が明らかにされるかと思っていたが、それについて直接的に触れた部分は一切なかった(何か暗にほのめかしている部分があったのかも知れないが、少なくとも私は読み取ることができなかった)。だから、前作の真相究明だけを期待する向きには本書は薦められないのかも知れないが、それでこの「ワイルドファイア」を手に取ることを止めれば確実に損をする!と断言してしまおう。いきなりネタバレ的なことを書いてしまったが、これは本書の面白さをいささかも減じることはないのでご容赦いただきたい。 とにかく圧倒的に面白く、そして恐ろしい作品である。 今回のコーリーには強力なモチベーションがあるため大いに感情移入することができ、また、「王者のゲーム」「ナイトフォール」で感じられたラストのモヤモヤ感も本作では一切なし。大いなる満足感と共に読み終えることができるのではないかと思う。 それにしても冒頭の「作者はしがき」で、作者個人は「ワイルドファイア」に類似した計画が実在すると信じているし、存在しないのであれば作成されるべきだと考えている、と述べている。もし実在するのであれば・・・なんと恐ろしい時代であることか。あらゆる意味で、我々人類は崖っぷちにいるのかも知れない。 相変わらす白石氏の翻訳は見事の一言。上下巻で軽く千ページを超えるが、一気読み必至の傑作である。 | ||||
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