将軍の娘



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    初公開日(参考)1994年04月
    分類

    長編小説

    閲覧回数4,197回
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    将軍の娘〈上〉 (文春文庫)

    1996年11月30日 将軍の娘〈上〉 (文春文庫)

    合衆国陸軍犯罪捜査部、相手が将軍でも逮捕できるこわもて集団。その通称CIDのブレナー准尉が任されたのは、基地司令官の一人娘でエリート美人大尉が手足を杭に縛られ、全裸で絞殺されたという、まさに猟奇事件。相棒のレイプ専門の捜査官サンヒル准尉はかつての恋人だ。N・デミル独壇場のミリタリー・サスペンスの傑作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

    将軍の娘の総合評価:8.50/10点レビュー 18件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全3件 1~3 1/1ページ
    No.3:
    (8pt)
    【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

    面白かったです。

    主人公ふたりが良かった。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (9pt)

    極上の作家に出逢った。そんな思いでいっぱい

    デミルの作品がアメリカで受ける。これはよく考えたらすごいことだと思う。
    自身ヴェトナム戦争を経験し、その時の軍隊経験を基に軍隊を舞台にしたミステリを物しているが、軍隊に向ける眼差しの厳しさは半端じゃない。『誓約』のときもそうだったが、今回扱われているテーマは被害者である将軍の娘が基地のほとんどの将校と体の関係を持っている淫売として描かれ、しかもそのセックス描写についても手を抜かず、ポルノ小説を読んでいるかのごとくである。通常高潔とされる将校を嘲笑っており、よほど自分の軍人時代に人間の卑しさ、醜さを観たのだろうと思う。

    今回はこの将軍の娘のレイプ殺害事件の真相をブレナーという陸軍犯罪捜査部の准尉がかつての愛した相手シンシアと共に、階級を超えて縦横無尽に駆けずり回り、明らかにするという内容。しかもFBIの介入が成されるまでのわずか4日間半で解決しなければならないというタイムリミット的サスペンスまで加えているのが贅沢だ。しかも外部機関による解決は先述の基地内部の将校全てが肉体関係を持っている事を開示させる危険性も孕んでいるというスキャンダラスな内容である。

    レイプ事件然り、またこの事件のシチュエーションを起こさせた前段の事件の内容然り、確固として存在する軍の縦割り社会の壁然り、扱う題材はかなりハードで陰鬱なのだが、デミルの筆は相変わらず洒脱で軽妙ささえ感じる。しかし、こういうシリアスシーンでの心理的駆け引きの薄氷を踏むような危うさでの緊張感はかっちり押さえており、読者の心をジェットコースターのように上へ下へ引き摺りまわし、その手はページを繰るのも止められない。
    今日本当は読み終わる予定ではなかったのだが、やはり最後が気になり、読んでしまった。デミルマジックにまんまと引っかかったのだ。

    しかしこれほどの人物を登場させ、その全てに区別がついたというのはすさまじい。デミルの今まで読んだ作品で人物が混同したことがない。
    今、私は極上の作家に出逢っている、そんな感慨が沸沸と湧き上がってくるのである。


    ▼以下、ネタバレ感想

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    Tetchy
    WHOKS60S
    No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (8pt)

    海外ミステリーファンなら

    自ずと話の展開が予想できる。
    予想しながら、こうなるんじゃないかな~と思いながらも、読むのを止められない。
    読めば読むほど引き込まれてしまう。

    「将軍の娘」を読むまでは、今年のナンバー1小説は「レッドドラゴン」だったのですが
    うーん・・・いい勝負になりそうです。

    タイトル良し、翻訳良し、
    単調になりそうな展開も力業で読者を捉えて離さない。
    やっぱり売れる作家の本って、腕力が凄いんだな~、
    ジェフリーディーバーよりも腕力はあるかもです。


    ももか
    3UKDKR1P
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.15:
    (5pt)

    ネルソン・デミルの面白さー炸裂!

    アメリカの有名人気作家であるネルソン・デミル氏の作品を初読みしてみた!
    軍組織内のモラルハザード、父親自身(将軍)が娘の事件をもみ消したがため
    生じた軋みと殺人事件。実に、展開の面白さと衝撃度があり、グイグイと読ま
    された。あまりの面白さに、当然のごとく、彼のデビュー作で話題性が高かった
    「哲約」をネットで注文。

    追記)さて、Amazon videoで1999年映画の「将軍の娘」を鑑賞しましたが、
    断トツに原作の方が良い出来です。映画は、原作の猥雑な感じがうまく表現
    されていません。
    将軍の娘〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:将軍の娘〈下〉 (文春文庫)より
    4167527308
    No.14:
    (5pt)

    鬼才が本領を如何なく発揮した傑作ポリティカル・スリラーの傑作

    アメリカのある基地で女性大尉が異様な死に方をし・・・というお話。

    女性の軍人が殺された事件を縦軸にしながらこの時点でのアメリカの軍隊内部の事情を横軸にしながら進むポリティカル・スリラーに数えていいと思われる作品。何故、女性大尉は異様な殺され方をしたのかを探る内に、その女性大尉の複雑な人間関係や過去が明らかになり・・・という展開はよくあると言えばありますが、そこはやはり名手デミルだけあり、ありきたりの作品にしていない所が流石と思いました。

    最後の方で明らかになる事件の真相がイマイチよく理解出来なかった部分もありましたが、全体としてはよくまとまった過不足のない娯楽読み物として、平均的なクォリティは軽く超えた面白い作品でした。特に、陰惨な事件を扱いながらもあまり不快にならない所が良かったです。原著刊行から30年くらい経っているのに些かも風化していないのも驚異的に思いました。切れ目なく40~50ページ続く文章は読み難かったですが、それ以外は文句なく☆五つです。

    鬼才が本領を如何なく発揮した傑作ポリティカル・スリラー。是非ご一読を。
    将軍の娘Amazon書評・レビュー:将軍の娘より
    4163147500
    No.13:
    (4pt)

    軍隊内の事件を取り上げて、確かに読ませるのですが、映画とどちらが・・・・・?

    アメリカ陸軍内という特殊な範囲での事件を取り上げて、しかもその捜査部の個性ある捜査官の行動と思考を丹念に記述しています。被害者が全裸で発見されるという特異性と事件の背景となる事実の積み重ねも丁寧に描かれており、主人公である捜査官の眼を通して話が展開していくだけに、独特の文章体を作り上げており、それが作品に独特の味を与えています。又、相棒となる女性捜査官との会話も時には軽快で、重苦しくなる内容を読ませ易くする効果を与えているのは、さすがにベストセラー作家らしい技術です。
     ただ、事件の核心となる被害者の士官学校時代のレイプ事件の取り上げ方があまりにもあっさりとしており、脇役的になってしまっていないでしょうか?その意味ではそれを事件の中心として取り上げた映画の方が、むしろ内容的にも迫力で勝っていたと感じるのは自分だけでしょうか? 映像、すなわちシナリオが原作を越えるということはしばしばあることですが、この作品に関しては映画の方が厳しい展開になって優れた作品となっているとしか思えないのです。特に父親である将軍と副官の描き方は原作では結局は「善人」としていますが、映画ではより厳しく身勝手な性格として描き、それだけ魅力のある人物像を作り上げています。
    将軍の娘Amazon書評・レビュー:将軍の娘より
    4163147500
    No.12:
    (5pt)

    ストレート

    文章のリズムが小気味よく、かつ分かりやすい。
    展開も軽快でどんどん読み進めたくなる。
    おすすめする。
    将軍の娘Amazon書評・レビュー:将軍の娘より
    4163147500
    No.11:
    (4pt)

    ユーモアとシリアスさが渾然一体

    軽口を叩きあいながら捜査を進める男女探偵コンビの味は、この作者ならではのもので
    ドイツ人上司カール・グスタフ・ヘルマン大佐との応酬も非常に楽しい。そのギャグが
    ピークに達するのが
    「こんな●●●●だらけの事件は始めてだぜ!」
    と主人公が嘆息する基地の乱脈ぶりなのだが、その笑いが悲劇的真相に一転していく中
    盤は、衝撃的だ。
    「たとえどんな状態でも、●がそばにいるだけでわたしは奇妙な幸せを感じていた」
    という関係者の述懐に強く胸を打たれないものはいないだろう。
    ちょっと残念だったのが、その後で犯人が割れるのが早すぎること。もう一ひねりあると
    期待してしまったし、読み落としかもしれないが、回収されていない伏線があるようにも
    感じた。
    将軍の娘Amazon書評・レビュー:将軍の娘より
    4163147500



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