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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数94

全94件 1~20 1/5ページ

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No.94: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アンネホルト氏、二冊目

前回「凍える街」を読んだ時は、ホルト氏の本はもういいかなと思ったのですが
また挑戦してみました。

「凍える街」よりも古い本になるのですね、この「土曜日の殺人者」は面白かったです。
主人公も展開も私好みで、これなら引き続きまた新しい本を読んでみようという気になりました。
嫌いにならなくて良かった!


土曜日の殺人者 (集英社文庫)
アンネ・ホルト土曜日の殺人者 についてのレビュー
No.93: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

精度は多少落ちたかもしれませんが、それでもゾクゾクする作家さんには間違いないです。

ロボサム氏の小説を初めて読んだ時のようなワクワク感は多少少なくなってはきています。
でも、好きな作家さんであることは間違いないですね。
それと話の内容に「慣れた」せいもあると思います。

これからもこの路線で頑張って大好きな作家さんになってほしい、タイトルも良し、表紙も好みです。

天使の傷 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイケル・ロボサム天使の傷 についてのレビュー
No.92: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

こういう小説好きです!

ドロドロとしたものが好きです。
「砂男」は正にピンポイントでした。
ケプレル氏の本は三冊目ですが、こういう感じだとどんどん読めそうです。
(というか、一冊既読でそれも好みでした。)

物語は意表をつくもので、そこに目がいきがちですが、人間の「闇」が上手く描写されていてその点が良かったです。
期待の持てる作家さんです。

砂男(上) (海外文庫)
ラーシュ・ケプレル砂男 についてのレビュー
No.91: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

必ず良いものがあるはず

「ブラックランズ」ほどの衝撃はありませんでしたが、ベリンダ氏の描く少年少女は(この本では少女ですが)ずば抜けて現実味があります。
それに加えて今回は父親像が群を抜いて書かれていたと思います。
あとはネタバレになるのでここまでです。


▼以下、ネタバレ感想
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生と死にまつわるいくつかの現実 (小学館文庫)
No.90: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

設定が昔のことなので、物足りなさもありますが

その分、時代を思い出させてくれるという良さもあります。
特に上流階級の生活ぶりが珍しさもあって興味深かったです。
女性はこういう設定って好みなのではないでしょうか。

ミステリーとしても上質で全く読んだことのないものでした。
この時代だからこそできる?それも筆者の狙いなのではないでしょうか、未読の方にはお勧めです。

ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)
No.89: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ホームズとワトソン君が記憶を呼び起こす

ホームズとワトソン君といえば、NHKのドラマです。
ベーカー街のあのなんとも言えない風景が浮かんできます。
作家さんの上手さなのか翻訳家さんの上手さなのか、あの頃の記憶が蘇ります。懐かしいな〜。

こういう気持ちになれたという点だけでも、私にとってこの「絹の家」は大成功です。
ミステリー自体は、それほど目新しいものはありませんでしたが、十分読ませる内容だと思います。



絹の家  シャーロック・ホームズ
No.88: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ヴァランダーファンの方には是非とも!

最終章と書いてあったのですが、ほんとにこれで終わりなのでしょうか。
続きがあったらいいな〜と願いを込めて「8」です。

ミステリーとしてもよく出来ていて、老体に鞭打って戦うヴァランダーが愛おしいくらいでした。
リンダもお孫ちゃんもいい味だしてます。
ずっとこのシリーズを読んできて、最後のタイトルが「苦悩する男」
彼にふさわしい題名と思いませんか?


苦悩する男 上 (創元推理文庫)
ヘニング・マンケル苦悩する男 についてのレビュー
No.87: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

やっぱりジョーは強かった!

シリーズものに関してたまにいえることですが、回を重ねるごとに下火になってしまう傾向がある中、このシリーズはジョー自身が年をとってしまっても、燃え盛り衰えを知らないようです。
ただ一つ不満があったのが、ネイトの出番が少なかったこと。
前回がネイト中心の小説だったので、作者としてはバランスをとったのかもしれません。

ネイトはどういうわけか魅力的な男性で、出てきた瞬間その場の(いい意味での)緊張感が生まれ、彼がどうするのか何を言うのか集中してしまいます。
次作に期待しましょう。




発火点 (創元推理文庫)
C・J・ボックス発火点 についてのレビュー
No.86: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

極上のミステリー、お勧めです

ホロヴィッツ氏の小説は毎回ワクワクしながら読み始めて、そして最後は(良い意味での)ため息をつく。
二人組の主人公にも(性格や秘密主義?それと皮肉屋)だいぶ慣れてきて、二人だから本の面白さが増すのだと思われます。たぶん主人公一人だと半減するのではないでしょうか。
ホロヴィッツ氏の特筆すべき点は、まずしっかりとしたミステリーであること。
それから謎解きではあるのだけど、主人公二人のユーモアも楽しめること。
殺人事件の本を読んだあとでも、一種の爽快感があること、ほんと不思議な作家さんです。



その裁きは死 (創元推理文庫)
アンソニー・ホロヴィッツその裁きは死 についてのレビュー
No.85: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

テキサスレンジャー、格好いい!

アメリカでは人種問題がまだまだ議論の最中なのでしょう。
日本にいると、こういう問題について全く考えずに暮らせてしまう・・・私の身近では。

独特の語り口と進展で全てが目新しかったです、たまにはこういうのもいいですね。
アッティカ・ロック氏、これからの小説が楽しみです。

ブルーバード、ブルーバード (ハヤカワ・ミステリ 1938)
No.84: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ロボサム氏、二作目!上々です!

「生か死か」に気をよくして二作目に挑んでみました。

好みは分かれるでしょうが、私は「生か死か」の方が断然好きです。
「天使と嘘」は読みやすくはあるけれども、ちょっと現実離れしたところがあって、どうかな~。

主人公のサイラスを追ってゆくと、「特別心理捜査官」でしたか、あの人を思い出しました。
人と接する感じがよく似てるな〜と。
ただ、こちらのサイラスの方が闇が深くてもっともっと隠していることがありそうです。それが続編(続編があると解説にありました)で明らかになるのでしょうか、神のみぞ知る。

ロボサム氏の魅力が伝わる良いミステリーです、未読の方にはお勧めです。

天使と嘘 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイケル・ロボサム天使と嘘 についてのレビュー
No.83: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「三」シリーズでは一番好き!

前二作がものすごく読みづらく頭が混乱しそうになったのに比べ随分と読みやすかったです。
主人公と準主人公の役割がだいぶわかってきたということもあるのでしょうが、すっきりとミステリーだけを楽しめました。
「三時間の導線」に関しては面白いのか面白くないのかそれさえもハッキリとせず、「三」シリーズはもういいかな~と思い始めていました。
こういう感じで「三」シリーズを続けてもらうと、楽しみが一つ増えそうです。



三時間の導線 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド三時間の導線 についてのレビュー
No.82:
(8pt)

キツネちゃん可愛い!

表紙のキツネちゃんが可愛くて何度も見てしまいました。

ミステリーとしては、いつもながら登場人物が多くて頭の中が混乱しますが、オリバー&ピアのシリーズの中では割と分かりやすい方だと思いました。
こういう昔のことが発端で始まるものも上手いですね。
あとは地理に詳しければもっと楽しめたのではないでしょうか、いかんせん右も左も全く分からず何度も地図を見て確認しました。

今回はオリバーが主役というよりピアの方が主役っぽく、それで読みやすかったのかもしれません。
未読の方にはお勧めです。


森の中に埋めた (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス森の中に埋めた についてのレビュー
No.81:
(8pt)

まさに私好みのミステリーでした

ヘイダー氏の小説では三作目です。
「人形」「喪失」はあまり面白いとは思わなかったのですが、この「虎狼」はまさに私好みの小説でした。
やっぱり毒々しいのが好きみたいです。

これでヘイダー氏の見方も少し変わったので、また引き続き読んでみようと思っています。


虎狼 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
モー・ヘイダー虎狼 についてのレビュー
No.80: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ユーモラスにミステリーを

ホロヴィッツ氏の本は「カササギ殺人事件」「モリアーティ」に続き三作目です。
やっぱり私好みのミステリー作家に間違いなかった!
それぞれ面白いミステリーに仕上がっていますが、「カササギ殺人事件」は突出しているのではないでしょうか。あれは本当に素晴らしかった!年間ベスト5に入るでしょう。

「メインテーマは殺人」と同じ配役で続きがあるそうなので、そちらも楽しみです。
未読の方にはお勧めです。




メインテーマは殺人 (創元推理文庫)
No.79:
(8pt)

やっぱりいい感じ!

ホルスト氏二作目です。
前回「カタリーナコード」で大ファンになり、今回も期待に胸を膨らませて読み始めてみると・・・やっぱりいい感じでした。

この警部ヴィスティングという人物が魅力的で今まで読んできた中でベスト10警部に入ると思います。
ミステリー自体も面白いですし、長い小説でも全く飽きさせない場面の展開で未読の方にはお勧めです。
こういう小説に出会える喜び・・・ほんと読書っていいな〜と思える瞬間です。




警部ヴィスティング 鍵穴 (小学館文庫 ホ 2-2)
No.78: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

初めてのダツィエーリ氏の小説

あまり期待しないで読んでみたのですが、これが大ヒットでした。
草野球かと思っていたら急に大リーグの野球を見せられたような驚きでした。
二作目があまり評判良くないようですが、そこは好みの問題ですから先が楽しみです。

ミステリーの良しあしは主人公と準主人公でほとんど決まる・・・というお手本のようなミステリーでした。



パードレはそこにいる (上)
No.77: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これが意外と面白い!

「街の鍵」はさっぱりなにがなんだかの感想だったのですが(つまり複雑すぎて理解できなかった)
この「眠れる森の惨劇」はぴったりと好みに合って最初から最後まで面白かったです。
この作家さんは好みじゃないとはねつけず、あと一冊は読まないといけませんね。

本格派ミステリーといってもいいのだと思います。
主人公があまりにも神経質?強情で感情的なのはどうかと思ったのですが、このくらい個性的でないと平凡なミステリーになってしまったのかもしれません。
未読の方にはお勧めです。

眠れる森の惨劇―ウェクスフォード警部シリーズ (角川文庫)
ルース・レンデル眠れる森の惨劇 についてのレビュー
No.76: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マロリー登場にワクワク!

マロリーシリーズの面白いところは、一筋縄ではいかない点。
難しさは、サラサラと読めない点。
この二つで断念しそうになるのが一般的だと思うのですが、この合わさったところがマロリーなわけです、読んでいくには困難を伴うが読めば読むほどワクワクする。
十分楽しめました。

ただ今までとちょっと違うマロリーも垣間見えてこれはどういう兆候なのだろうと、次への期待が膨らみます。

一つ謎に思ったのは、表紙を飾る人たちは内容を読んでいるのでしょうか?
それとも内容を読まずに?この表紙をデザインするのでしょうか?



修道女の薔薇 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル修道女の薔薇 についてのレビュー
No.75: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これはこれで読みがいがあります

ジョーだけを中心とした小説ではないのですが、これはこれで読みがいがありました。
タイトルも「鷹の王」いいですね。
ボックス氏の小説はミステリーでありながら、人間ドラマもしっかりと書かれているので、外国の人たちの暮らしが垣間見えて大変興味深いです。
どんな部屋に住んでどんなものを食べているのか・・・こういうことも知りたいですものね。

未読の方には是非お勧めです。


鷹の王 (講談社文庫)
C・J・ボックス鷹の王 についてのレビュー