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ももか さんのレビュー一覧
ももかさんのページへレビュー数527件
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読みやすい作家ではないでしょうか。
前回読んだ「喪失」は、初めてということもあり、とても読みにくく 主人公をはじめ登場人物の名前が男なのか女なのかもピンとこなくて・・・。 英語圏以外の作家の場合、登場人物の名前をしっかり頭に入れて 「この人って?」と思った時は面倒がらずに最初のページで確認することが大事ですね。 まあー基本なのですが。 題名は「人形」じゃない方がいいのでは?? あと、いつかは結末を迎えるのだろうけど、この回でしっかり終わってほしかった。 或る部分を引っ張るのは、主人公とそれを取り巻く人間が魅力的な場合だけ有効で あまり魅力を感じない人達のことなんて、私はどうでもいいかな? いつも投稿は短めの私だけど、これだけ普段より長く書いているということは?? 色々言いつつ、結構気に入っている作家なのかも。 |
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面白い法廷劇になってると思います。
ミステリーの内容も良く考察されており、古いタイプの?推理ものがお好みなら 是非お読みいただきたい。 ただ、会話というか、話し言葉がちょっと読みにくいかな~。 現代ものに慣れていると、この点がついていけないという所もありますね。 |
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自ずと話の展開が予想できる。
予想しながら、こうなるんじゃないかな~と思いながらも、読むのを止められない。 読めば読むほど引き込まれてしまう。 「将軍の娘」を読むまでは、今年のナンバー1小説は「レッドドラゴン」だったのですが うーん・・・いい勝負になりそうです。 タイトル良し、翻訳良し、 単調になりそうな展開も力業で読者を捉えて離さない。 やっぱり売れる作家の本って、腕力が凄いんだな~、 ジェフリーディーバーよりも腕力はあるかもです。 |
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ゴールドコーストを読むまで、ネルソンデミルのイメージは本格的なミステリー作家でした。
それが意外にもユーモア溢れる筆致で、この人は何でも書けるのかもしれない!と脱帽したのでした。 映画で有名なのは「将軍の娘」ですよね。 この小説についてはこのレビューのあと書くので、そちらに興味ある方は続けてお読み頂けたらと思います。 主人公に対する私の印象は、若い頃のマイケルケイン。 彼なら、どんな人物を相手にしても自我を通すのでは??? でも、通すことで人生上手くいくとは限らないんだなぁ~。 |
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ミステリー自体も面白かったですが
内容そのものを初めて読むわけじゃないけど、農村の風景や人の暮らしぶりなどが 身近に感じられた小説でした。 こういう話の筋とは直接(といっても、関わりはあるわけですが)関係のない描写も好きです。 登場人物の息づかいが聞こえるというか、小説なんだけど、現実に起こっているような感覚。 これぞ作者と翻訳者の一体化した結果なのでしょうか。 翻訳も自然体で良かったです。 残念なのは、題名ですね。 「xxxxのゆくえ」とか、そういう陳腐な表現は頂けません。 |
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系統としては、スティーブンキングの「IT」に似てるかな?
本格派ミステリー好きな方にはお薦めできませんが 広い心で?ミステリー的なものを楽しみたい方には肩の力を抜い読んで頂きたい。 普段本格派ものばかり読んでいる私には「IT」同様面白さがイマイチで これならやっぱり本格派をじっくり読む方が私には合ってるな~と。 ナイスヴィル2もあるそうですが 私はこれでお仕舞いにします。 |
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この小説の場合なら、題名を日本語にした方が良かったかも。
ヘルファイアで調べると、ミサイルと出てきましたが、「ミサイルクラブ」なのか、それとも他に単語があるのか、その点がちょっと分かりませんが、「xxxx倶楽部」か、或いは思いっきり飛んだ題名が良かったなぁ~。 海外ものは、訳と題名の重要性をいつも思っている身としては、ひねりがないタイトルと、わかり辛い翻訳がイマイチでした。 (「ノラねえちゃん」は受けましたが) 推理物というより、お洒落な高級ブティック的な?ところもあって これは作者の勉強の賜物なのか、それとも日頃こういうことを考えている方なのか・・・ 悪いミステリーじゃないんだけど~ 人にお勧めできるほど面白いミステリー小説でもないんですよね~。 |
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話が進むうちに、主人公のイメージが段々捉えられるようになっていきます。
「喪失」の捜査官(主人公)の印象は俳優のハーヴェイカイテル. 先週読んだ「レッドドラゴン」の映画版に出ていたハーヴェイがピッタリでした。 小説の内容は最後に近付くにつれて多少尻すぼみ?的な点がありますが まーこれはこれとしても、警察内部が詳しく書かれてあり、その点が面白かったですね。 この作者の作品は、単にストーリーを追うよりも、緻密に書かれている知識や 今まで知らなかったことを学習辞典のように教えてくれる・・・ そういうミステリーも「アリ!」かもしれません。 もっと男性を主人公にした小説を書いて欲しいなあ~。 |
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ハリス作品では一番好きかも。
レッドドラゴンはビデオで何度も見て内容も熟知してますが、それでも読み進めるうちにドンドン引き込まれてしまう・・・・ 読ませる「力」では、一番秀でた小説だと思います。 映画ではただ単にファミリーとして表現されていたウィル家族に色々と歴史があったのだなぁ~と その所は意外でした。 小説にはあまり登場してこないレクター博士が裏で居座ってる雰囲気(ある意味重鎮?) ずっと想像の部分で彼なりに事件の行く末を追っている印象が読む側にも伝わってくる・・・ 事件としては単純なものだけど、筆力が複雑に言葉を編み上げ読者を魅了していく・・・ これぞ小説!という、満点ものの仕上がりになっています。 2021 追記 久しぶりに再読してみました。 映画の「レッドドラゴン」は何回もDVDで見ていますが この映画・小説全体で考えると、これは小説が映画を抜いています。 映画自体も面白いのですが、今回はダラハイドの成長過程や彼を取り巻く環境の方に関心がいってしまいました。 殺人事件だけでなく、殺人者がどうしてこのような道をたどってしまったのか。 映画では表現できていない部分がよく描写できていたと思います。 一番好きなのは「羊たちの沈黙」ですが、小説としてはこの「レッドドラゴン」が一番かなと思います。 |
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古風な推理物です。
作りは古いけれども、しっかりとした構造建築物のような小説でした。 推理小説という点を脇に置いて、私は登場人物が生活している様子を読むのが好きなので(食べ物、映画、書物、娯楽、アルコールなどなど)暮らしぶりを読むのも楽しかった。 もう少し具体的な食べ物の詳しいくだりがあると、もっと記憶に残る小説になったかも。 或る土地で殺人がおこり、その場所で犯人が捕らえられる。 ディバインは、(まあー外国の人だけど)市井の人たちの小説が合ってると思う。 |
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何年もコナリー作品を読んでると、1+1が3になる面白さもあるのですね。
ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが、ファンの方には是非最後まで読んで頂きたい。 初めてお読みになる方には 「コナリーの小説は他にたくさん面白いものがあるので、これでめげずに古いものから読んでみてください」 と、お伝えしたい。 あ~久々のハリー節だ~と思いながら読み続け・・・・ んんん?な内容でしたが、以前行った香港の夜景を思い浮かべながら ちょっとだけハリーと同化したようなファンならではの気持ちになったり。 もし、これがコナリー作品お初だったら、きっと壁本だな。 |
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前回読んだ「ニードフルシングス」が面白かったので
かなりの長編でしたが、挑戦したいという思いもあって読んでみました。 はっきり言って期待したほどのものはありませんでした。 年代が若い人向けなのかな?私は年寄りだから、いまいちピンと来なかったなあ~。 内容はともかくとして、 映画でピエロ役を演じた役者が気になって色々調べてみたら・・・ なんと!あのロッキーホラーショーの人ではありませんか! 小説よりも、その点が勉強になったなあ~と。 |
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ジェフリー作品を殆ど読破しているものとしてお薦めします。
内容云々、なにこれ?的な個所もありますが それでも「過去の追憶」と共に楽しんで頂きたい。 軽い小説ばかり読んでいると、たまにこういう緻密に計算された小説を読みたくなります。 今回は、その願望を(なにこれ?的なものは置いといて)満たしてくれるものになっていました。 構想から八ヶ月、そして書き始めたという・・・ こういう練っている(練り上げている)時間って、作家には堪らないんだろうな~。 |
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と思ったぐらい、(彼の小説は殆ど読んでいますが)前と全然違う印象の作風でした。
スラスラと1日で読めるぐらいアッサリ味の(全く重くなく)小説でした。 タイプ的には(比喩されたくないだろうけど) 東野圭吾氏っぽくもあり、白いシリーズの新藤冬樹氏っぽくもあり。 武士道ものに近いと言えば近いけど、もっと誉田さんっぽいもの読みたかったなぁ~ストロベリー的な。 あっ!でも、これはこれでアリ!です。 |
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野球そのものを全くみないので、ここまで熱く語られるとちょっとは見てみようかな?となるぐらいリアルでした。
風土も民族も歴史も全く違う日本にいる私が読んでも、親子の感情・思いというのがひしひしと伝わってくる良い小説でした。 親子間にある言葉では言い尽くせない愛情は、何処に住んでいようとも、いつの時代であっても変わらないのだと、この点は嬉しいものがありました。 今度は野球抜きの本格化ミステリーが読みたいな~。 文章が上手い! もちろん、翻訳も素晴らしいです。 |
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最後というか、結末がアレ?なわけで・・・・。
この作家の作品は殆ど読んでいますが、感覚としては「天使のナイフ」とか「友罪」とか そういう軽いというか、重くない内容の方が合ってる気がします。 それと主人公の生活が見えてこない。 1人暮らしなら、1人暮らしらしい生活風景も書いて欲しかった。 |
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読者を最後までハラハラドキドキさせるって難しい。
出だしはそんなに悪くなかったのに、段々と尻すぼみになっていくのが読んでいても辛かった・・・ 若い作家の場合だと、「次に期待!」としたいところですが この人の作品はもういいかな~。 |
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旧ソ連の殺伐とした小説から一転家族の小説でした。
家族を題材にする小説は他にも沢山あるし(この小説よりも優れた作品は数多くあるし) 彼には彼しか題材に出来ない小説を書いて欲しかった。 彼自身、いま低調期なのかな~というのが、読後の(読んでる最中も度々感じはしたが)率直な感想です。 |
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お薦めします。
内容を一つ一つつぶさに観察すれば、かなり楽しめる作品ですが あまりにも長く長く長く・・・・ 登場人物の半分に絞って組み立てなおしたら、面白い小説だと思います。 しかし、キング氏は凄いの一言です。 たぶん(執筆の姿を拝見していないのでハッキリと断言できませんが) 頭の中に浮かぶ文章を(あまり手直しせずに)タイピングしたのではないかと思われます。 或いは、ジェフリーディーバー氏の描く敏腕捜査官?リンカーンライム氏如く、秘書に(実際いるのかいないのが全く存じ上げませんが)ホワイトボードに登場人物を細々と書かせ それを見ながらタイピングしたのかもしれません。 小説の長さには閉口ですが ここまで書き上げるキング氏はやはり天才のメダルを差し上げたい。 もちろん、ニードフルシングスで買い求めたメダルですが。 |
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短編シリーズを読んで、この作家の長編を読みたいと思い手に取りましたが・・・
最初に結論ありきで書くと、こういう展開になるのかな??? ミステリーは、被害者と加害者がいて、そして警察や裁判が絡みながら・・・という認識から外れ この本で言うなら、この作家はミステリーに向いているとは思えない。 長編ものもあと数冊あるようですが、この作家はもう私的にはいいかな・・・。 |
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