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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 361~380 19/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.167:
(7pt)

期待していたほどではなかったけれども!

時間に余裕のある方にはお薦めです。
途中、まどろっこしいところも?ありますが、おっとりと読む分には楽しめます。
主人公の「偽のデュー警部」がイメージしにくくて、昔でいうと「ポールニューマン」みたいな感じかな~っと、想像してみました。

偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)
ピーター・ラヴゼイ偽のデュー警部 についてのレビュー
No.166:
(7pt)

たまには重厚感のある本でも!

たまーに(月に二回ぐらい)長編で内容もズッシリと重いものを読みたくなります。
結末が知りたいというよりも、場面場面の描写が素晴らしくて、読んでいるという行為だけで満足でした。
こういう本に(たまにですが)出会うと一生忘れられないですね。
作者の表現力は、文句なしなのですが、事件の内容がイマイチで
そのせいもあるのか、主人公や準主人公には全く魅力を感じませんでした。
筆者の腕を信じて、別の本を読みたい!


罪の段階〈上〉 (新潮文庫)
No.165:
(7pt)

はじめてのピータースンもの

期待せずに読んだ方がいいのかもしれない。
はじまりで、読者のハートをつかみ(俄然興味が湧いてくる)
中盤で「これからどうなるのだろう」と、またもやハートをつかみ
最後になると、「参りました!」

ずば抜けた構成力と、個性的かつ魅力的な登場人物。
素晴らしい本というのは、あとがきにも書いてあるように、主人公が酒を飲めば此方も飲みたくなり、煙草を吸えば此方も無性に吸いたくなる・・・これに尽きると思う。


裁きの街 (創元推理文庫)
キース・ピータースン裁きの街 についてのレビュー
No.164:
(7pt)

探偵はこうあるべき!

通常運転?の探偵さん。
(でも、やっぱり恋愛話は必要ないと思うのだけど)
最後まで全然ブレないところは、またまた高評価です。

探偵小説と思って読んでいくと、途中登場人物が多くて(それに話がだいぶ込み入ってきて)よく分からなくなるので
一つ一つのプロットを大事に読み進めたい方には、登場人物のメモを作ることをお薦めします。

オススメ度が、8にならなかったのは、表紙のせいです!

季節の終り (ハヤカワ・ミステリ文庫)
マイクル・Z・リューイン季節の終り についてのレビュー
No.163: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

犯罪小説というよりも人間ドラマ?

最後まで飽きさせないように、よく構成されているな~というのが、感想です。
ところどころ(こういうことって、ほんとにあるのかな?)と、思う個所もありましたが、
終わりまでブレナイ主人公に好感が持てましたね。

久々に七里さんの本を読みましたが、やっぱり面白いですね!

テミスの剣 (文春文庫)
中山七里テミスの剣 についてのレビュー
No.162:
(7pt)

新しい視点から

あまり期待をしないで読む方がいいのかもしれません。
意外と面白いですよ!

主役は首席警部と警部の2人ですが
準主役といってもいい彼女・アメリーは、私の中では「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女」リスベットの印象でした。

こういう小説にいつもついてまわる(主人公の恋愛話)は必要ないと思うのですが
陰湿な内容ばかりよりも、ちょっとだけ読み側の視点が変わるので飽きさせない効果もあるのかもしれませんね。
(私にとっては、恋愛話ってどうでもいいけど!)
あと一冊は、読みたいなぁ~例えば、「深い疵」とか!



白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)
No.161:
(5pt)

ちょっと期待外れかな~残念!

この人の作品なら!と思って読んでみたのですが・・・・。
どこかで読んだような、まあー少しは新しい発想もあるのですが、期待したほどのものではありませんでした。
短編集の中にはまあまあ面白い小説もありましたが
彼の本はもういいかな。


現代短篇の名手たち7 やさしい小さな手(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ローレンス・ブロックやさしい小さな手 についてのレビュー
No.160: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

こういうのもいいなぁ~アリdesu!

「推定無罪」や「無罪INNOCENT」的なものを求める方にはお薦めできません。
私も最初は法廷論争ものと思って読み始めたのですが・・・・。
これは「人間ドラマ」の方が強いですね。
法廷物としては物足りない(あまり登場しないので)ですが
トゥロー氏の小説としては、記憶に残る本だと思いました。
囮弁護士〈上〉 (文春文庫)
スコット・トゥロー囮弁護士 についてのレビュー
No.159:
(6pt)

小刻みに?読みたい方にはお薦めです

長編をじっくり読む方なので、ここまで短編ばかりだと
ちょっと物足りない感じがしました。
でも、通勤時間や小休憩の時に読みたい方にはちょうどいいのかもしれません。
オチが見えてるものもあれば、まったく予想外のオチもありましたが
全体として軽めなので、本を読むことで気分転換したい時には良いと思いました。

あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
ロアルド・ダールあなたに似た人 についてのレビュー
No.158:
(6pt)

はじめてのエリン氏

短編なのが勿体ないぐらい良い出来上がりでした。
もう少し肉付けをして(お金持ちの暮らしぶりや、成長期のゴシップ?など)
中編ぐらいにした方が、記憶に残りそうな感じがしました。
今度は長編を読んでみたいなぁ~。

最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
スタンリイ・エリン最後の一壜 についてのレビュー
No.157:
(7pt)

映画化が決まってるそうですが

俳優がだれあっても、映画は観ないと思います。

とにかく長い小説で、途中読むのに飽きてパラパラ読みをしたところもありましたが
最後まで何とか読み切りました。
構成力とタイトル!これは抜群に良くできていたと思います。
実話という売り?は、光るものにはなってましたが
驚くほどのものではありませんでした。

あと、警察側の「ヨン氏」の魅力がイマイチで
元恋人との絡みはどうでもいい内容で、それよりもヨン氏の兄弟のことをもっと書いて欲しかったなぁ~。

読みたい!と思ってワクワクしながら読んで
読み終わったあと、面白かった!と思える本って、なかなかないのですね~。


熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)
アンデシュ・ルースルンド熊と踊れ についてのレビュー
No.156:
(6pt)

アガサクリスティファンの方にはお薦めです

伝統的な英国調ミステリーといった感じでしょうか。
昔、クリスティファンだったころを思い出しました。
読み進めるのと同時に犯人捜しをしたり、アリバイ崩しを自分なりに考えたり
一緒になって小説を楽しんでいました。

最後まで犯人が全く分からなかったことも良かったですし
一人一人の個性が上手く書かれていて、その点が良かったですね。

あと、息子さんがダニエルデイルイス氏とは!!昔は彼のファンだったんですよね~。
うーん・・・しみじみ。

殺しにいたるメモ
ニコラス・ブレイク殺しにいたるメモ についてのレビュー
No.155:
(5pt)

これってハードボイルドだったんですね!

ミステリーと思って読み始めて・・・・。
途中でハードボイルドだと気付いて、やめようかとも思ったのですが
せっかくなのでお終いまで読んでみました。
はぁー、辛かった!

ハードボイルドって、どうして超美人が登場するのでしょうか?
男性の好みそうな小説だな~っと。
超美人は、まあアレとしても、せっかくの主人公が魅力なかったなあ~。
男性もしっかり書いて欲しいものです。
深夜プラス1〔新訳版〕
ギャビン・ライアル深夜プラス1 についてのレビュー
No.154:
(8pt)

やっぱりダルジール警視は最高です!

つまらない小説が続くと、原点に帰ってダルジール警視シリーズが読みたくなります。
読んでみると、やっぱりダルジールものは最高に面白い!と。

内容は、まあー事件が始まって最終的には解決するという単純なものですが、
会話の珍妙さ、個性的な登場人物たち、興味をそそられる場所、そしていつもの三人組。
(ここに或る警察官が加わると、四人組になります←分かる人には分かるはずです)

レジナルドヒルの凄いところは、今まで読んできたダルジール警視ものの中で
登場人物の個性・特徴が何一つ被らないことでしょうか。

お薦めです。


完璧な絵画―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル完璧な絵画 についてのレビュー
No.153:
(5pt)

映画があるそうなのですが

見ていません。

ミステリーというより、SFですね。
SFとは相性が悪いので、この小説も私にはいまいちピンと来ませんでした。
文章自体はジェイムズらしい?ものなのですが、内容がちょっと無理があるのでは?とも思えるもので
(それがSFなのですが)あまりお薦めできるものではありませんでした。

ジェイムズは、普通の?警察ものがいいですね!
人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.152:
(8pt)

フランスものがお好きな方にはお薦めです

「赤と黒」を思い出しました。

最後まで主人公のイメージが具体的につかめず、ボンヤリとしたままでした。
美青年らしいのですが、それを表現する描写が、「目で捉える美貌」のみで
目に映る美しさだけでなく、もっと深く表現して欲しかったなんて思ったりも。

表紙の絵も後ろ姿だけだったせいもあるのかもしれません。
(でも、その後ろ姿にしても、そこから美青年?なんて想像できない代物で)

この作家さんとは気が合いそうなので、また続けて読みます。


死の接吻 (ハヤカワ・ミステリ文庫 20-1)
アイラ・レヴィン死の接吻 についてのレビュー
No.151:
(6pt)

なんとなく陰湿

描写の向こう側に何か陰湿なものがずっと潜んでいるような小説でした。
ミステリーというよりも、「告白もの」といった方が分かりやすいかもしれません。

どんな内容であれ、最後はスッキリしたかったなあ~。
後味悪し。

私家版 (創元推理文庫)
ジャン=ジャック・フィシュテル私家版 についてのレビュー
No.150:
(8pt)

意外にもよく出来てる!

初めて読む作家の小説はワクワクしながらというよりも
「どうだろう?」と、ちょっと不安もあったりして・・・・。
それに題名が「アックスマンのジャズ」
題名だけで判断すると、「読まない方がいいのかも」なんて思ったりも。

意外にも面白くて(まー内容は殺人事件ですが)一気に読んでしまいました。
トマスHクックと、デニスルヘインを足して二で割ったような?
やっぱり深南部の小説だな~と、つくづく思ったのでした。

アックスマンのジャズ
No.149:
(7pt)

気楽に読めます

小説の中で起こる事件そのものは悲惨なのですが
事件の周りを取り巻く人間関係の描写はユーモアを交えながら進むので割と読みやすい内容になっています。
こういうミステリーもアリだな~と、思っていると
突然現実味を帯びてくるという・・・・読者を飽きさせない構成になっていて
作者のファンというか、登場人物のファンになってしまいました。





彼の個人的な運命 (創元推理文庫)
フレッド・ヴァルガス彼の個人的な運命 についてのレビュー
No.148:
(7pt)

マンケルファンの方には是非!

マンケル氏の本を数冊読んだ方には是非お薦めします。
初めての本が「北京から来た男」なら、難しいかもしれません。
記憶シリーズを読み終えた方なら、彼が描く「闇」が薄らと見えるかもしれません。

ここまで複雑に書かなくてもいいのでは?と、思うぐらい内容が何重にも絡まっており
「どこからこういう発想が生まれるのだろう?」
ミステリーはマンケル氏の頭脳かもしれない。


北京から来た男 上
ヘニング・マンケル北京から来た男 についてのレビュー