私家版
- 本が凶器 (1)
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描写の向こう側に何か陰湿なものがずっと潜んでいるような小説でした。 | ||||
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テレンス・スタンプ主演で1映画化されています。主演の控えめな演技と抑えた映像が知的な復讐を美しく彩り感動して原作を手にしました。 …が原作の主人公はラストドヤ顔でにやにやしていそうないやらしいおっさんでありました。ストーリーも映画は原作に手を加えてあったようで原作の方はあまり好みにあいません。なんというかいかにも洋書なぶっちゃけたサスペンスです。 こちらを読んだ方はぜひ映画もみていただきたいです。 | ||||
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海外ミステリーの名作と名翻訳家のコラボで、 俄然面白い小説ミステリー! 中には、アレキサンドリアの喧噪と情熱が、 ロンドンの灰色の空気と人間の生き様があふれています。 そして、インテリジェンスにあふれ、壮年になるまでの陰影に富んだ心情を持つ 主人公をたどる楽しみに満ちています。 著者の2作目のミステリーがあるそうで。 ぜひ、翻訳・刊行をお願いします。 | ||||
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ジョン・ダニング『死の蔵書』『幻の特装本』と並ぶ書誌好きミステリーファン必読の書です。とはいってもダニングのような古書業界に関する薀蓄や昨今の小説についての辛口批評などがあるわけでもないし、謎解きのおもしろさというものでもありません。日陰者として生きてきた男の屈折した心理、殺意が中心ですが、「本が」いかにして「人を殺す」か、そのプロセスが興味深いです。この本が気に入った方には、ミステリーではないですが、高橋俊哉『ある書誌学者の犯罪―トマス・J・ワイズの生涯』(河出書房新社)をお薦めします。 | ||||
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「本が人を殺す」という宣伝文句につられて読んでみました。 二人の中年男性を中心に、現在、青年時代の回想、再び現在、という構成で物語は展開していきます。この回想の中で、一人は陽気、悪く言えば調子の良すぎる軽薄な男、一方は内向的で自信を持てない男と二人の違いが強調されていきます。また、後に殺人の動機となる事件が語られているのですが、ちょっと弱いような気がします。もっと濃密に書いてあれば、さらに悲劇の効果があがったのではないでしょうか。 肝心の「本が人を殺す」については、なるほど、こういうことだったのか、と納得。詳しくは書けませんが、「本で」ではなく「本が」というところがポイント。この殺人計画の準備をしているところはよく書けていておもしろいです。 | ||||
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「神は、私には楽曲の良し悪しを判断する能力しか与えて下さらなかった」-映画『アマデウス』のサリエリは、嘆きと怒りを吐露した。溢れんばかりの他人の才能を見せつけられたとき、強烈な自我のやり場はどこにあるのか。ましてや、自分が渇望するその才能が自分よりも品性の劣る(と思われる)人間に与えられている場合には…。 ゴンクール賞作家となった華やかな友人ファブリを“私”が破滅させる原因である過去の悲恋の顛末については、もう少し書き込まれていた方が全体に厚みが出るような気もするが、氾濫するミステリの中で一風変わったこの作品は、個人的にはたいへん嬉しい収穫だった。“私”の犯罪は露見し、新たに見出した幸福もすぐに破綻するかも知れない。あるいは、映画でのサリエリのような末路が待っているかも知れない。それでも彼は、心の中に熾火を抱えて生きていくだろう…いいじゃないの、それで。 | ||||
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