(短編集)

最後の一壜



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初公開日(参考)2005年01月
分類

短編集

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最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2005年01月14日 最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

そのワインは、1929年にサントアンの葡萄園でわずか40ダースだけが醸造されたという。今日ではそのすべてが失われ、多くの専門家が史上最高の名品であろうとしながら、誰ひとりとして現物を味わったこともなければ、ボトルを見たことすらなかった。その伝説のワイン、ニュイ・サントアンが、たった一本残っていた!この世の最後の一壜をめぐる、皮肉で残酷きわまりない復讐劇とは…表題作をはじめ、人間性の根源に潜む悪意を非情に描き出す、傑作の数々を収録。年に一作のペースでじっくりと熟成された、香り高き名品を堪能してください。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

最後の一壜の総合評価:8.67/10点レビュー 9件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

はじめてのエリン氏

短編なのが勿体ないぐらい良い出来上がりでした。
もう少し肉付けをして(お金持ちの暮らしぶりや、成長期のゴシップ?など)
中編ぐらいにした方が、記憶に残りそうな感じがしました。
今度は長編を読んでみたいなぁ~。

ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(5pt)

『12番目の彫像』、『エゼキエル・コーエンの犯罪』ほか。

スタンリイ・エリンの短編集。私は『特別料理』(これもスタンリイ・エリンの短編集です)
よりもこの『最後の一壜』の方がおもしろいと思います。
この中で最高傑作なのは、『12番目の彫像』だと思います。エリンの全短編の中でも最高傑作
なのではないか、と思いますね。凄い迫力を感じました。また読後感が非常に良いです。
『エゼキエル・コーエンの犯罪』も凄い傑作だと感じます。
『最後の一壜』は、これもまた凄い展開の短編ですが、ただーー物語のラストに対しては、
どうも読後感が良くないな、と思いました。
最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017654
No.7:
(5pt)

面白い!

いるんですね~。面白い作家です。
最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017654
No.6:
(5pt)

収録作のクォリティの安定した珠玉の短編集

『特別料理』で得も言われぬ不気味な「奇妙な味」を味合わせてくれた、エリンの短編集。収録された掌品は結末の跡に、更なるドラマを感じさせる作品が多い。翻訳家も錚々たるメンバーが揃った、珠玉の短編集。気に入ったのは以下。
「エゼキエル・コーエンの犯罪」(訳:仁賀克雄)
休暇旅行でイタリアを訪れていたアメリカ人警官は、ナチと内通した裏切り者とされたレジスタンスの娘と出会い、二十年以上の歳月を超えて、真相究明に乗り出す。ほろ苦い結末ながらストレートに感動できる佳作。
「古風な女の死」(訳:永井淳)
画家の妻が夫のアトリエで、胸に深々とナイフを突き立てられて死んでいる冒頭から、その死の真相を探る本格推理。。。。にみせかけての意外な結末。ミステリとしてギリギリセーフかつ悪意の深さが伺えるアイデアが秀逸。
「12番目の彫像」(訳:永井淳)
舞台はイタリア。映画制作の現場と辣腕プロデューサーの思惑がぶつかり合って。。。という中篇ミステリ。長さゆえか、ミステリとしては凡作であるが、映画好きにはある種堪えられない構図の「対決もの」として楽しめる。
「最後の一壜」(訳:矢野浩三郎)
この世に一本しかないワインを巡る、愛憎渦巻く復讐譚。鮮烈にしてなんとも言えない余韻を残す、傑作。
「画商の女」(訳:深町眞理子)
「127番地の雪どけ」と同じく、持つ者とと持たざる者の対決編。因業な画商をやり込めるアバズレの冴えたやり口が極めて痛快。
「清算」(訳:永井淳)
結末から更なるドラマの広がりを感じさせる。時代が生んだアイデアは、デヴィッド・マレルのアレと同じテーマを鮮やかに、しみじみ怖く料理している。
「天国の片隅で」(訳:丸本聰明)
短編にしておくのは勿体無いようなアイデアだが、長編だとダレるんだろうなぁと。個人的に、俺自身の持っている闇の琴線に触れる、大変に怖くも爽快感のある傑作。
最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017654
No.5:
(5pt)

収録作のクォリティの安定した珠玉の短編集

『特別料理』で得も言われぬ不気味な「奇妙な味」を味合わせてくれた、エリンの短編集。収録された掌品は結末の跡に、更なるドラマを感じさせる作品が多い。翻訳家も錚々たるメンバーが揃った、珠玉の短編集。気に入ったのは以下。

「エゼキエル・コーエンの犯罪」(訳:仁賀克雄)

休暇旅行でイタリアを訪れていたアメリカ人警官は、ナチと内通した裏切り者とされたレジスタンスの娘と出会い、二十年以上の歳月を超えて、真相究明に乗り出す。ほろ苦い結末ながらストレートに感動できる佳作。

「古風な女の死」(訳:永井淳)

画家の妻が夫のアトリエで、胸に深々とナイフを突き立てられて死んでいる冒頭から、その死の真相を探る本格推理。。。。にみせかけての意外な結末。ミステリとしてギリギリセーフかつ悪意の深さが伺えるアイデアが秀逸。

「12番目の彫像」(訳:永井淳)

舞台はイタリア。映画制作の現場と辣腕プロデューサーの思惑がぶつかり合って。。。という中篇ミステリ。長さゆえか、ミステリとしては凡作であるが、映画好きにはある種堪えられない構図の「対決もの」として楽しめる。

「最後の一壜」(訳:矢野浩三郎)

この世に一本しかないワインを巡る、愛憎渦巻く復讐譚。鮮烈にしてなんとも言えない余韻を残す、傑作。

「画商の女」(訳:深町眞理子)

「127番地の雪どけ」と同じく、持つ者とと持たざる者の対決編。因業な画商をやり込めるアバズレの冴えたやり口が極めて痛快。

「清算」(訳:永井淳)

結末から更なるドラマの広がりを感じさせる。時代が生んだアイデアは、デヴィッド・マレルのアレと同じテーマを鮮やかに、しみじみ怖く料理している。

「天国の片隅で」(訳:丸本聰明)

短編にしておくのは勿体無いようなアイデアだが、長編だとダレるんだろうなぁと。個人的に、俺自身の持っている闇の琴線に触れる、大変に怖くも爽快感のある傑作。
最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017654
No.4:
(3pt)

格段に落ちる

 スタンリイ・エリンの3冊目にして最後の短編集。 『特別料理』、『九時から五時までの男』に比べると格段に落ちる。以前と同様に、年にほぼ1篇というペースは守って書かれたようだが、アイデアが枯渇してしまったのか。丁寧なつくり、磨き込まれた完成度はうかがえるのだが、基本となる物語にきらめきを感じない。 本書には15篇が収められているが、テーマ、舞台、長短はさまざま。物語としての完成度は高いので、『特別料理』のようなエリンを期待しなければ充分に楽しめるだろう。 とはいえ、光る作品もある。標題になっている「最後の一壜」だけは傑作と呼べるかも知れない。
最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017654



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