闇に踊れ!
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“当初米国での出版を拒絶された曰くつきの問題長編!” という背表紙につられたのだが(この文句に弱い…)、 その理由は主に、歯に着せない徹底的な人種差別的表現にあるのだろう。 が、白人至上主義を謳っているのではなく、 偽善的態度がかえって問題をややこしくする事に 作者はむかついてるのだと思う。主人公カーワンは、余命僅かな末期癌患者(白人男性、元歴史学準教授、68歳)。 物語は、カーワンがテープに吹き込む独白で進んでいく。 所有するアパートに住む黒人(約60人)を道連れに、爆破自殺の準備を進めていく。もう一人の主人公は、やり手の私立探偵ミラノ(イタリア系白人男性、40歳)。交互に進む、カーワンの独白と ミラノの話が一人の黒人女性を軸に重なっていく。カーワンの独白は、おつにすました堅苦しい感じで始まるのだが、 トホホな体験談や 惨めな夫婦生活など 笑いドコロもけっこうあり、なかなか可愛いじいさんである(不謹慎だが)。 カーワンの犯罪計画の “本当の理由” を知ったとき、彼の決して人を信じず 愛することができない悲しい性格に哀れみを覚えるだろう。ミラノの話は、彼の人としての成長物語でもある。分厚い本(2cm)だが、変に魅力的なじいさんと、 話が進むにつれどんどん男っぷりを上げていくミラノによって、全然飽きさせない。ミラノと女性との会話も洒落ていて楽しめる(洒落すぎていて、解からないとこも多々あったが)。 読後は、なんだかミラノが主人公の恋愛小説のような感じになっていたが、けっこう楽しめた。 | ||||
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一癖も二癖もあるエリンらしい作品。最後までわくわくどきどきさせておいて意外とスッキリしたラストとでも言えようか。厚いが結構早く読めます。 | ||||
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