ヘルファイア・クラブ
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この小説の場合なら、題名を日本語にした方が良かったかも。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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殺人鬼が跋扈する町で知り合いの女性が消えた主人公の女性が伝説の小説の謎に絡まれて・・・というお話。 まず、本書はホラー(この人が書き始めた頃はモダンホラーと言ってましたが現在は死語になっていて悲しい・・・)ではありません。そういうものを期待して読むと肩すかしを喰らいます。お話の大半はヒューゴー・ドライバーという架空の作家が書いた「夜の旅」という伝説になっている小説とその成立過程を巡る謎を軸に展開します。全体の4分の1くらいから、突如物語が加速しそのままテンションを維持しながら「夜の旅」とは何かという謎を探索する怒涛のサスペンスに読者を巻き込み、引っ掻きまわしながら、サスペンスらしい謎解きに収斂していく、一気読み必至のジェットコースター並みの一大サスペンスになっております。しかも、そこはストラウブのこと、クーンツのように通俗的(悪いわけではないですが)にならず、いつものように凝りに凝った品格のある文章で読みごたえある重厚なサスペンスになっていて流石と思わせます。 一部の読者はこの人の作品に関して文学的で高踏的で敬遠しがちらしいですが、私の場合この人やP・D・ジェイムスくらい品格のある読み応えある文章のほうが好きで、通俗的で読みやす文章の方がスラスラ読め過ぎて却って読みにくいです。あまり重厚さに怯まず、虚心坦懐に楽しんだ方がいいのではと思いますがどうでしょうか。 最高傑作とは思わないし若干の瑕疵もないではないですが、読んでいる間はあまり気にならず楽しめるエンターテイメント・サスペンスの巨編。機会があったらご一読をお勧めします。 蛇足ですが、ストラウブにはヒューゴー・ドライバー名義で「夜の旅」という小説を実際に書いてもれえると、嬉しいし面白いと思うのですが・・・。まぁ期待しないで待ってます。 | ||||
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