(短編集)

20世紀の幽霊たち



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20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

2008年09月05日 20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

奇妙な噂がささやかれる映画館があった。隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥いて血まみれになった“あの女”だった。四年前『オズの魔法使い』上映中に一九歳の少女を襲った出来事とは!?(『二十世紀の幽霊』)そのほか、ある朝突然昆虫に変身する男を描く『蝗の歌をきくがよい』、段ボールでつくられた精密な要塞に迷い込まされる怪異を描く『自発的入院』など…。デビュー作ながら驚異の才能を見せつけて評論家の激賞を浴び、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞の三冠を受賞した怪奇幻想短篇小説集。 (「BOOK」データベースより)




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20世紀の幽霊たちの総合評価:7.93/10点レビュー 28件。Bランク


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No.2:
(9pt)

未完の大器の奇想集

スティーヴン・キングの息子である新進気鋭のホラー作家の短編集。

まずシークレット・トラックとして謝辞に「シェヘラザードのタイプライター」が収録されている。
この短編集に対する暗示めいた作品だ。果たしてこれは作者不詳のタイプライターが紡いだ作品がこれから披露される短編なのだろうか、そんな謎めいた予感をももたらす小品だ。

「年間ホラー傑作選」はホラー小説アンソロジストが出くわす悪夢の物語。
ホラーを読み尽くした編集者がいつの間にかホラー映画の主人公になり、自滅の道を歩んでいくという内容でプロットとしては実にオーソドックスだが奇妙な肌触りの読後感がある。作中に梗概のみ語られる「ボタンボーイ」のグロテスクさとピーターを始めとするキルルー兄弟のフリークたちの饗宴ともいうべき邂逅のひと時は悪夢のような幻想味に満ちている。

「二十世紀の幽霊」は街の映画館に現れる幽霊の話。
名作映画『ニューシネマパラダイス』を髣髴とさせるようなセピア色に彩られた郷愁を誘う物語。幽霊が出るといってもホラーではなく、その幽霊イモージェンは『オズの魔法使い』公開中に脳内出血で死亡した女性であり、映画好きな幽霊。そして何よりも最後にアレックがイモジェーンと再会するシーンが美しい。絶妙にラストシーンへの伏線が効いている、実にアメリカ的なロマンティック・ホラーだ。

粗筋が書けないストーリーもこの中には収められていて、それは「ポップ・アート」と「うちよりここのほうが」がそれに当る。この2つに共通するのは親密な2人の交流を綴った内容だということだ。
「ポップ・アート」は個人的ベストだ。風船人アーサー・ロスことアートと主人公「おれ」が過ごした十代の楽しかった日々を描いた短編。これについては粗筋を書くよりも素直に読んでそしてジョー・ヒルの描くおかしく奇妙ながらも清々しく美しい友情譚に浸るべし。風船人という実にマンガ的なアイデアが見事に少年時代のキラキラした出逢いと別れの物語に昇華した傑作。
片や「うちよりここのほうが」は大リーグの監督アーニー・フィルツとその息子ホーマーの日常を描いた短編。事件らしい事件として公園で散歩中に浮浪者の死体をホーマーが見つける件があるが、そこはなんともするりと交わされている。なんとなく作者の父親キングとヒルの幼き頃の思い出といった感じがしないでもない。

小説や物語が書かれて幾千年も経った今、未だ読んだ事のない作品を生み出すということは太平洋に落とした結婚指輪を見つけ出す以上に不可能に近い。そんな現在でも傑作と呼ばれる作品が生み出されているのはひとえに小説家たちが既存の物語や過去の名作を独自にアレンジした新しい視点、趣向を取り入れて、可能性を広げているからだ。例えば本書で云うならば「蝗の歌をきくがよい」と「アブラハムの息子たち」がそれに当るだろう。
前者は朝起きたら巨大な昆虫になっていたフランシス・ケイの奇妙な2日間を描いた作品。この設定を聞いただけでほとんどの読者がカフカの名作『変身』を想起するに違いない。
しかしカフカが昆虫になり、戸惑いながら生きるグレゴールと突然の変異がありながらも日常を保とうとする不条理を描くことを主眼にしているの対し、ヒルは主人公フランシスが逆にこの事実を好意的に受け入れ、周囲がパニックに陥るという全く逆に設定で物語を切り出す。つまりカフカは不条理小説として人が巨大な虫になる設定を用い、ヒルは凡百の怪物が出てくるパニック小説に人が巨大な虫になる設定を用いているところが違う。現代の感覚ならばヒルのプロットの方が至極当然だろう。
しかしヒルが本家のオマージュとしてこの物語を捧げていると確実に云える。なぜならカフカのファーストネームはフランシスだからだ。

後者の「アブラハムの息子たち」は吸血鬼を扱った物語。主人公である2人の子供マックスとルーディの父親アブラハムはオランダから逃げるようにアメリカに移住した家族で、ラストネームはヴァン・ヘルシング。そう有名なヴァンパイア・ハンターのその後の物語をヒルなりに創造した作品だ。
しかし本書は吸血鬼が出てくるわけではなく、またヒーローだったヴァン・ヘルシング教授は厳格で戒律を守らない子供らに容赦なく暴力を振るう恐ろしい父親として描かれている。つまりドメスティックヴァイオレンス物として描いているのが斬新なところ。ヒーローの末期が必ずしも幸せとは限らないという実に皮肉な物語。

「黒電話」は監禁物だ。
本書の中では比較的定型的な作品と云えるだろう。失踪事件の多いアメリカの世相を反映した作品と云え、ある意味同様の事件に遭遇した大人たち、そして将来同様の事件に巻き込まれる可能性のある同世代の子供たちに向けるエールのような作品と見るのはいささか穿ちすぎか。
本作には最後に削除された最終章が併録されている。作者はこの作品を極力削ぎ落として完成させたかったようで、30ページに収めるべく、終いに最終章を丸々削除したようだ。
個人的な感想を云えば、この最終章があった方が好きだ。物語が引き締まる。削除前の作品では黒い風船を姉が見つける件が全くストーリーに寄与していないのも気になっていたので、この最終章はあってしかるべきだと思う。

いかに素晴らしい短編集といえども、全てが全て良作であるとは限らない。例えば「挟殺」と「マント」がそうだ。
「挟殺」はレンタルビデオ屋のバイトで母と2人暮らしをしているワイアットという青年が、バイトを馘になった直後に出くわすある事件現場での顛末を描いた小編。「マント」は子供の頃に母親に作ってもらったマントを着ていたら実際に宙に浮かぶ事が出来た男が、数年後マントと再会する話。
両方の短編の主人公は共に定職に就かずブラブラしているニートが主人公であること。彼らには思想も無く、従ってモラトリアム人間ではない。事件は起こるが、なんとも収まりの悪い締め方がされ、読者はどのような感慨を抱いていいのか、しばし途方に暮れる。

不思議な話続きでは次の「末期の吐息」の方が私の好みだ。死者の末期の吐息を集めた博物館の話。そこを訪れた家族に降りかかる災難と最後のセリフが絶妙。星新一のショートショートに似た質感を持ちながら、味わいは星氏の作品ほどドライではなく、叙情に満ちている。

で、次の「死樹」はわずか3ページのショートショートだ。樹木の幽霊について主人公の語りから始まり、最後になんともいえない余韻を残す。

「寡婦の朝食」は一読、トム・ソーヤの冒険、もしくはジェームス・ディーンの映画を想起させる話だ。
なんというか、この作品も特に何か起こるわけでもない作品なのだが、妙に心に残る。長編の1シーンを切り取った作品といった方が適切だろう。この後キリアンの旅にこの女性がどんな影響を及ぼすのか、逆にその後の話が読みたくなる作品だ。

「ポップ・アート」がベストなら、次の「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」はそれに次ぐ作品と云えるかもしれない。
アメリカン・グラフィティに彩られた在りし日の青春に戻るセンティメンタルな一編。映画『ゾンビ』の撮影現場でお互い死人の特殊メーキャップをしたままで再会するというシチュエーションがアイデアとして素晴らしい。よくこんな事考え付くものだ。
そしてこの作品がいいのは最後のセリフが絶妙だからだ。映画撮影という場面設定と2人の関係が見事にマッチしたセリフ。いや、好きだ、こういうの。

ここに収められている作品の多くは幻想小説の類いだが、その中でも「おとうさんの仮面」は読後、不安に掻きたてられる云い様の無い得体の知れなさを感じる。
旅に出て、いつもと違うところで過ごすというのは日常から逸脱した非日常性からどこか足元が宙に浮いているような落ち着かない感覚が付き纏う物だが、この作品は現実なのにどこか現実の位相とはずれた世界にいらされている旅先で抱くその落ち着きの無さを終始感じさせられる。
子供の視点から語ることで大人だけの間で交わされる密約のような物が行間から立ち昇り、表現のしようのない不安が胸にざわめく。森で出逢った2人の子供は恐らく僕の母親と父親の若かりし頃の姿だろうし、骨董品の鑑定士は冗談交じりに語られていたトランプ人間なのだろう。置き去りにされた父親は子供心に底知れぬ喪失感を抱かせるし、その理由は母親しか知らないというのも、誰もが子供時代に経験する知らないままにされていた事を連想させる。

約100ページと収録作品中最も長い「自発的入院」は本書の冒頭を飾った「年間ホラー傑作選」に似たようなホラーだが、出来は数段上。
ジョナサン・キャロルの作品に似た味わいと云えるだろうか、大人になった主人公が今なお忘れられない事件とそれに纏わる友と弟の不思議な失踪事件の顛末を告白した手記という体裁の作品。モリスによって地下室に築かれる段ボールの地下迷宮が独特の魔力を持ち、現実から異世界へ結ぶ入り口となるのも、モリスという不思議なキャラクターのせいか、説得力がある。乱歩の『パノラマ島奇譚』にも一脈通じる物があると感じるのは私だけだろうか。

実質的に最後の短編となる「救われしもの」はそのタイトルとは裏腹に読後、心に寂寥感が差し込むような作品だ。
結局「救われた」のは一体誰だったのか?非常に疑問の残る作品だ。誰もが不幸を抱えたままで物語は閉じられる。

そして「黒電話」の削除された最終章を経て、作者自身の手によるこれらの短編の創作秘話が語られ、この本は終わる。

結論から云えば、玉石混淆の短編集で、総体的な出来映えとしてはやはり佳作と云えるだろう。実質的な収録作品数が17作品というのが多すぎて、逆に総体的な評価を下げているとも云える。

個人的に好きな短編を挙げると、「二十世紀の幽霊」、「ポップ・アート」、「蝗の歌をきくがよい」、「アブラハムの息子たち」、「末期の吐息」、「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」、「自発的入院」の7編。次点として「うちよりここのほうが」、「黒電話」―但し最終章も含んだ―、「寡婦の朝食」、「おとうさんの仮面」の4編。そうつまりこれら11編で本書が編まれたとするとこの作品の評価はもう1つ、いや2つは挙がるかもしれない。

ここに述べられた作品群を読むに当たり、読者はある程度の知識が必要である。しかしその知識というのは決して学問的、専門的な分野に関した内容ではなく、映画や音楽、ホラー小説といった大衆文化、ポップカルチャーに親んでいれば自ずと得られる知識である。

例えば「年間ホラー傑作選」ではある程度ホラー映画やホラー小説を読んで、お決まりのパターンを知っている事が前提としてあるし、「20世紀の幽霊」では過去の名作映画、特に『オズの魔法使い』が最後のシーンになくてはならないエッセンスとなっている。また「ボビー・コンロイ~」もロメロ監督を知らなくても楽しめるが、知っている人にとってはゾンビ映画撮影の内幕とロメロ監督の人となりを知ることができ、楽しめるだろう。

が、しかし逆に云えば、これらが未経験であったとしても本書を読むことでこの物語の真の結末のカギがそれらの実作に込められている事から本書の後でそれらに当る事で更に本書の味わいが増すとも云える。前知識として知っておくに越した事はないが、逆に本書でそれを知ってフィードバックして見る・読むのもまた一興だろう。

しかし、このジョー・ヒルという作家、非常に独特な雰囲気を持っている。最初の「年間~」を読んだ時は、世間の評価に対し、眉を潜めたものだが、続く「20世紀~」、「ポップ~」と読むうちに、尻上がりに良くなっていき、この微妙に最後を交わす語り口が堪らなくなってくるのだ。全てを語らない事で逆に読者に胸に迫る物を与えてくれる。カエルの子はカエルというが正にそれは真実であると云えよう。

しかしヒル自身はそのあまりに偉大な父親の名声がかえって足枷になっているような節が本作からも見られる。まずあえて「キング」という苗字を使わずにデビューした事が父親に阿っていない事を示している。が、しかしこれはヒルの一作家としての矜持だといえよう。父親の名声に頼らず、まず自分が作家として世に通用するのか試したいという挑戦意欲の発露というのは容易に受取れる。
が、しかしやはりヒルには父親の影に疎ましさを感じていることが窺える象徴的な1編がある。それは「アブラハムの息子たち」だ。
この物語は有名なヴァンパイア・ハンター、ヴァン・ヘルシング教授と息子との軋轢を描いた1編であり、その物語の終わり方がヒルとキングとの親子関係を暗示させる。有名な父親をどの子供らも尊敬しているとは限らない、むしろそれが永年の苦痛であったという告白文書として読み取れるところが非常に興味深い。
そしてこの作品を著すことで、さらにこの作品が世に賞賛を以って迎えられたことでヒルはキングの呪縛から解き放れたと解釈できよう。この作品は彼が書かなければならなかった物語なのだ。

また物語の語り手にティーンネイジャーが多いのが特徴的だ。純然たるティーンネイジャーが語り手を務める作品を挙げてみるとシークレット・トラックの「シェヘラザードのタイプライター」から始まり、「ポップ・アート」、「蝗の歌をきくがよい」、「アブラハムの息子たち」、「うちよりここのほうが」、「黒電話」、「寡婦の朝食」、「おとうさんの仮面」、そして成長した主人公が10代の頃を回想して語る話として「二十世紀の幽霊」、「挟殺」、「マント」、「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」、「自発的入院」と収録作品17作中13作品と実に大半を占める。
それらに共通するのはちょっと現実とは少しずれた感覚・世界だという事だ。子供の頃というのは毎日が冒険であり、全てが新しく瑞々しかった。そういう風に映るフィルターを通して日々を過ごしていた、そんな感覚がある。
翻って大人になって過ごす日々は現実そのものであり、そこには何の不思議も新鮮味も無いのが大半である。このジョー・ヒルという作家は子供が抱く大人とは違って見える毎日の風景と子供が大人の世界から感じる違和感を表現するのが非常に巧みだ。子供だった私が知らないところで進行している何か、その解らなくてもいいのだが、知らないことがなんだかとてもむず痒くなるような云い様の無い焦燥感、不安を実に上手く言葉に表す。
いや正確にはそうではない。このむず痒さの根源となる「一体なんなのか、はっきりしてくれ」という答えを知りたがる読者の性癖を巧みに操作するような書き方をするのだ。だから作品によっては読者の抱く感慨というのは実に様々だろう。
特に「マント」、「死樹」、「おとうさんの仮面」なんかは中高生に読ませて読書感想文を書かせると色んな解釈の仕方が生まれてよいテキストになるのではないか。そういった意味ではエンタテインメント系の作家としてはこの人は文学よりだと云えるだろう。

ただ饒舌さを感じさせる文体はまだまだ刈り込める要素が多く、1作品における登場人物や舞台背景に対して非常に雄弁である。これは近年のクーンツ作品を連想させる。日本人作家が敢えて語らない事で怖さを助長させるのに対し、この作家は雄弁に語り、最後に語るべき内容をさらりと交わすことで読者への想像力に委ねるという手法を取る。ただ読み直すとまだまだページ数は減らせると思う。少なくともあと100~150ページは減らせるのではないか。

昨年のミステリシーンに一躍注目を浴びる存在となったジョー・ヒル。確かに彼は“書ける”作者である事は認めよう。ただ未完の大器だという感が強い。この後、彼がどのような奇想を提供してくれるのか、非常に興味深いところだ。
また追いかけたくなる作家が増えてしまった。困った物だ。



▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.1:
(5pt)

親の七光り

中には面白い短編もありました。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.26:
(4pt)

荒々しいキング

スティーブン・キングのファンなら是非とも
この本を手に取られたほうがいいと思います。
というのも、わたしも半信半疑で読み始めましたが、
文章の向こうからは、まぎれもなくスティーブン・キングの匂いが
プンプンします。
もちろん訳者の影響もあるかもしれませんが、
素晴らしい本であることに変わりはありません。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.25:
(1pt)

久々にひどい本を買ってしまった!

作者自身の人間性が浅すぎるので、同じようなテーマで書かれたオヤジ(スティーヴンキング様)のものと比較すると、雲泥の差がある。 3作読んだけど、挫折しました。 古本に出すのも気がひけるので、捨てます。 タビサキング(奥さん)の作品も酷い代物でしたが、コレは上をいってる! 出版社は、売れればイイので、いろんな仕掛けをします。 出版前に大評判をでっちあげて、本屋に行列を作らせたり、ノーベル賞にノミネートしたり(笑) でも、本の大好きな、真面目な読者の目はごまかせないのです。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.24:
(5pt)

ポップ・アート

ポップ・アートが美しい。 お得意の人間らしい「妙味」も好感度大。 しかし、やはり風船であったところが。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.23:
(4pt)

凄い才能

親の七光りなどとはとても言えない、個性的で魅力のある短編が詰まっています。ただ怖い、という作品だけではなく、多彩。
冒頭の作品から、「ポップアート」という作品までで、著者のめくるめく才能に、打ちのめされるほどの読書体験ができます。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348
No.22:
(3pt)

技術は素晴らしいけど。

自分にはあまり合わなかった…ポップ・アートや蝗の話は穿って読みすぎてしまい最初は主人公の幻想なのではないか?とか
考えてしまった。
というのもやはり、キングの小説が先入観になってしまい、ジョー・ヒルのカラーを理解するのに時間がかかってしまった。
が、それを差し引いてもグッとくる作品があまりなくボリュームはあるがのめり込むまでには到らず。

が、これはあくまで好みであり私には合わなかったというだけのこと。
決して文章が稚拙だったりするわけではないので悪しからず。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:20世紀の幽霊たち (小学館文庫)より
4094081348



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