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(短編集)
20世紀の幽霊たち
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20世紀の幽霊たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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スティーブン・キングのファンなら是非とも この本を手に取られたほうがいいと思います。 というのも、わたしも半信半疑で読み始めましたが、 文章の向こうからは、まぎれもなくスティーブン・キングの匂いが プンプンします。 もちろん訳者の影響もあるかもしれませんが、 素晴らしい本であることに変わりはありません。 | ||||
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作者自身の人間性が浅すぎるので、同じようなテーマで書かれたオヤジ(スティーヴンキング様)のものと比較すると、雲泥の差がある。 3作読んだけど、挫折しました。 古本に出すのも気がひけるので、捨てます。 タビサキング(奥さん)の作品も酷い代物でしたが、コレは上をいってる! 出版社は、売れればイイので、いろんな仕掛けをします。 出版前に大評判をでっちあげて、本屋に行列を作らせたり、ノーベル賞にノミネートしたり(笑) でも、本の大好きな、真面目な読者の目はごまかせないのです。 | ||||
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ポップ・アートが美しい。 お得意の人間らしい「妙味」も好感度大。 しかし、やはり風船であったところが。 | ||||
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親の七光りなどとはとても言えない、個性的で魅力のある短編が詰まっています。ただ怖い、という作品だけではなく、多彩。 冒頭の作品から、「ポップアート」という作品までで、著者のめくるめく才能に、打ちのめされるほどの読書体験ができます。 | ||||
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自分にはあまり合わなかった…ポップ・アートや蝗の話は穿って読みすぎてしまい最初は主人公の幻想なのではないか?とか 考えてしまった。 というのもやはり、キングの小説が先入観になってしまい、ジョー・ヒルのカラーを理解するのに時間がかかってしまった。 が、それを差し引いてもグッとくる作品があまりなくボリュームはあるがのめり込むまでには到らず。 が、これはあくまで好みであり私には合わなかったというだけのこと。 決して文章が稚拙だったりするわけではないので悪しからず。 | ||||
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このほんにはたくさん小説がはいっるんだ。 おもしろのが1個(ポップアート)といやーな感じなのが1個(自発的入院)、で、どうでもいいのがたくさん。 なんかよませるんだけどひきこまれないな。 みんながいい、いい、とほめてたけど、ほめすぎだよね。 「いろんな本を読んでる文学部の学生が書いたみたい。衒学的。」ってママが言ってた。 | ||||
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このほんにはたくさん小説がはいっるんだ。 おもしろのが1個(ポップアート)といやーな感じなのが1個(自発的入院)、で、どうでもいいのがたくさん。 なんかよませるんだけどひきこまれないな。 みんながいい、いい、とほめてたけど、ほめすぎだよね。 「いろんな本を読んでる文学部の学生が書いたみたい。衒学的。」ってママが言ってた。 | ||||
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スティーブン・キングの息子。凄すぎる経歴をひっさげて私の前にあらわれた ジョーは、新時代のホラー&幻想小説の扉を開けた。 一編一編が類稀なるユーモアとペーソスにあふれていて、純文学的な抒情に 充ちている。読了して数日が経っても、各編のひとつひとつの光景が、目の前に 浮かんでくる息が詰まるほどに強烈な邪悪さや、詩的なノスタルジーに目が眩む。 鮮烈すぎる読書体験だ。 各編それぞれのクオリティーの高さは圧巻。 好き嫌いをこえて、小説の真髄を感じさせる。 | ||||
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スティーブン・キングの息子。凄すぎる経歴をひっさげて私の前にあらわれた ジョーは、新時代のホラー&幻想小説の扉を開けた。 一編一編が類稀なるユーモアとペーソスにあふれていて、純文学的な抒情に 充ちている。読了して数日が経っても、各編のひとつひとつの光景が、目の前に 浮かんでくる息が詰まるほどに強烈な邪悪さや、詩的なノスタルジーに目が眩む。 鮮烈すぎる読書体験だ。 各編それぞれのクオリティーの高さは圧巻。 好き嫌いをこえて、小説の真髄を感じさせる。 | ||||
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17作全てギリギリ水準作以上だが、 女性視点の物語が一つしかなくて、 21世紀に書かれた話にしては、 ジェンダー観が古すぎて笑う。 いまだに父性愛をマンセーされてもなぁ。 上手な無駄の無い話ばかりだが、 もう、お腹いっぱい。 作者の引き出しの限界も読み取れて、 他の作品集は読みたいとは思えなくなる。 これ一冊でも後半はまた少年の話かよ! と飽きてきた。 描写巧いのでスラスラ読めますが、ヒルはもういいやw 解説者は恒川光太郎 さまと似ていると分析しているが、 アイデアやプロットは恒川光太郎 さまの方が遥かに上。 無駄な描写をしないのがヒルの信条らしいが、 短編で落ちまで削るなよw 衝撃な結末の話は一つもありません。 衝撃な結末は放屁のようなものと思っている しっとりした純文学ファンならヒルは受けるだろう。 ホラーとしてはディーン・R・クーンツ に遥かに及びません。 ロバート・R・マキャモン といい勝負。 スティーヴン・キング との比較は親子なのでしたくない。 普通の人間は親の七光りと言われるのを嫌って、 親とは同じ職業には就かないもんだが、 ヒルの精神構造を疑うよなw 自分がキチ○イの遺伝子を持ってるかもしれないと恐れ、 子供を作らないディーン・R・クーンツ の苦悩は、 スティーヴン・キング 親子には無縁なものでしょうな。 小説家に成る遺伝子ってか?w お気楽でいいよなww | ||||
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やはり作家の息子の作品はスゴイのか?というのを確かめたくて(ジョー・ヒルさんはスティーブン・キングの息子!)読みました。 ひとつのテーマで括るのは難しい感じがする様々なものを扱った、しかし当然主たるモチーフに【恐怖】がある短編集です。出来うる限り、いつも私は先入観を持たないで作品を味わいたい、作品ごとに評価が違って当然だ、と考えて読んでいますが、全くまっさらで臨めるほど人間が出来ているわけではありません。が、どんなクダラナイ作品を書く人でも、時に素晴らしい傑作を生み出すこともありえますし、いつも完成度高い作品を生み出す作家(もしくは音楽家でも、映画監督でも、役者さんでも、芸術家、あるいはモノを生み出す方ならどんなモノでも)がとんでもなくどうしようもない(と一受け手である私が感じる)作品を世に問うこともありますよね?先入観はなるべくなくして作品そのものを楽しみたいです。が、やはりスティーブン・キングの名前は大きかったし、私も結構好きな作品があるので、ちょっと期待し過ぎたかもしれません。 様々な趣向を凝らした短編集で、私が気に入ったものは、あるホラー短編を自分が監修する「年間ホラー傑作選」という本に載せたいが為に様々な困難を乗り越える編者が主人公で作中作の赴きを生かした(私の中のこの短編集のベスト!)『年間ホラー傑作選』、吸血鬼について新たな角度からの視点を基にしたホラーというよりも幻想ものともいえる『アブラハムの息子たち』、野球への偏愛を滲ませながら問題ある子供と独特の関わり方を示し、なお愛情も理解させる『うちよりここのほうが』、一人のダメ男の目の前に訪れる不運と、めぐり合わせと、陥るべき現実(この短編の切り方はかなり好きです)『挟殺』、不思議な博物館を舞台に展開する奇妙で不可思議な展示品と観客の運命(モチーフは1番好き)『末期の吐息』、ちょっとしたレイモンド・カーヴァー的作品『ボビー・コンロイ、死者の国より帰る』、何か大きな物語の導入としてだったらもっと楽しめるのでは?とも感じさせる『救われしもの』です。 ただ、非常に残念に感じる部分もあって、人は小説に何を求めるのか?とかいう根源的問いかけにも通じてしまうのですが、その世界に潜りたい!潜ってしまったことに気付かせないうちに潜ってしまった、という感覚に読み手を持ってこれれば、およそどんな奇想天外な、ありえない不条理も、読者は受け入れられると私は考えます。しかし、潜らせるテクニックなり、深さによってはどうしても「何で?」という批判性が頭をもたげてきてしまいます。短編はだからこそ難しいと思いますし、それが上手く行ったうえでの物語の切り方落差は長編小説にはない短編の醍醐味だと思うのです。そしてそんな部分にこの短編集では上手くいっているものと、いっていないものの差が大きいと私は感じました。作品の完成度としては『自発的入院』におそらくほとんどの方々が父キングの跡を見出せると思うのですが、だからこそかえって私にはキングの偉大さを感じました。ただ、スティーブン・キングの短編は私はいまひとつなのですけれど。 父キングのころよりも、感じたり、考えたりする時間が少なく世の中全てのスピードがあがっただけ、とも言えるかも知れません。より現代的なのかも知れませんし、ただ私の好みが古臭くなっただけとも言えるかもしれません。が、物語の中に潜らせる技術、取り込むチカラ、その魔力を知っている人には少々物足りなく感じさせるかも、ということです。 新しいホラーの形に、あるいは作家の系譜に興味のある方にオススメ致します。 | ||||
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ご存知のようにスティーブン・キングの次男でもあり、そのことを秘匿しても高評価され、受賞多数の作家。キングは大好きだし、息子ということを隠してもにじみ出てくる才能があるんだろうな、どんなの書くんだろ?と、読んでみました。受賞作も入ってますが、そうでないのも入ってます。書評などによると「全作秀逸」みたいな事書いてありますが、どうしても納得できません。才能を感じるほど面白かった作品もあれば、名前が売れる前なら読まれなかっただろうと感じるほど退屈な作品もありました。この値段でこの作品数なので、はずれは0円と考えてもおつりが来ることは確かなんですが、現時点では皆さんがいうほどすごい作家かなー?確かに、これからさらに才能が爆発するんでしょうけど・・・。やっぱり、キングの息子って知らないと、この本だけでは他の作品も積極的に買おうとは思わなかったです。 | ||||
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「スティーブン・キングの息子」という肩書き(?)は無用です。 「年間ホラー傑作選」をまず読んでみてください。ジョー・ヒルの並々ならぬ力量を認識できます。 その他、カフカの『変身』にインスパイアされた『蝗の歌をきくがよい』のグロテスクさもすばらしいし、『黒電話』は、楳図かずおの『漂流教室』の一場面を思わせ、『マント』は思わぬ悪意にぞっとします。 中には、ホラーではないものもありますが、とにかく、良質の短編集です。 | ||||
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「スティーブン・キングの息子」という肩書き(?)は無用です。 「年間ホラー傑作選」をまず読んでみてください。ジョー・ヒルの並々ならぬ力量を認識できます。 その他、カフカの『変身』にインスパイアされた『蝗の歌をきくがよい』のグロテスクさもすばらしいし、『黒電話』は、楳図かずおの『漂流教室』の一場面を思わせ、『マント』は思わぬ悪意にぞっとします。 中には、ホラーではないものもありますが、とにかく、良質の短編集です。 | ||||
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モダン・ホラー界の大御所スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルが書いたこのデビュー短編集は、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞の三冠を受賞している。また、’08年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門、「このミステリーがすごい!」海外編ともに第4位にランクインしており、怪奇(ホラー)というより、幻想の不思議な世界が堪能できる。 謝辞のなかの掌編を加えて、17の掌・短・中編と「黒電話」の追加部分の、全部で18編からなっている、原著以上に充実した日本語版ならではの“決定版”とのこと。 私が読んでいて一番琴線に触れたのは、少年・青年期の夢想を具体的に小説化した作品だった。ヒルは、ときに兄弟であり、あるいは友人同士である少年たちの友情や葛藤や裏切りを幻想小説の形を借りて描いている。 たとえば、「十二歳のとき、おれの一番の親友は空気で膨らませる人形だった。」、そしてその“命を持った”人形との実際の交流を描いた『ポップ・アート』。 ‘ぼく’が宙に浮く(というか空を飛ぶ)エピソードを描いた『マント』。 そして、若年性統合失調症と診断された弟の行動と親友の謎の消失を描いた『自発的入院』。 ほかにも実にバラエティーに富んだいろんな作品が続くのだが、本書からはジョー・ヒルのそこはかとない文学性と、抒情性、そして末恐ろしい将来性をうかがうことができる。 | ||||
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幽霊が存在感たっぷりに登場したり、サイコ野郎が出てきたりするが、格調高いストーリー展開である。先人や名作に十分な敬意を払い、自分の作品中にその味わいを昇華させている。その中でも、「ポップ・アート」がぶっとんでる。風船人間!なんだそりゃ。だが決してギャグではなく、乙一作品のような悲しみに満ちた短編に仕上げている。 えっ「オズの魔法使い」のラストシーンってどんなだっけとか、「救われし者」に出てきたのは本当に神の子?なんて考え始めると、いつまでもうなり続けて考え込んでしまう。小説としての余韻が、単なるホラー作品とは違う。 | ||||
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すでに多くのレビュアーが内容紹介をされているので、一言だけ。 「異色作家短編」のファンは必読! | ||||
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すでに多くのレビュアーが内容紹介をされているので、一言だけ。 「異色作家短編」のファンは必読! | ||||
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ぶっとんでしまった……。スティーブン・キングの息子だそうだが、父親と同じホラーという土壌で、よくぞここまで、というくらいの傑作ぞろい! 短編では、その巧妙な切れ味は父親を抜いている。一篇一篇に異なった味わい、仕掛け、題材があり、それぞれ忘れがたい作品になっている。ホラーファンだが、ここまで納得いく作品はめったにない。日本のホラー作家は、お手本にしてほしいくらいだ。 | ||||
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評判が良いので買いました。全然琴線に触れない作品もありましたが、恐ろしく恐ろしい作品や琴線に触れまくる作品が確実にありました。読んで良かった!と強く思います。 ■繰り返し描かれるのは、アメリカの田舎の子どもの目から見た世界です。幼少期のトラウマをむりやり追体験させられるような、懐かしい甘さとイヤーな感じが入り混じっています。 ■昔々、谷川俊太郎訳の「ピーナツ」シリーズを読んだとき、チャーリーブラウンの気持ちがよくわからなかったのを思い出しました。いま、ヒルの短編群を読みながらチャーリーのことを思い出すと、彼の気持ちが手に取るようにわかる気がします。 ■子ども時代とは、万能感に溢れ、親に愛されている安心感に溢れ、成長する身体の充実感に溢れた年代であるはずです。しかし、実は、疎外感や欠落感、不全感に悩まされる年代です。まだ小学生なのに人生の悲哀や苦悩を独りで背負ったかのようなチャーリーブラウンの痛々しい姿には、「少年期は辛い」という残酷な真実が描かれていたのでした。少年期真っ盛りの自分にはそれが気づけませんでした。 ■いま、僕より少し年下のジョー・ヒルが書いた作品群で、僕ははっきりと気づきました。子どもだった自分が感じていた不安・恐怖・喜び。それらが一緒くたになった子どもの自分を取り巻いていた世界。 ■巻頭の作品「年間ホラー傑作選」の主人公は子どもではありませんが、子どもの魂を失わずに育ってしまった大人かと思います。コミコンやファンイベントに集まる醜いホラーファンを嫌悪しつつ、その仲間である人物。こういう人物の心性を描くのも上手い。大好きな作品です。 ■チャーリーブラウンが普遍的なアメリカの子どもを象徴する存在だったように、ジョー・ヒルが描く世界も非常に普遍的です。「アメリカの田舎町」というくくりすら軽々と飛び越えて、日本の田舎町に育った僕の気持ちを鷲づかみにするほど。 ■もう一つ、映画「ゾンビ」など僕らの人生に欠かせないアイテムが自然に出てくるのが良い。僕らと同じスタンスで、これらサブカルチャーの古典に対峙する作者。彼が僕らとほぼ同世代・同じものを見て育った共感が、感傷とか抜きに伝わってきます。 ■既視感・懐かしさと同時に、新たな発見による驚きや恐怖を与えられる短編集です。とくに男の子に読んでもらいたいです。これから大人になる少年と、少年のまま大人になってしまった人に。(汚物とかの描写がちょっとグロいですが、これも子どもの視点で見たもの、と思えば納得がいきます。ちょっと我慢を) | ||||
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