■スポンサードリンク


ももか さんのレビュー一覧

ももかさんのページへ

レビュー数527

全527件 201~220 11/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.327:
(8pt)

当たり外れが多いのも事実ですが

この「法人類学者デイヴィッドハンター」は当たりでした。
虫嫌いの人には少々?いえいえ、かなりキツイと思いますが、
知らなかった雑学を勉強するのも、また小説を読む楽しみです。
こういう分野のミステリーは初めてでしたが、続編が出れば、是非読みたいものです。

法人類学者デイヴィッド・ハンター (ヴィレッジブックス)
No.326:
(7pt)

やはりボックス氏は飽きさせない!

ジョーピケットシリーズも回を重ねると、少々飽きてくるのでは?と思いがちですが
全くそういうこともなく、最後の最後まで読者を惹きつけて離さない!さすがです。
どの小説が好きかというと、好みで分かれるでしょうが、どの小説も(ジョーピケットシリーズ)それぞれ魅力があります。
ただ、物語の展開と家族の在り方が重なる部分が多いので、第一作目からお読みになるのをお勧めします。

震える山 (講談社文庫)
C・J・ボックス震える山 についてのレビュー
No.325:
(8pt)

デビュー作以上の出来!

デビュー作は良かったけど、二作目は??と思う作家さんもいる中、二作目がデビュー作以上に面白くて一気に読んでしまいました。
(まぁ~、一作目の基礎があるから、面白いという点もあるのですが)
ボックス氏の小説を読んでいると、寒い季節でもないのに、体が冷えてくるような感じになります。
(真冬に読んだらどうなるのだろう???)
全く見たこともない場所なのに、想像していると、身震いしそうになります。
自然に負けず人にも負けずズンズン突き進んでゆくジョーピケットは、まさにヒーローですね!
凍れる森 (講談社文庫)
C・J・ボックス凍れる森 についてのレビュー
No.324:
(7pt)

デビュー作なので、力入っていました!

cjボックス氏のデビュー作品だそうです。
最初から力の入れ方がこちらにも伝わってきますね!こういうお父さん?がいたら、ホント頼もしいですよね。
俳優でいうと、誰になるのだろう??と思いながら読み進めました。
昔でいう、ロバートレッドフォード?
古き良きアメリカの典型的な(理想的な)男性が似合いそうです。

物語としては、少々辛いところもありますが、全体としてよく出来たミステリーだと思いました。

沈黙の森 (講談社文庫)
C・J・ボックス沈黙の森 についてのレビュー
No.323:
(7pt)

ミステリーとしても一級品!

「だれも知らない女」や「過去を亡くした女」と違って
この「鹿の死んだ夜」は、現代に通じるミステリーでした。
クック氏の「どんよりとした暗いミステリー」の初期作品といってもいいのではないでしょうか。
通じるものがあります!

クック氏の小説で勿体ないな~と思うのが、タイトルと表紙です。
原題がどうしてこんなタイトルになるのか。
表紙ももう少し人目を惹く?魅力的なものにできないのか。
表紙とタイトルで売り上げが全然違ってくると思うのですが。
そこが残念ですね。

鹿の死んだ夜 (文春文庫)
トマス・H・クック鹿の死んだ夜 についてのレビュー
No.322:
(7pt)

クック氏には珍しい続編もの

「だれも知らない女」の続編になっています。
ミステリーとしては、「だれも知らない女」の方が好みですが
こちらも、「闇」という点では負けていません。
主人公のフランククレモンズは、俳優でいうと、クリントイーストウッドが近いかな?!
ちょっと渋めで謙虚で欲がない・・・。たぶん。
映画としても見てみたいな~。

過去を失くした女 (文春文庫)
トマス・H・クック過去を失くした女 についてのレビュー
No.321:
(7pt)

やっと読めた!

クック氏の「記憶シリーズ」が大好きで初期の作品も読みたいとずっと思っていました。
念願叶ってやっと読めました。
登場人物は勿論違うのですが、根底にあるものは、やはり「クック節?」で
外国のことだから、私には無理かも?!なんてことは一切なく、人の心の闇に共感を覚えます。
小説としては、ちょっと物足りない面もありますが、クックファンの方には是非お勧めしたい!
こうやって、闇の上に闇が乗っかり、また闇がそれを包んでゆく・・・いいな!
だれも知らない女 (文春文庫)
トマス・H・クックだれも知らない女 についてのレビュー
No.320:
(7pt)

ミステリーというよりも、ハードボイルド的な?

タイトルは優しい感じがしますが
内容は、すごくハードボイルドで(cjボックスの他の本も多少はハードですが)一気に読めました。
ジョーピケットシリーズではないので、いつものように自然の描写にウットリすることもなく
事件に慌ただしく追い立てられるような?息つく暇もないような感じでした。ジェットコースター的な面もありましたね。

たまには、こういう本もいいかもしれませんが、続けて読むのはちょっと辛いかな。


さよならまでの三週間 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-2)
C・J・ボックスさよならまでの三週間 についてのレビュー
No.319:
(7pt)

一気に読むべきか、あるいはボチボチとスローなペースで

普通ならミステリーは一気に読む方なのですが(読みたい方なのですが)
忙しかったこともあり、稀にみるスローペースで読んでみました。
これはこれでアリ!ですね。
まず登場人物の「絵」が段々と出来上がって、自分も探偵になった気分で一緒に犯人捜しを手伝った?
たまにはこういう読み方もいいのかな。

物語としては、それほど可もなく不可もなくですが
考古学に興味のある方にはお勧めです。



狩人の手 (創元推理文庫)
グザヴィエ=マリ・ボノ狩人の手 についてのレビュー
No.318:
(8pt)

フィリップドライデンって、いいね!ファンになってしまいました!

「水時計」を読んだときは、それほど主人公・ドライデン氏に興味を持たなかったのですが(いや!予兆?はあったかも!?)
この「凍った夏」で、すっかりファンになってしまいました。ほんと、彼って魅力的ですね!
彼自身がそれに気づいていない、気づくような素振りもないのが、またまた女心を揺さぶるのです。
魅力的な人ほど、自分に無関心のような・・・気がします。

物語としては、やはりミステリー仕立てで、ミステリーそのものも面白く仕上がっています。
解説には、本格派ミステリーとありましたが、本格派でなくても、この面白さ・人を惹きつける描写力は、十分読者を満足させるものだと思います。
日本でジムケリー氏の著作がどれだけ読まれているのか分かりませんが、まだお読みになっていない方には是非ともお勧めしたい作家さんです。

凍った夏 (創元推理文庫)
ジム・ケリー凍った夏 についてのレビュー
No.317:
(8pt)

新しい展開のミステリーでした

ジムケリー氏の小説を初めて読みました。
オーソドックスであり、新展開もあり、時々(或いは始終)ユーモアがあふれていて読みやすいミステリーでした。
こういうのもたまにはいいですね!
っということで、引き続き彼の小説・二本目を読んでいるところです。

解説では「水時計」の表しているモチーフなんたら、象徴なんたら、これが意味するなんたら・・・ありましたが
直球勝負で、まずはドライデン氏の行動や言動を楽しむのが一番かと思います。あと、ドライバー氏ですね”
ミステリーではあるけれども、会話や食べ物・飲み物の話が興味深くて、ジムケリー氏のファンになってしまいました。
こういうミステリー以外で楽しめる小説って、なかなかないのでお勧めです!”


水時計 (創元推理文庫)
ジム・ケリー水時計 についてのレビュー
No.316:
(7pt)

ミステリーというよりも、人間ドラマみたいな

昔のアメリカって、こんな感じだったのでしょうか。
ご近所との距離感や「男は外で働いて女は家を守る」これって、本当だったのでしょうか、たぶん本当のことだったのでしょうが
にわかに?信じがたいことで、それが意外でした。
物語としては十分ミステリーなのですが、私はこの時代のアメリカに(生々しくて)魅力を感じました。
食べ物が沢山紹介されている点も私好みで、あと飲み物の紹介がもっとあったら、時代を写す?鏡になったのかも。、

「地中の記憶」はそれほど面白い小説とは思わなかったのですが、この「彼女が家に帰るまで」はアメリカの生活に
興味がある方には是非お勧めです。
レシピを検索して、作ってみたいな~と、思ったほどでした。

彼女が家に帰るまで (集英社文庫)
ローリー・ロイ彼女が家に帰るまで についてのレビュー
No.315:
(6pt)

歴史ものがお好きな方にはお勧めです

東西ドイツを舞台にしたミステリーです。
今思うと、知られていない出来事(殺人事件・殺人未遂事件など)がたくさんあったのだろうな~、と。
昔、若いころは何でも知りたい!と思ったものでしたが、年をとると、「知らなくていいことは、知らない方がいい」に
変わってきました。この小説もあまり知りたいと思える内容ではありませんでした、悲しい物語ですね。

ミステリーというよりも、歴史ものとして読んだ方がいいのかもしれません。

影の子 (ハヤカワ・ミステリ1931)
デイヴィッド・ヤング影の子 についてのレビュー
No.314:
(5pt)

うーん、悪くない。でも、良くもない!

ミステリーとしては、ちょっと物足りない気がしました。
ストーリーとしては、悪くないんです。先を読みたい!と思わせる流れになっています。
でも、突拍子もないことや、「果たして、これってアリ?」と思うことも。
直球勝負でいくか、予想のつかない展開で読者をアッと言わせるか・・・その点、中途半端だったような感じがしました。
今のところ、この一冊しかないので、作者への評価は難しいですが、次回は直球でズバっと、勝負して欲しいところです。
弁護士アイゼンベルク (創元推理文庫)
No.313:
(7pt)

CJボックス氏、第一作?

CJボックス氏の本は既に数冊読んでいますが
この小説が第一作のようです(ジョーピケットシリーズ)
ここから始める方が勿論良いでしょうが、それほど違和感もなく読んでいたので
彼の小説がそれだけ読みやすいということなのでしょう。(時々軽い説明もあったので)

親子の関係は遠い昔テレビで見ていた「大草原の小さな家」みたいで、憧れます。


沈黙の森 (講談社文庫)
C・J・ボックス沈黙の森 についてのレビュー
No.312:
(6pt)

内容としては面白い部類に入るのだけど

私はあまり好きなタイプではありませんでした。
デニスルヘイン氏は、こういう部類の小説よりも、「ミスティックリバー」みたいな率直な?真っすぐな?ミステリーの方が良いと思うのですが。
(ミステリーといえばミステリーなのだけど、ドロドロとした人間関係を前面に打ち出したドラマ)

次は第二のミスティックリバーと思えるような本を読みたいものです。
これで終わりたくない!



シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.311:
(5pt)

なんだかよく分かりませんでした

短編って、難しいです。
分かりかけたところで終わる感じがしますし、分からないまま終わってしまう場合もあります。
デニスルヘイン氏は、好きな作家の1人なのですが
今回はちょっといただけませんでした。

現代短篇の名手たち1 コーパスへの道 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
デニス・ルヘインコーパスへの道 についてのレビュー
No.310:
(6pt)

全体的に中途半端で、ガッカリです。

タイトルも表紙もいいのに、小説としてはガッカリものでした。
こういう流れはアリだと思うし、現在と過去が交互に書かれていて、読みやすいのは読みやすいです。
でも、展開に広がりがなく、こういうことなら、ここまで読者が期待するような「偽りのレベッカ」+表紙の女性にしなくてもいいのに。

ここんとこ、こういう本の出会いが多くて、選択のミスって、時間の無駄だな~と、思えるような一冊でした。
これに懲りずにまた頑張って読もう!

偽りのレベッカ (講談社文庫)
アンナ・スヌクストラ偽りのレベッカ についてのレビュー
No.309: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

全くつまらない小説でした

ミステリーとしてはアリなのかもしれませんが、「話」としては、全く以てつまらないの一言です。
その原因は、翻訳にあるのかも”

43歳の女性が使う言葉とも思えないし、読む度ごとに違和感がありました。
ミステリー好きな方にお勧めできるかというと、そういうことはまず無理でしょう。
ミステリーの前に小説として読むことができなければ、人にとてもお勧めなんてできません。
償いは、今 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アラフェア・バーク償いは、今 についてのレビュー
No.308:
(8pt)

まるでスティーグラーソンの続きを読んでいるようでした!でも、ちょっとだけ不満足。

ミカエルもリスベットもエリカも以前のまま、遜色ない書き方ですが
残りの登場人物、特に女性の会話がちょっと手抜きしてない?感もあり・・・で、8点です。
これは翻訳のせいかもしれませんが、全く魅力的ではなくて、もうちょっと力入れてよ!と、思ったのも事実です。

ミレニアムシリーズが面白くて、続きが楽しみにしていたのですが
作者の突然の訃報でもう読めないのかと残念で仕方ありませんでした。
でも、この感じだと、続行で正解だと思います。
ミレニアム5も、この分だと期待できそうですね!


ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (上)