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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 181~200 10/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.347: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジョンハート氏の魅力って、何だろう

「川は静かに流れ」からジョンハート氏のファンです。
一番最初に読んだ本の感想でも触れましたが、ジョンハート氏の魅力って、何だろうと考えてみました。
人の持つ「闇」が結構深いという点ではないでしょうか。
誰でもそこそこの?「闇」は持っているのでしょうが、彼が描く登場人物の「闇」が深くて
そこから目が離せなくなる?闇さえも魅力的に思えてしまう。
「キングの死」よりも「ラストチャイルド」の方が好みですが(再読したいぐらい)この小説もなかなか重厚で良かったです。

キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートキングの死 についてのレビュー
No.346:
(5pt)

及第点はつけられるけど・・・

あともう一つ物足りなく思いました。
なにが足りないのだろうと、考えてみましたが、その一つが「目新しさ」
どこかで読んだことのあるような物語の進み具合に新鮮さを感じられず、たぶんこういう風に進むのだろうと思うように進み?
物語としては及第点ですが、この作家さんの本をまた読みたいとは思いませんでした。
感じとしては良かったのですが、残念です。
闇のなかの少女 (扶桑社ミステリー)
ジョン・ソール闇のなかの少女 についてのレビュー
No.345:
(8pt)

マロリーを知るためには不可欠な作品

前後してシリーズものを読んだのですが
この小説はマロリーを深くしるためには、不可欠なものでした。
この本だけでも、マロリーの理解度が深まる?感じでした。
ミステリーとしては、ちょっと平凡ですが、マロリーシリーズを読み進めるためには、是非とも読んで頂きたい作品です。

いつも思うことですが、マロリーシリーズの表紙は良いですね。
タイトルも良いし、モノクロの感じがマロリーに似合ってます。
新作も出ているようなので、これからも楽しみな作家さんです。

吊るされた女 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル吊るされた女 についてのレビュー
No.344:
(4pt)

表紙・タイトル・期待していたのに・・・。ガッカリ。

表紙の感じもいいです、タイトルも(原題はノーマルだけど)いいです。
でも、読み始めて段々と不安に?なりました(これは悪い前兆だと)。
ネタ的には決して悪くありません、ちょっとユーモラスだけど、人を惹きつけるものがあります。
でも、最後まで読むと、「失敗したな~」感が。
何が悪いのか・・・分かりませんが(期待したのが悪かった?)結局は、どっちつかずの展開がダメだったのでは。


ぼくは君を殺さない (ハーパーBOOKS)
No.343:
(7pt)

ハリーホーレシリーズ第一作目

順序だてて読む方がいいのでしょうが
ハリーホーレシリーズとしては、数冊目で読むことになってしまいました。
一番最初に読んだのは、「スノーマン」でした。
この小説は面白くて(ミステリーとしても、題材としても)、これでジョーネスボ氏のファンになってしまいました。
シリーズ一作目というわけで、多少粗削りながらも、それなりに楽しめますが
内容としては、イマイチ物足りなさがありました。
ただ、ハリーの心理を理解するために、やはり一作目は読んだ方がこれから読み進めるためにも必要ですね。


ザ・バット 神話の殺人 (集英社文庫)
ジョー・ネスボザ・バット 神話の殺人 についてのレビュー
No.342:
(8pt)

表紙はイマイチ!でも、内容は抜群でした!

久々に面白いミステリーを読んだ!というのが、率直な感想でした。
適度なユーモア、適度に謎、適度に・・・ではなく、かなりのバイオレンスものでした。
こういうのも、たまに読むとワクワクしますね。
(毎回だと、ちょっと辛いかも!?)

ブッバが香辛料として効いてました。こういうキャラの人って、記憶に残るんですよね。
是非次回も登場させて欲しいなぁ~。
ルヘイン氏の小説は、脚本みたいに描写が緻密でホント分かりやすかったですね。

雨に祈りを (角川文庫)
デニス・ルヘイン雨に祈りを についてのレビュー
No.341: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

マットスカダーシリーズは数冊目ですが

こういうシリーズものは順番に読んだ方がいいですね。
私の場合ちょっと前後したので、ミスったかな~。
でも、単体としても十分面白いと思います。

内容はミステリーなのでしょうが、ハードボイルドといった方がいいかもしれません。
犯人の幼少時代とか、どういう風に育ったのか、そういう家庭環境も知りたかったです。
話が主人公と彼を取り巻く人間模様が中心になるのは分かるのですが、犯人側から見た「目線」も欲しいところでした。


獣たちの墓―マット・スカダー・シリーズ (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック獣たちの墓 についてのレビュー
No.340: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

期待していたのに~、ガッカリ!

トゥロー氏の小説は割と気に入っていたのですが
この本に関しては面白いとは思えませんでした。
特に「セス」の昔話がホント読みにくくて、ちょっとだけ斜め読みしたぐらいです。
60年代のことが分かっていても、分からなくても、私の感想は変わらないと思います。
ミステリーとしても、平凡で作者の意図がはっきり分からなかったです。
あまり人さまにはお勧めできないですね。

われらが父たちの掟〈上〉 (文春文庫)
スコット・トゥローわれらが父たちの掟 についてのレビュー
No.339:
(6pt)

「記憶シリーズ」と比べると、格段に落ちます

スラスラと読めるという点は良かったのですが
「記憶シリーズ」に嵌ってクック氏の本を読み出したものとしては、物足りない内容と
軟弱な?展開で、これはミステリーと言えるのだろうか・・・と、疑問だけが残りました。
この本を膨らませて脚本を書き上げると、映画にはなりそうですが
果たして、今の世の中こういう映画を待っている人達がどのくらいいるのでしょうか。




孤独な鳥がうたうとき
トマス・H・クック孤独な鳥がうたうとき についてのレビュー
No.338:
(6pt)

悪くはない!でも、良くもない!

キースピータースン氏の本は二冊目です。
以前読んだ本が面白かったので読んでみたのですが・・。
悪くは無いのですが、ちょっと物足りなかったかな~。
もう少し内容を工夫したものだったら、7点でした。

傷痕のある男 (角川文庫)
キース・ピータースン傷痕のある男 についてのレビュー
No.337:
(7pt)

なかなかの強者、ルイース!

最後まで楽しませてくれました。
主人公の刑事・ルイースがなかなかの強者で、この点は天晴れでした。
あと、デンマークのお国柄なのでしょうか、ちょっと分かりづらい人間関係があり
日本とは随分違うものだな~と、お勉強になりました。
続きもので読みたいのですが、日本で出版されているのは、あと一冊だけのようです。
ちょっと残念ですね。
見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ・ブレーデル見えない傷痕 についてのレビュー
No.336:
(7pt)

なかなかの力作です

「償いは、今」は、全くもってつまらかなったのですが
この小説は読みごたえがありました。
まず、ものすごく気の強い主人公が、全くブレがなくて素晴らしい。
周りの登場人物も分かりやすい人物描写で(興味を持てるかどうかは別として)受け入れやすい設定でした。
マイケルコナリー氏が絶賛したというのも、頷けます。
女版ブッシュといったところでしょうか。
いつも言っているように、表紙は落第点ですね。
タイトルも、そのまま「法廷が呼んでいる」では、ダメなのでしょうか?
この辺の問題は出版会社にどうもありそうです。売り出す気持ちがあるのなら、もっと考えないと。・
これでは著者が可哀そうです。

女検事補サム・キンケイド (文春文庫)
No.335:
(7pt)

読破するためには、かなりの努力が必要ですが、最後に報われます

単なる法廷ミステリーではなく、複雑に絡んだ人間関係と
会話の長さ、独特な言い回し等々、最後まで読むには読者側にも努力が必要ですが、
その努力は必ず報われるので、根気強く読むことをお勧めします。
読み終えたあとの、スッキリ感。これはちょっと意外でした。

初めてのバッファ氏の本でしたが、この感じなら、あと数冊読んでもいいですね!

遺産 (文春文庫)
D・W・バッファ遺産 についてのレビュー
No.334:
(6pt)

表紙がブルースウィリスだもの

面白くないわけない!と思って読み出したのですが、中盤の中だるみと風呂敷を広げ過ぎたせい?で
段々とダレてしまいました。
でも、後半になるとテンポよく進んで展開も面白かったです。
映画になってるんですね、でも、映画はいいかな。
小説を読んで映画を観たくなる本と、もうお腹いっぱいになる本とありますよね。
そこまで魅力は感じませんでした。
ロバートクレイス氏の他の本は評判いいので、あと何冊かは読みたいと思っています。

ホステージ〈下〉 (講談社文庫)
ロバート・クレイスホステージ についてのレビュー
No.333:
(7pt)

テスジェリッツェン氏の中では読みやすい小説です

通常運転のミステリーといったところでしょうか。
可もなく不可もなく、もう少し風呂敷を広げて欲しかったというのが率直な感想です。
毎回表紙とタイトルにも注目するのですが、この小説はタイトルも良かったし、表紙もいいですね!
主人公のみならず、わき役?の人の人生ももう少し知りたかったです。
人はどうしたら、こういう人生を歩んでしまうのか・・・あるいは犯罪を犯してしまうのか。
もう少し掘り下げて語ってくれていたら、8点です。
小説自体はテンポよく進むので読みやすかったですね。
未読の方にはお勧めの本です。

僕の心臓を盗まないで (角川文庫)
No.332:
(7pt)

まさに私好みでした!

こういう感じが好きです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、未読の方にお勧めします。
でも、かなりグロテスクなところもあるので、耐性が必要です。
ミステリーを読み込んでいる方は、楽しめる事請け合いです。

ジェリッツェン氏の本は二冊目ですが、前に読んだ「白い首の誘惑」?よりも面白かったです。

外科医 (文春文庫)
テス・ジェリッツェン外科医 についてのレビュー
No.331:
(5pt)

ミステリーとして悪いわけじゃないけれど

他のトマスHクック作品と比べると、はっきり言って劣ってました。
クック氏の小説の醍醐味は、市井の人が持っている闇だと思うのです。
他人から見たら普通に生きている人が抱えている「闇」
これは多かれ少なかれ誰しも持っていると思うのです。
その「闇」は書かれていますが、何が足りないのだろう・・・たぶん、小説そのものの土台と展開でしょうか。

「記憶シリーズ」が、あまりにも素晴らしい出来上がりだったので
この小説は、読み物としても、イマイチでした。

石のささやき (文春文庫)
トマス・H・クック石のささやき についてのレビュー
No.330: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「処刑宣告」は難しかったですが

こちらの方が読みやすかったですね。
ミステリーとしても、分かりやすいし、人さまにも勧めやすい?かもしれません。
ローレンスブロック氏の小説は二作目ですが、これからも続けて読んでいきたいですね。


死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック死への祈り についてのレビュー
No.329:
(4pt)

マイクルコナリーの小説は殆ど読んでいますが

この小説は全く頂けませんでした。
どうしてこんな野暮な?ミステリーを書いたのでしょう??そちらの方がミステリーでした。

チェイシング・リリー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.328: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「川は静かに流れ」を超えた!

ジョンハート氏の小説では「川は静かに流れ」が特に好きだったのですが
この「ラストチャイルド」は大きく超えました!
ハート氏の描くミステリーは単に謎解きだけでなく、人間の奥底にあるもの(例えば闇のような)
近付いてみたいけれど、近付くと大きく怪我を負うような、魔力的な部分があります。
読み終えたあと、しばらく動けないほどの無力感。
この「無」を味わうために、頑張って読んで欲しいものです。

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートラスト・チャイルド についてのレビュー