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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 41~60 3/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.487: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

これはミステリーというよりもハードボイルド?

主人公の活躍ぶりを見ていると、男性陣が好みそうなハードボイルド系で
私の好みではないとしても、そこそこ読ませてくれます。

ミステリーとしても、まずまずでこういう小説を読んだのは初めてではないでしょうか。
読んでいるあいだは、内容に引き込まれて夢中でしたが
モズリイ氏の本をまた読みたいか?と聞かれたら、「もうお腹いっぱいです」と答えるかも。
好みが分かれるところではないでしょうか。

流れは、いつか海へと (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
No.486:
(7pt)

少し物足りなさはあるものの

「そしてミランダを殺す」が突出していたので、「ケイトが恐れるすべて」が物足りなく感じます。
波乱万丈な展開が欲しいのではなく、もう少しこちら側に(読者側に)納得するものが欲しかったところです。

ただスワンソン氏の着眼点は他のミステリー作家にはないものがあるので、このまま本を出し続けてほしい。
今までに読んだことのないスワンソン氏らしいミステリーに期待しています。




ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)
No.485:
(9pt)

ジョンハートは兄弟ものが上手い!

「キングの死」もそうですが、ジョンハート氏の描く兄弟愛はホント群を抜いています。
どうしてここまで書けるのか不思議なくらいです。

スタンドバイミー的な場面もあり、どこか懐かしささえ感じます(アメリカのことは何も知らないのに)
こういった郷愁や青春の甘酸っぱさや育った場所への郷愁。
どこを切り取っても満点だと思います。

記憶に残る一冊になりました。


帰らざる故郷 (ハヤカワ・ミステリ)
ジョン・ハート帰らざる故郷 についてのレビュー
No.484: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

シリーズ完結とありますが、これで終わってほしくない!

悪くはないです。
でも、これでシリーズ完結でいいのか?と問われたら、不完全燃焼と答えるでしょう。
もっともっと「悪」で終わってほしかったですし、もっともっと「闇」を感じたかった・・・です。

一番初めに「ミレニアム」を読んだ時のような目くらまし的なこともなく、淡々と終わりだけを追ってゆく。
果たしてこれでいいのでしょうか?
スティーグラーソン氏はどう思うのでしょうか。


ミレニアム 6 上: 死すべき女
No.483: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

これぞ正統派ミステリー!

久しぶりに正統派ミステリーを読みました。
たまにはこういうのもアクセントになっていいですね!
(毎回だとちょっと退屈するかもしれませんが(笑)

代診医というのが日本でもあるのかどうかは分かりませんが、独特のやり方でこれはこれでアリなのでしょう。
未読の方にはお勧めです。

代診医の死
ジョン・ロード代診医の死 についてのレビュー
No.482:
(6pt)

ミステリーと思っていたら、sfミステリーなのですね

昔からsfは大の苦手で、楽しめませんでした。
(スティーヴンキング氏のsfはユーモラスで楽しめるのですが)

「ハリーオーガスト15回目の人生」もそうでしたが、クレアノース氏との相性は今のところ良くないみたいです。

接触 (角川文庫)
クレア・ノース接触 についてのレビュー
No.481:
(7pt)

北欧の新人作家

「極夜の警官」の前に書かれた本のようです、こちらから読むべきでした。
第一作目ということもあり、稚拙というと失礼ですが、文章が「極夜の警官」ほどなめらかではなく、それはそれで新人作家さんらしく好ましかったです。
ミステリーとしてもあと一歩の感は否めませんが北欧を知るうえでは大変勉強になりました。
寒い日に読むと一層寒く感じますね。

あと数冊著書があるようなので、そちらも楽しみです。


雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)
ラグナル・ヨナソン雪盲~SNOW BLIND~ についてのレビュー
No.480:
(9pt)

「集結」を読んだ時は何が何やらでしたが

二作目になると、警部・検事・署長・副署長などなど個性的な面々の性格が絞られており読みやすかったです。
シリーズものの良いところですね。

ミステリーとしても群を抜いており「集結」よりも私は好きですね。
イタリアではテレビドラマ化しているようで、日本でも見られたらいいのに〜。

肩ぐるしいところもなく、一作目同様サクサクと読めますので未読の方にはお勧めです、まずは「集結」から。


誘拐 (創元推理文庫 M テ 19-2 P分署捜査班)
No.479:
(8pt)

キツネちゃん可愛い!

表紙のキツネちゃんが可愛くて何度も見てしまいました。

ミステリーとしては、いつもながら登場人物が多くて頭の中が混乱しますが、オリバー&ピアのシリーズの中では割と分かりやすい方だと思いました。
こういう昔のことが発端で始まるものも上手いですね。
あとは地理に詳しければもっと楽しめたのではないでしょうか、いかんせん右も左も全く分からず何度も地図を見て確認しました。

今回はオリバーが主役というよりピアの方が主役っぽく、それで読みやすかったのかもしれません。
未読の方にはお勧めです。


森の中に埋めた (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス森の中に埋めた についてのレビュー
No.478:
(8pt)

まさに私好みのミステリーでした

ヘイダー氏の小説では三作目です。
「人形」「喪失」はあまり面白いとは思わなかったのですが、この「虎狼」はまさに私好みの小説でした。
やっぱり毒々しいのが好きみたいです。

これでヘイダー氏の見方も少し変わったので、また引き続き読んでみようと思っています。


虎狼 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
モー・ヘイダー虎狼 についてのレビュー
No.477: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ユーモラスにミステリーを

ホロヴィッツ氏の本は「カササギ殺人事件」「モリアーティ」に続き三作目です。
やっぱり私好みのミステリー作家に間違いなかった!
それぞれ面白いミステリーに仕上がっていますが、「カササギ殺人事件」は突出しているのではないでしょうか。あれは本当に素晴らしかった!年間ベスト5に入るでしょう。

「メインテーマは殺人」と同じ配役で続きがあるそうなので、そちらも楽しみです。
未読の方にはお勧めです。




メインテーマは殺人 (創元推理文庫)
No.476:
(8pt)

やっぱりいい感じ!

ホルスト氏二作目です。
前回「カタリーナコード」で大ファンになり、今回も期待に胸を膨らませて読み始めてみると・・・やっぱりいい感じでした。

この警部ヴィスティングという人物が魅力的で今まで読んできた中でベスト10警部に入ると思います。
ミステリー自体も面白いですし、長い小説でも全く飽きさせない場面の展開で未読の方にはお勧めです。
こういう小説に出会える喜び・・・ほんと読書っていいな〜と思える瞬間です。




警部ヴィスティング 鍵穴 (小学館文庫 ホ 2-2)
No.475: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

派手な演出はないけれど

オーソドックスなミステリーといっていいのだと思います。
秋の夜長にちょっと小説でも・・・という場面では大いに役立ちそうです。
こういう正統派のミステリーもたまにはいいですね。
ただ、読み終わると物足りなさもあって、次はドロドロのミステリーを読みたくなる・・・そういうものかも!?

シリーズ化しているようなので、次はどんなミステリーが待っているのか楽しみです。


災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ダニング災いの古書 についてのレビュー
No.474:
(7pt)

物足りなさはあるものの、立派です

主人公に多少物足りなさを感じるものの、血気盛んな行動力や踏ん張るところは立派です、警官の鑑ではないでしょうか。
日頃おぞましい殺人事件ばかりを読んでいると、こういう素朴な?警官小説がリフレッシュになります。
ヨナソン氏の小説は初めて読みましたが、続きもありそうなのでこれからが楽しみです。


極夜の警官 (小学館文庫 ヨ 1-2)
ラグナル・ヨナソン極夜の警官 についてのレビュー
No.473:
(9pt)

久々の大ヒット!

こういう展開大好きです。
主人公もいい感じだしわき役陣も個性的で好みです。

警部のキャラクターは犯罪心理捜査官セバスチャンに似たところもありますが、犯罪そのものに関してはこちらの方が興味深いものがありました。
もしかして表紙を書いているのは同じイラストレーターの方でしょうか、こちらもよく似ています、あとで確かめてみましょう。

ヴィスティング警部の魅力は最後まで粘って粘って食らいついた獲物を絶対に離さない・・・。
大人の魅力もあり孫思いでもあり、そして上司にしたい投票ならベストワンではないでしょうか。

今年読んだ本の中でベストファイブに入るのは間違いありません。

警部ヴィスティング カタリーナ・コード (小学館文庫)
No.472:
(7pt)

スティーヴンキング風?

ミステリーなのだけど、犯人を捜すというよりもスティーブンキング風で面白かったです。
世界観としてはキングのようにこの世とあの世の境目付近で超常現象が起こる・・・。
ただキングよりも世界が多少狭かったかな。なにせキングはぶっ飛んでますから。

未読の方にはちょっと変わったものが読みたいな〜という時にお勧めです。

冷たい川が呼ぶ 上 (創元推理文庫)
マイクル・コリータ冷たい川が呼ぶ についてのレビュー
No.471: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

犬好きにはたまりません!

昔ジャーマンシェパードを飼っていたこともあり、犬好きにはたまらない本でした。
ミステリーというよりも冒険小説に近いような・・・気がしました。
もちろん犯人探しはあるのですが、犯人との絡みよりも犬との絡み・彼らを取り巻く環境と仲間たち。
そして少々人間ドラマも。いい小説ですね。

あと一冊マギーが登場する本があるようなので、それも楽しみです。
容疑者 (創元推理文庫)
ロバート・クレイス容疑者 についてのレビュー
No.470: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

古典的な人間ドラマ?それともやっぱりミステリー?

これも正統派ミステリーに属するものと言えます。
派手な演出もなく淡々と謎解きが始まる・・・・。

面白いといえば面白いのでしょうが、現代に慣れてしまっている身としてはやはり物足りなさを感じてしまう。
私の場合は、古典的ミステリーよりもキャシーマロニーのような痛快でキレッキレのミステリーが好みなのでしょう。
あ〜マロニーを読みたい!


ハーレー街の死 (論創海外ミステリ)
ジョン・ロードハーレー街の死 についてのレビュー
No.469: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ネスボ氏にしては物足りなかったかな

アッサリしたミステリーでした。
ネスボ氏のミステリーはもっと複雑で興味をそそられるものが多いのですが
今回は中編というか、いつもの長さもなくアッという間に読み終えてしまい、もっと難解なものが読みたかった!というのが率直な感想です。

でも、これはこれでいいのでは。
また次回に期待します。


真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)
ジョー・ネスボ真夜中の太陽 についてのレビュー
No.468: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

正統派ミステリーだけど、現代に慣れた人には物足りないかも

設定が1940年代なので、携帯電話も登場せずDNAも存在せず、ただ単に謎解きに徹している・・・。
これはこれでアリだとは思いますが、普段のミステリーに慣れてしまうと多少物足りなさも感じます。
昔の話だから、こういうものなのと頭を一旦リセットしないと自分の中で突っ込みどころ満載になってしまいます。

続けて同じ作家さんを読むのは少々辛いところですが、たまには正統派ミステリーを(謎解きのみ!)読んでみたいと思われる方にはお勧めです。



〈サーカス・クイーン号〉事件