見えない傷痕



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初公開日(参考)2012年08月
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長編小説

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見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2012年08月23日 見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

デンマークの首都コペンハーゲンでレイプ事件が起きた。心身に深い傷を負った被害者は、犯人とインターネットで知り合ったのだと明かす。コペンハーゲン警察殺人捜査課の刑事ルイースは、少ない手がかりに苦戦しながらも捜査を進めるが、第二の事件が発生してしまう。内気な女性を罠にかける卑劣な犯人を、絶対に捕らえてみせる!タフでワーカホリックな刑事ルイースが活躍するデンマークのベストセラー・サスペンス。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

見えない傷痕の総合評価:6.50/10点レビュー 4件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

なかなかの強者、ルイース!

最後まで楽しませてくれました。
主人公の刑事・ルイースがなかなかの強者で、この点は天晴れでした。
あと、デンマークのお国柄なのでしょうか、ちょっと分かりづらい人間関係があり
日本とは随分違うものだな~と、お勉強になりました。
続きもので読みたいのですが、日本で出版されているのは、あと一冊だけのようです。
ちょっと残念ですね。

ももか
3UKDKR1P
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

もう一人、北のヒロイン登場

コペンハーゲンの女性刑事ルイース・リック登場。デンマークでは人気を博しているシリーズで、本作はシリーズ第2作に当たるが、日本語では初お目見えとなった(英訳されているのも、第2作、3作のみ)。
出会い系サイトで知り合った男とデートした女性が激しい暴力を受け、瀕死の状態で発見された。事件を担当することになった殺人捜査課の刑事・ルイースは、心を開こうとしない被害者、少ない物証に苦労しながら捜査を進めるが、捜査が進展しないうちに第二の事件が発生してしまう。警察は事態の拡大に苦慮しながら、サイバー空間での捜査と現実社会での捜査を重ね合わせて、地道に犯人を追いつめていく。そして判明した犯人とは・・・。
犯罪捜査だけに限れば、まあありきたりな部分が多く、さほど目新しくもないし、スリルに満ちているわけでもない。しかし、それでも読ませるのは、30代後半、独身(パートナーあり)、刑事としてはタフでクールでカッコいいが、私生活ではさまざまな悩みを抱えているルイースの私生活が丁寧に描かれているからと言える。最近の北欧ミステリー・ブームは目覚ましく、新たなヒーロー、ヒロインが続々と紹介され日本でも人気を呼んでいるが、本作のヒロインもまた人気を呼ぶことだろう。
シリーズ2作目ということで前作のエピソードにちょっと触れられたりしているが、前作を読んでいないと分からないという部分はまったく無いので、ご安心を。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(2pt)

テーマがちょっとキツイ!

デンマークの警察小説を初めて読みました。女性作家の作品でもあり期待したのですが、最初から最後までレイプ犯の心理描写に板たまれませんでした。私にとっては重すぎるテーマで楽しむところまではいきませんでした。
見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151794018
No.1:
(4pt)

女性を狙う危ないソシオパス常習レイプ犯を追うデンマークの女刑事ルイース初登場作!

デンマークのミステリー界に確固たる地歩を築く女流作家ブレーデルの人気シリーズ女刑事ルイース・リック初紹介作です。昨年の「特捜部Q」シリーズを皮切りに最近の早川書房は完全にデンマーク押しで秀作が次々に紹介されていますが、今回は初の女流作家が取り上げられたと言う事で興味を惹かれ大いに期待して読みました。
デンマークの首都コペンハーゲンで暴力的なレイプ犯罪が発生し、殺人捜査課所属の女刑事ルイース・リックに捜査が任された。心身共に深く傷ついた被害者女性スサンヌと接し心のケアをしながら聞き取りをした結果、ルイースはインターネットにより獲物を狙う常習レイプ犯の存在を疑い、やがてそれを裏付ける様に第二の痛ましい事件が起きるのだった。
デンマークのミステリーを読んで共通して感じる事はやはり現代社会で起きる犯罪事件を生々しく描くその強烈なリアリティーです。本書でも今まさに犯罪が行われている場面を挿入して、被害者女性の立場に立ったリアルタイムで感じる激しい苦痛の感情をありのままに伝えソシオパス常習レイプ犯の異常性を描き尽くしています。そしてフーダニットの真相としては大きな意外性はありませんが、何処にでもいそうな普通の男性像を人との関係性の面からショッキングに印象づけています。それから本シリーズの人気はやはりヒロインの女刑事ルイース・リックの魅力に負う部分が多いと言って良いでしょう。仕事中毒の気味があり私生活を投げ打ってでも事件捜査に没頭するタフな女性ですが、今回は思わぬ愛情面での破綻を経験して深く傷つき打ちのめされて悲しみに沈み込みます。でもそこからすぐに立ち直り新しい道に踏み出すのが彼女の良さで、上司達からの同情に反発し気丈にも犯罪現場に乗り込んで犯人と対峙し一触即発の緊迫した状況を見事にさばいて見せる活躍が素晴らしいです。けれども彼女が勇ましいだけではなく、動揺と震えを押し隠す心情や繊細で優しい内面を持つ女性である事が読者の共感を呼んでいるのでしょう。女性上司のハイルマンはしっかりした好人物で頼りになりますし、フレミング検屍官との仲が今後どう発展して行くのか気になる所で、また親友女性のカミラは新聞記者で普通は警察とは敵対関係で険悪になりそうに思えますがそうはならずに良好な関係を保っている事が心を静め穏やかな安らぎを感じさせてくれます。
シリーズが今後も紹介されるかどうかはまだ微妙な感じですが、精緻な心理描写が光る堅実な警察小説と魅力的なヒロインの活躍が読める日が再び来る事を祈って今から楽しみに待ちたいと思います。
見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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