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遮光



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遮光

遮光の評価: 3.80/5点 レビュー 51件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

受賞の小説

野間文芸新人賞受賞の作品でどんなものかと興味深々ではあったが、自分にはこの小説の良さは不明であった。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
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No.10:
(3pt)

偏執的な愛情

突然の自己で恋人を失った主人公は,遺体の一部を盗み出す.
それは狂気をもたらすのか,それとも正常な精神をつなぎとめるのか?

恋人が亡くなった事実を受け入れられず,遺体の一部を盗み出し保存して隠し持つ,
そこまでは,パニックに陥った行動として,まだ了解できなくもない.

とはいえ,その行動はむしろ安寧よりも狂気をもたらしたように見受けられる描き方である.
遺体の一部の存在自体が,主人公のその後の虚言や異常とも思える行動を助長しているように思われ,
一人称で語られる独白からは,恋人を失った悲しみよりも破滅的な狂気が強く感じられる.
こういった濃ゆい心理描写は重苦しくも,読ませる表現力があり,作者の筆力を感じさせる.

ただ,主人公と亡くなった恋人の関係性の描き方が弱く,
単に「思い込みの激しい人」という印象になってしまい.
ここまで思いつめる主人公の真理に共感できない.
つまり,結果の部分はこれでもかとばかりに表現されているが,
原因がきちんと描かれていないのである.
これは本作に限らず,中村氏の作品に共通する弱点のような気がする.
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.9:
(3pt)

混沌あるいは混濁した意識

負の話。
虚言症と云われる人の心理とはこのようなものかもしれないとおもった。
子供の頃の心理的外傷がトラウマとなり、二重人格といえば、真夜中は別の顔、という名作があった。(初めて英語のままよんだ本だったがわかり易くてぐいぐい読んだ)
人格の統合ができなくなる混沌とした意識。
壮絶な暴力は混沌に潰されそうな自分への防御行為だったのか?
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.8:
(3pt)

徐々に閉じていく感覚

恋人を事故で失った虚言癖のある青年が主人公。
彼が大切にしているのは黒いビニールで覆われた謎の瓶。

自身の全ての行動を演じている様に感じ、典型的な言動を
とる事に長けたため喪失した何か。それを埋めてくれる存在が
あったのだが無くした故の狂気が苦しい。最終的に光を閉じた
主人公は心の中では幸福を感じているのだろうか。

最初はただ狂気の部分しか感じなかったが最終的にはこれはやはり
純愛なのかと感じさせられた。筆者も述べている通り(典型的な
物語が多い中)珍しい小説だと思うがこういう形もあってよい。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.7:
(3pt)

う~くらい?

なんというのか・・・くらい感じがして、これを読んでからというもの、中村さんの本が面白くなくなってしまったので残念です。なんか嫌だった。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.6:
(3pt)

可もなく、不可もなく

ここまで純文学していると、却って清々しい。どうしても既視感は否めないが、ところどころ、心に残る印象的な一文はあった。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.5:
(3pt)

虚言癖

虚言癖のある男の独白と心理描写が丁寧でよかった。でも、それ以外は雑ですね。主人公以外は雑という意味です。会話はテキトーな感じだし、主人公以外の人物は物語を進めていくための操り人形にすぎません。この人が言う「セックス」は、全然エロくないんですねえ。

でも、嘘ばっかりついてる主人公、こういうひと、身の回りにたくさんいますよ、私もそんなふうです。
いたいところ、つかれたって思いました。

面白かったです。

以上
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.4:
(3pt)

愛する者を失う悲しみがあふれている

本当に悲しいことは否定したい。喪ったという事実も受け入れられない。彼が持ち歩いていたものは、美紀そのものだった。「いつも一緒にいたい。」「いつも存在を感じていたい。」その思いだけが彼の心を支配する。大切なものを喪って、壊れてしまった心。癒すすべを知らない男の哀れさがにじみ出る。なぐさめの言葉もきっと役には立たないだろう。読んでいる間中、息苦しさを感じた。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
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No.3:
(3pt)

芥川賞は近い。(次か??)

死んだ恋人の指を持ち歩く。「純愛か?」でも全然、純愛ではありません。自分が何者かはかりかねる若者が自分をもてあますように恋人の指も持て余す。それは愛ではないけれど、愛だと思いたいけれど、違って、じゃあ、そんな自分は何を感じて何を考えてる人間なのだろうか?テーマ、文体共に重量感がある。いかにも芥川賞を取りそうな感じ。次の作品あたりで取るんじゃないかな??重量感に好き嫌いが分かれそうな感じ。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.2:
(3pt)

混沌とした世の中をあらわす作品

指を切るなんだか怖いです。いや、愛するゆえの行為?どうなんだろう??全編、混沌とした雰囲気でつつまれていますので体力のないかた、弱っているかたにはちょっとオススメしずらいです。飲み込まれちゃいそうで。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024
No.1:
(3pt)

人は何故嘘をつく?

かなり不気味な作品だった…。最後の作者コメント読んで少し納得したけど、なんだかな・・。主人公の彼女が亡くなります。彼女が安置されている病院に行き事故でバラバラになった体を縫い合わせてあるんですが何故か、彼はその結び目を焼き一部を盗むのです。ね、既に不気味と言うかーおかしいでしょ。変態って意味のおかしいんじゃなくって頭おかしいのおかしいですよ。それを、どうすると思います?おかしいじゃなくてキチガイだな。主人公の嘘つきっぷりにも注目です。
遮光Amazon書評・レビュー:遮光より
4104588024

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