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夜行観覧車
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夜行観覧車の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全243件 241~243 13/13ページ
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| 「幸福な家庭の顔はお互い似かよっているが、 不幸な家庭の顔はどれもこれも違っている」と 書いたのは、ロシアの文豪・トルストイだけど、この小説も、そんな感じの話である。それぞれの 家庭が抱える不幸の顔があぶり出しされていく構成。湊作品特有の、章ごとに主人公、語り手が変わる 構成も板についてきて、語りの文章がずいぶんうまくなったなあと良い意味でびっくり。 経済的に恵まれた者しか暮らしていけない高級住宅街に家を構えている家族は、 外から見ればどれも「似通った幸福な家庭」に見えているはずだ、外側から見ると。 実際、この街に引っ越しすることになった少女は、物語の中で 同級生たちに「高級住宅街に引っ越してお嬢様になるんだ」と、その幸福を 妬まれていじめられすら、していた。 しかし、親の見栄と夢によって、転校を余儀なくされ、学力に見合わない 中学を受験させられることになった彼女は、不幸な少女となる。 また、隣の、余裕のありそうな医者一家でも、それなりに親子の葛藤は あり、ぶつかりあいもあり、そして、妻が夫を撲殺してしまうに至る。 更に、おせっかいで噂話だけを楽しんでる悪気のなさそうなおばさんも いつまでもひとりで二世帯住宅に暮らしていることを不満に思ってる。 そういう、その人なりの不幸や不満を抱えている人達が、医師撲殺事件を きっかけに、自分たちが幸せではないことに気づき、荒み、他者を傷つけて 自分はまだ大丈夫と思おうとしたり、人間の醜い面を次々と見せていく… そういう、いやーな小説です(この場合、いやーな、というのは褒め言葉!) | ||||
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| 繰り返される大胆な展開の末、 予想外の読後感の悪さが待っているのが 湊さんの作品なのだ と思っていました。 しかし、今回は読後感といい、 語り手が三人称であることといい、 これまでにない、湊作品だと思いました。 世間は冷たいですね。 ごく普通の言動が 思いもよらず 人を傷つけていたり 怒らせていたり・・・ そういう面を表現するのが本当に上手ですね。すごい。 告白のように、人の悪い面だけを 徹底して描いた作品も良かったですが、 こういうのも、また、好きですね。 ps本のヒモが2本ついてます。黄色とピンク。 あと表紙のデザインも素敵ですね。 そういうとこもいいですね。 | ||||
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| 「幸福な家庭の顔はお互い似かよっているが、 不幸な家庭の顔はどれもこれも違っている」と 書いたのは、ロシアの文豪・トルストイだけど、この小説も、そんな感じの話である。それぞれの 家庭が抱える不幸の顔があぶり出しされていく構成。湊作品特有の、章ごとに主人公、語り手が変わる 構成も板についてきて、語りの文章がずいぶんうまくなったなあと良い意味でびっくり。 経済的に恵まれた者しか暮らしていけない高級住宅街に家を構えている家族は、 外から見ればどれも「似通った幸福な家庭」に見えているはずだ、外側から見ると。 実際、この街に引っ越しすることになった少女は、物語の中で 同級生たちに「高級住宅街に引っ越してお嬢様になるんだ」と、その幸福を 妬まれていじめられすら、していた。 しかし、親の見栄と夢によって、転校を余儀なくされ、学力に見合わない 中学を受験させられることになった彼女は、不幸な少女となる。 また、隣の、余裕のありそうな医者一家でも、それなりに親子の葛藤は あり、ぶつかりあいもあり、そして、妻が夫を撲殺してしまうに至る。 更に、おせっかいで噂話だけを楽しんでる悪気のなさそうなおばさんも いつまでもひとりで二世帯住宅に暮らしていることを不満に思ってる。 そういう、その人なりの不幸や不満を抱えている人達が、医師撲殺事件を きっかけに、自分たちが幸せではないことに気づき、荒み、他者を傷つけて 自分はまだ大丈夫と思おうとしたり、人間の醜い面を次々と見せていく… そういう、いやーな小説です(この場合、いやーな、というのは褒め言葉!) | ||||
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