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夜行観覧車
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夜行観覧車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 1~20 1/7ページ
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普段本を読むことはありませんが、優しい声で読み聴かせてくれるので心地良く物語の世界に引き込まれていきました。 10人以上の登場人物がいて沢山の会話があるのに、違和感なく感情移入することができた。 沢山の役を生きてきた安田君ですが、まだまだこんな才能があったなんて、感動してしまいました。 癖のあるおばさんや女子中学生、医師の父等の声を自然に使い分けていて素晴らしかったです。素敵な体験をありがとうございました。 色々な家庭があるけれど、自分の家族としっかり向き合おうと思いました。 | ||||
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以前にドラマを観て忘れられない作品だったので 声だけの世界も楽しみたくて購入しました。ドラマとはまた違う原作を耳で聴きよりいっそう好きな作品になりました。安田さんの囁くような声や 気迫溢れる声が入り混じりあっという間に全部聴きました | ||||
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良幸役を演じられた安田章大さんが朗読とのことで、早速聴かせていただきました。 聴きやすい語り口で、良幸くんから聴いているようでした。もうドラマ放送から12年も経っているのですね。本を読むのも良いですが、画面から目を離して物語を聴けるのも良いものだなと思いました。 ドロドロしているけれど、すぐ側にありそうな人間模様が湊さんらしいですよね。結局誰もが幸せになる結末はないけど、まあ皆それなりに折り合いをつけて暮らしていくしかないんだなと、作品を読むたびに思います。 長いのでまだ全部は聴けていませんが、じっくり楽しみたいです。 | ||||
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安くんの声が最高です。繊細な心理描写があって、ストーリー自体もドラマより面白いので楽しんでいます。 | ||||
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読んでて気持ちいいかと言われるとそんなになんだけどなんか読んでしまう。 面白いっていうか、楽しい気持ちにはならないけど続きが気になってしょうがない感じ。 自己認識と他己認識の違いについて考えさせられた。 なんか住宅街の描写が生々しく感じた。 こんな人居そう、というか居るんだろうなぁって実感があった。 | ||||
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さと子が慎司に入れ知恵をして(誑かして)「悪者を退治して一件落着した」というオチに仕立て上げることで、ひばりヶ丘に平和を取り戻したというお話しなのかな。ゴミステーションに捨てられていたバスケ道具の事を慎司に教えたのも家庭内トラブルを引き起こす為に敢えて行ったのかも。ひばりヶ丘に不相応な高橋家と遠藤家。さと子はスパンコールのように目を光らせつつ蝶のようにヒラヒラと両家を行き来しながら監視をしていた。首尾よく異物を細胞内に取り込み無害化したさと子の生活はこの先も穏やかに続いていくのであった。ちゃんちゃん♪さと子は桶屋を繁盛させた風だったんですね。 | ||||
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『夜行観覧車』は、家族愛をテーマにした物語です。家族愛と聞くと、単なる美辞麗句のように思えるかもしれませんが、この小説は湊かなえならではの深い魅力に満ちています。 こんな登場人物達の近くで暮らしていたら私もどうにかなってしまいそうです。 湊かなえらしい、複雑な人間関係がリアルに描かれており、登場人物たちの心情が交錯する様子が、私の心を打ちました。物語の中で彼らに近づけば、自分も彼らと同じように悩み、感じることができるかもしれません。 そして、本当に読み終えた後に感じる余韻を作るのが上手いこと、上手いこと。 登場人物達と一緒に前を向いていこうと思った矢先、お前はひばりヶ丘の住人じゃないだろと見えない団結力によって私は突き離されました。物語を傍観していた私に白い目を向けるようにして終わります。 私も所詮は部外者であるマー君なのか。 | ||||
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安定の良き物語 | ||||
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主要な登場人物の嫌な面がよく描かれている。でも、それぞれ理解できるところもあり人間味に引き込まれる。 最後にはこの物語が終わってしまい、登場人物と別れる寂しさすら感じた。 湊かなえさん、上手いなあと思わされた作品。 | ||||
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高級住宅街に住む一般的に良く言われるようなエリート一家で起きた事件から描かれる話であり、 ・エリート一家である高橋家 ・普通の家庭である遠藤家 ・古くから住むおばさん 登場する人物はあまり良い人たちではないがだからこ、そのような人たちも実際にいるはずだ。 それぞれの視点から描かれているが、心情面をとてもよく表現していると思う。 人を殺す人と殺さない人の境界線とは何かなども色々と考えさせてくれる部分もあった。 でもページ数もそこまでなく結構サラサラと読み進められるストーリーである。 どのような家庭でも家族でも自分本位で物事を捉えがちなのではないだろうか。 所詮他人は他人であり、自分は自分である。 人にはそれぞれの悩みやコンプレックスを持っているのかもしれない。 たとえ優れた人、エリートと呼ばれる人であっても。 最後の方の終わり方は嫌いではない。どんでん返しのような結末ではない。 しかしながらタイトルの意味を考えさせられるかと思う。 「夜行観覧車」というタイトルの意味は皆さんの考え方により色々解釈があって良いと思う。 でも最後のおばさんの言葉である「長年暮らしてきたところでも、一周回って降りた時には、同じ景色が少し変わって見えるんじゃないかしら」という言葉は良いと思うし、筆者が言いたいところはここなのではないだろうか。 家族であっても色々とすれ違いや誤解、相手の気持ちや考えを理解できないことは多い。 でもやはり家族なのだと感じる。 だからこそ、観覧車のごとく一周回って見てみたらまた違った見方ができるのではないだろうか。 また、 観覧車のごとく1日というものは日々は何事もなかったかのように回っていくということも言っていそうだ。 夫婦間、子供であれば親の気持ち、親であれば子供の気持ちを相手の立場できちんと考えららているのだろうか。 また、「坂道病」と表現されているが「坂道を転がり落ちないように必死にバランスを保ちながら踏ん張っているうちに、自分自身が歪んでしまったのだ。歪んでいるのに気づかないから背中をトンと軽く押されただけで、バランスを崩して転がり落ちてしまう。」という部分。 自分自身はそのように思うことはほとんどないが、わからなくもない。 だからこそ家族がそういう状況にあるかどうかというのは家族がわかってあげるべきなのかもしれない。 なかなか賛否分かれるところもあるかもしれないが私としては読んでよかったと思います。 | ||||
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自分より不利・不幸な状況の人が近くにいることで、その人よりかはマシかと感じ安心して暮らすことができる。 私はこの作品からそんなメッセージを読み取り、自分の不甲斐なさを再実感しました。 しかしそれはネガティブなものだけではなく、そのような感情も社会を形成している一部であることを考えさせられました。 いい作品でした。 | ||||
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まだ、よんでませんが、綺麗な状態で、おくっていただきましました。作者のフアンです。 | ||||
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寝る前に読むのはおすすめしません。世界に入り込んで朝まで読んでしまいます。ただ、小説の世界観そのままを味わいたい方は夜に読むことをおすすめします♫ | ||||
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高級住宅地で起こる殺人事件。 生活レベルも高く、教養が高い人間が住むこの街で殺人が起こる…。 湊かなえワールドが全開の不幸度が高い作品です。 人間の化けの皮を剥いだような登場人物で溢れています。 その人物たちの”ヨゴレ”はどれも違う類の”ヨゴレ”なのがみどころ。 彼らが不協和音を起こしている世界観は、なんとも言い難い不快感です。 内容としては、実際にありえるだろうなという事件。 いや、世界を見渡せば毎日似たような事件が起きているでしょう。 それだけに、リアルな臨場感が伝わり寒気がしました。 生活レベルと現実のギャップ。 親の期待と子どもの意思のギャップ。 小さなズレはやがて大きな歪みを生み、キリキリと嫌な音を立てる、、、 そうなる前に、痛みを共有してバランスを取り持つのも、人間の役目だと感じました。 | ||||
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高級住宅地で起こる殺人事件。一見、何もかもうまくいっているように見えた家庭で起きた殺人事件を、その子どもたち、隣人の視点で描く。 被害者、加害者自身の視点はなく、常に「まわりからどう見えたか」。残された人が生きやすいように組み立てられたストーリーを報道させるラストは考えさせられるものがあった。実際何があったかなんて、結局誰にもわからない。 隣人のひとり、癇癪持ちと言われた娘にも彼女なりの言い分があったのに、それは周りへ正しく伝わっていなかったり……。誰からどう見えるか、というのはとても不確実なものなんだと思った。 おせっかいなおばさんが、もしかしたら世間の擬人化なのかもしれない。いずれ港にできるという観覧車は、「それまでとちがう視点」のメタファーか。眺める場所が変われば、景色も変わって見えるものだ。 | ||||
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とても良かったです!希望が見えないような状況、展開の末に希望が生まれてきたことに感銘を受けました。 | ||||
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一気に読んでしまいました。これに限らず、湊かなえさんの作品は、最後までページを捲る手が止まりません。 語り手一人一人が魅力的。人間の嫌な部分が溢れていて、読んでいるこちらが思わず攻撃的な気持ちになってしまう。 おもしろい。 あっと驚くような派手な結末ではないけれど、それがかえってリアルで良いと思います。 | ||||
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2つの家庭の子どもたちの葛藤、殺人事件がなくとも成立するような丁寧な描かれ方 | ||||
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高級住宅地に住む近隣のそれぞれの家族の葛藤をドロドロに描いた作品。 こうして家庭が崩壊していくのか、と疑似体験させていただきました。 小説なので殺人事件まで起きてしまいますけれど・・・ 作者は登場人物の性格をよく使い分けて描かれておりますが、 主人公の一人である遠藤彩花と高橋家長男の彼女の性格は 何とかならなかったのか。 身近にいたら絶対お近づきにはなりたくないですねぇ。 あまりにも自己中心すぎますわ。 | ||||
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殺人事件にフォーカスが当たっていくのかと思いきや、家族のあり方を問いかけるように感じた。 同じ屋根の下に住みながら、少しの積み重ねが少しずつ感情や関係を歪めていく。登場人物たちの人間としての自分が可愛く、人のせいにするところに嫌悪感を抱きながらも、誰もが経験したことのある気持ちを思い出させくれた。登場人物の性格は異なるものの、その気持ちわかるという部分が多かった。 話の構成も面白く、一気に読んでしまった。 | ||||
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