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ロートレック荘事件
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ロートレック荘事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 41~60 3/7ページ
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面白いけど読みにくいと、どこかでみた気がしていたので、なかなか手が出なかった作品でした。でも思うより文章は読みやすかったです。ただ確かに叙述トリックをしかけるために、何だか主語がよくわからなくて読みにくくなっているので、読みにくいということに関しては納得でした。しかも最初のほうから違和感がありすぎて、トリックが結構分かりやすい…。色々な叙述トリックの作品を読む前に、リアルタイムて読んでおけば良かったと後悔です。 また、素敵な洋館での連続殺人という設定はとてもワクワクしましたが、最後の謎解きでの復習がくどすぎて、同じ作品を二度読んだ気になるほどでした。 | ||||
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海外の読者です。海外と日本のミステリー小説は結構読んでいるのだが、作品はあんまりミステリー小説とは言えないではないのでしょうか、もちろん、私は作家ではないし、ただの一人の読者に過ぎない、作家を貶めるつもりもありません、本格の推理小説の中、叙述トリックとしてはまずはアクロイド殺し、そしては検察側の証人を進める、そちらと比べると物語の構築から登場人物から魅力は感じない、それに序盤で会話からかなりの違和感を感じます、犯人を当てることはとてつもないほど簡単です、逆に言えばその人しかできません、そして肝心の動機は弱すぎる、その上に犯人の運も凄まじいぐらいついてる、屋敷の中で誰に見られるかはまったく不思議ではないの状況で、次々殺人を行うことの無計画性は納得できません。特に、最後の殺人の時、被害者の反応は理解できない、現実ではありえないぐらい、以上のことを含む、この作品自体は別にそんな悪くはありません。ただし、昔の名作と比べるとかなり劣ってると思います。 | ||||
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ネタバレ注意 私が犯人です、となった後の説明が長すぎる。動機も無理矢理な気がするし。 屋敷に警察官があちこちにいる中で、行動が大胆すぎるかな。いやいや目撃されるでしょって突っ込みたくなる。 実はもう一人居たというトリックは、フェアなのか。 | ||||
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表紙にある言語トリックという言葉と5ページ程度の内容でどの様な叙述トリックなのかがわかってしまった為特に驚きもなく微妙な気持ちになった。叙述トリックは好きでよく読むが今まで読んだ中で一番表現が上手くないと思う。 | ||||
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レビューを見てみるとフェアだとかアンフェアだとかいう意見が散見されるが、この本の評価においては的外れだろう。そもそも読者に解かせるための話ではないのである。そういう話題を出すのは読者への挑戦状が挟まれている作品だけに止めるべき。また、仕掛けに気づいてつまらなかったという意見もあるが、これは仕方のないことだろう。なぜなら、作者があえて違和感を持たせるように書いているからである。 レビューでほとんど言及されていないので、この本のメッセージ性について述べる。 自身はこの手の仕掛けを好きではない。なぜなら物語上の必然性なく取り入れられるからだ。本書を読んだあとも苛立ちを覚えた。しかし、しばらく考えて著者の狙いに気づいたので評価をあげた。この書き方は単に読者を驚かせるためのイタズラではなく、読者の差別意識を浮き彫りにするためのものである。直接文章で表現せずに読者に気づかせるやり方は効果的だと思った。 会話はところどころ面白く、結末も胸に刺さる。全てが面白かったわけではないので4点とした。 | ||||
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本書のタイトルのロートレックは実は障害者を象徴する意味のみなのですが、途中に代表的な絵画作品が数多く掲載されていてお得な気分が味わえますね。まずブラックな笑いがお得意な著者には珍しく「侏儒褒章」なんて戯言以外は至って生真面目その物の筆致に驚きましたね。冒頭から幽かに違和感を覚えながら著者が読者を誤認させ誘導する手管に完全にしてやられましたね。ラストに漂う悲劇的な哀感にも心が痛みました。 実に巧いなあと思います。これが本当の「知らぬは読者ばかりなり」と言った所でしょうね。まあ相当の混乱状態の中で起きた出来事とは言え、だからこそ隠された事実を知っていながら渡辺警部は3人もの被害者の命を救えなかった事が不甲斐なく情けない無為無策の重大な責任問題だと思えますよね。それから49頁のロートレック荘二階平面図を見直してみて特徴的な表記の違いに嫌でも気づきましたね。本書もまたトリックの性格上から映像化が困難な作品でしょうね。後で振り返るとモヤモヤした最大の違和感は男なら誰もが嫉妬するモテ男の矛盾でした。 また例によって唐突ですみませんが、さだまさしさんの曲でロートレックが出て来る唯一の歌「たずねびと」の一番の歌詞を引用します。いつもの様にこの店のカウベル鳴らして ドアを開いて狭いカウンターとまり木にすがれば黙っていても出てくるアメリカンそれからほの暗い柱の陰にロートレックのおなじみのポスター常連達の吐息と煙草の海喘ぐ様に泳ぐレコード壁紙の落書きは 昔の青春達書いた人も書かれた人も昔の恋人達色褪せてうずくまる待つ人のないたずねびと ノスタルジックな雰囲気が渋い名曲ですので気になった方は何時か聴いてみて下さいね。 | ||||
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(ネタバレ?) 何か見落としているのではないかと思って3回読んだが、どこが新しいのかまったくわからない。 きわめてありふれた叙述トリックのように思う。 「前人未到のメタ・ミステリー」は明らかにJAROに連絡モノ。 | ||||
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文章の仕掛けには序盤で気づいてしまう感じだけど、殺人の動機が全然わからなかったので、判明したときは「なるほど」と思いました。 | ||||
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20年以上前に一度読んだときは「ああそういうオチか」とさしたる驚きもなかったが、 そのかんじんなトリックをすっかり忘れていたこともあって久々に再読。 本編~解決編と読み続け、その種明かしを知った上で本編を再読すると、 そこには一度目とはまったく異なる物語世界が展開されることに驚嘆する。 まさに1冊で2冊分の面白さ、読者にはぜひ「二度読み」をお薦めする。 | ||||
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現実味なし、臨場感なし、感情移入なし、トリック稚拙、人物描写無味、ワクワクドキドキなし、ヤラレタ感ゼロ。どこをどう評せばよいのかわからない。得るもの皆無な小説は初めてで戸惑っている。 | ||||
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読み終わった後に、嫌な気持ちになった。その一言。 | ||||
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ちょっと途中からネタバレしたが、さすがに読み飽きず面白かったです。 | ||||
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今、敢えて。 皆さん、この小説を、文学部唯野教授の後に読まれましたか? あるいはこの後に、文学部唯野教授を読まれましたか? この小説だけを読み返すのは不充分です。 文学と、文芸批評に対する挑戦、と取れませんか。 この一連の流れが、アグレッシブで私は好きです。 | ||||
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あんな奴がなぜモテる? そんな疑問は最後に解決 人間扱いさえされてなかったのね | ||||
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「虚航船団」あたりから熱心な読者ではなくなったため、久しぶりに著者の本を読みました。 ひょっとして「富豪刑事」くらい面白いかと思いましたが、残念です。著者の本を読んでいた方なら(そうでなくても)物語序盤で違和感というか、トリックに気づきます。ただミステリーはトリック(犯人あて)が全てではありません。しかしこの作品は他にみるべきものがありません。それだけ単純なストーリーです。ヒネリもなし。登場人物も筒井の作品にしては、とても大人しい。また他の方方がこの単純なトリックを(他の作家がやったことないにしても)とても評価していることが不思議でなりません。 物語の体裁が、とてもオーソドックスなスタイル(発端、事件そして謎解き)となっているので、みなさんとても狭い意味での『推理小説』として評価しているのかもしれません。 しかし大胆なトリック(笑)と評価してもミステリーとして平凡で50点。ただ文庫の中にはロートレックのポスターがフルカラーで載っています。これはうれしい。それを見るためでもプラス10点はつけたいですね。 というところで筒井康隆の作品だからこそ、採点は厳しく★★1/2です。 | ||||
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ロートレック壮事件のランキングがいいので購入してみました。ミステリー小説はよく読みます。 | ||||
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破天荒なSFからスタートして後年には文学を目指した筒井康隆。そのこと自体には毀誉褒貶があるけれど、この本については彼の文章技巧が冴え渡り、鮮やかに騙された読者に爽やかな読後感を残す。伏線は様々に張られている。しかし気づかない。人の思い込みを上手に活用して、我々を手玉に取っているのだ。 避暑地の別荘に新進気鋭の画家を巡って三人の令嬢の思惑が交錯し・・・という舞台設定はアガサ・クリスティ以来のミステリーの伝統を踏まえており、時代設定が1990年前後でありながら古色蒼然としたやりとりが展開されるあたりも何かのオマージュか、と楽しめる。そこに虚飾や劣情、攻撃精神といった毒が回ってきてこその筒井文学なのだが、その辺も次第に明らかになってくる。 加えて、背景小道具の一つに過ぎないにもかかわらず、ロートレックの絵をふんだんにあしらう贅沢さには当時の筒井康隆の人気が偲ばれる。断筆宣言なんてする必要あったのか、と思い起こしても詮方ないのだけど。 | ||||
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ミステリーとしての質の高さは、充分周知されていますが、この作品において何よりも素晴らしいのは、その物語の悲劇性でしょう。我々の持つ無意識的な差別を浮かび上がらせており、人と対等に接する、とはどういう事かを、考えさせてくれます。類い希なる傑作だと思います。 | ||||
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『どんでん返しミステリー』で検索すると上位に登場する作品。どれだけおもしろいかと期待して読んだが・・・つまらなかった。 初めから違和感だらけの展開で、いつの時代設定なのかわからないけど、表現が古臭い。 最後のネタばらしも長いだけで、肝心の動機の説明がない。←あとでネットで調べてシックリはこないけど『そういう事か』と一応納得。 薄い本なのでサクサク読めたけど、ミステリー好きの方に おススメはできません。 | ||||
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ある程度の推理小説を読んでいてかつ、叙述トリックという前情報を仕入れていれば、序盤で違和感を感じると思います。 推理小説ではありませんが似たような型の作品を知っていたので、1章から2章での構成で正解のトリックが候補として頭に浮かび、4章で確信しました。 トリックがわかれば後は物語や人物の魅力のみになってしまうのですが、やり取りなどをみて、最終的に犯人の心情も予想でき思ってた通りの方向でしたので個人的な視点での評価は低めです。 しかし、初版が1990年ということ、解説を読む限り当時はこの型が知れていなかったことを察するに、当時に読んでいたのであれば楽しめたでしょう。 読者を楽しめるために、新しい型を遂行した筒井さんに感服です。 | ||||
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