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ロートレック荘事件
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ロートレック荘事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 21~40 2/7ページ
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次へ次へと、読み進んでしまいました。自分の思い込みの恐ろしさがいかに愚かか、世代や時代を越えて、伝わるのでは... | ||||
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読みにくい文章だな~と思いながら読んでいました。 誰のことを言っているのか?? 誰の発言なのか?? わかりにくい~と、思ってたら… …『ああ、だからかー』…という感じ。 そういう手法のせいか、登場人物たち(特に男性側)にはまったく個性がなく、 犯人が分かっても特に思うこともなく。 犯行の動機も身勝手すぎだと思った。 | ||||
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本当にやられた!でした。挿絵も良かったです。店頭の扱いが無い店が多かったのでアマゾンで購入してよかったです。 | ||||
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とても面白かったです。 フェアかアンフェアか、非常に論議になる作品だと聞いていましたが、確かにかなりアンフェアすれすれを攻めていると感じました。 といっても、叙述トリックはアンフェアだと感じませんでした。そもそも最初の語り手の転換が露骨すぎて、明らかに何か意味ありげだったからです。 むしろ、あの露骨な語り手の転換は、ある種の読者への挑戦状のように思えました。「わかるだろ?」と作者の声が聞こえてきそうなくらいでした。恐らく推理小説マニアなら、大体の人が気づいたはずです。この叙述トリックはとても素晴らしいと思っていて、純心な読者が読めば、最後に天地がひっくり返るほどびっくりするだろうし、推理小説マニアの人は、分かったうえで作者と勝負できるからです。そもそも、この作品の肝は叙述トリックではないんですよね。もう一つのトリックがあるわけです。 その肝のトリックだと感じたのはp130 第十二章 戯 です。そして、このトリックこそがフェアかアンフェアかの分かれ目だと考えます。 この第十二章で、主人公は木内典子嬢から愛の告白を受けます。金持ちのお嬢さんから告白され、自身の映画制作の出資金も手に入るというまさに願ったり叶ったりの状態です。つまり、普通の考えでは、この状況下で主人公が木内典子嬢を殺すはずがないんですよね。しかし、主人公は木内譲を殺してしまいます。 その理由は、主人公が抱えるコンプレックスのせいで、主人公が非常にひねくれた性格になり、愛の告白さえも、自分に対する侮辱、挑発としかとらえることができなかったというものです。 一応、筋は通っていますが、これに気づくのはかなり厳しいかなと感じました。というのも、主人公は大体にして常識人として振舞っており、ひねくれ者として描かれていないからです。むしろ、おどけてさえ見せるのです。これを見破るのはかなり厳しい上に、これに気づかなければきっちり騙されます。自分も騙されました(一応主人公が犯人の可能性は高いと思っていたんですが、どうしても、この点がボトルネックになりました。) つまりこの作品は、最初の語り手の転換を見破っても、主人公のひねくれた性格を看破できなければ騙されるという二重の罠が張ってあるということですね。非常によくできています。 「叙述トリック」についてのレビューが目立ちますが、作者本懐のトリックは「主人公のひねくれた性格」でしょう。 | ||||
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"『ついにあの別荘、ロートレック荘という呼び名がついたらしいぜ』運転席の工藤忠明がわらいながら言った。おれは唸った。"1990年発刊の本書は、著者の多才さを存分に感じさせる郊外の瀟洒な洋館を舞台に殺人事件を描いた叙述ミステリ。 個人的に著者のファンである事、ミステリにハマっている事から本書を手にとりました。 さて、そんな本書は研究者や画家として将来を約束された青年達、美貌の娘たちが集まった洋館で連続殺人事件が起きていくわけですが。 約200ページ前後とボリュームも少なく、また登場人物が限られていることからミステリとしての犯人探し自体は容易ではあるも【叙述トリックを成立させるための隠蔽工作】に関してはよく考えられていて、本書内での犯人のページ数指定の解説(これまた珍しいのでは?)には唸らされました。 また、そこまで深い【関連性や必然性は正直感じられませんでしたが】作中にわざわざカラー絵で紹介されるロートレック作品達については、美術好きな1人としてこちらはこちらで単純に楽しませていただきました。 サクッと読み終えることができるミステリを探す人、美術好き、ロートレック好きな方へオススメ。 | ||||
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重樹が過去の経験から他者の好意を歪曲して受け取り、心を閉ざしてしまうくだりは胸に刺さりました。 特に典子との例のシーンはそれが顕著に現れ、わざと道化を演じる重樹に悲しくなるのですが、真相を知ってから再読すると、また違う悲しさが見えてきます。 このシーンは大変素晴らしいです。 この作品はミステリー小説ですが、良質な叙述トリックが他にもある現代では、特に印象に残る作品ではありませんでした。 個人的にはトリックよりも、上記の悲恋の方が心に残りました。 最後の一行は重かったです。 | ||||
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今どき珍しい、古風な作品。古典ファンにはおすすめです。痛快なジェットコースターはありませんよ。 | ||||
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始まりから世界観に惹かれ、早く先を知りたいと思わせてくれるストーリーでした。 しかし、読み進めていくうちに途中で犯人が分かりました。 謎解き的要素が中心ではないと思いますが、犯人につながる伏線が多かったように思います。 | ||||
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告白する章に伏線回収+新事実詰め込みすぎでついていけず序盤まで戻り読みなおした為、ギャグの解説を丁寧にされた感じで面白くなかったです | ||||
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とにかく男性達がゲスくて不快 | ||||
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ロートレック=ハンディキャップによるコンプレックスを背景に書いた小説なのだろうが、期待したほどの面白さやトリックの意外さもなく、途中から犯人もすぐ分かってしまい、つまらなかった。もっとロートレックへのオマージュが出された作品であって欲しかった | ||||
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人間らしい感情の表れた作品だと思います。すこし悲しい終わりかたです | ||||
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とても面白かった。 もう一度読み返して、改めてしっかりと内容を理解したい。 ロートレックは必要な小道具なのかな? | ||||
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推理小説自体ほとんど読んだことがなかったのですがそれにしても言葉の表現だけでここまで簡単に誘導されるとは思っていませんでした。 筒井康隆の小説を読むのはこれで三作目ですがどの作品からもその圧倒的知性があふれでているように感じます、流石筒井康隆。 | ||||
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読んで損したとは思いませんが、犯人が分かった後の解決編以降は急速に物語の魅力が薄れて生きます。 ロートレックをモチーフに、軽妙な語り口で読者をミスリーディングに誘う技法は、恐らく優れているのだと思いますし、何より語り手の口上が生き生きとして、小説の大きな魅力になっていたと思います。 ただ、全体の3分の1強を占める解決編では、犯罪の経緯を説明する答え合わせに重心が置かれて、その生き生きとした魅力がしぼんでしまったようです。 | ||||
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ミスリードの部分はすぐ予想がついたので、最後の長い自白が始まって何かどんでん返しがあるのかと思ったけど何もなく。なのでずーっと犯人わかった状態で読んでると結構つまらないかも。 | ||||
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フェアとみるかアンフェアとみるかで評価が二分されると思う。 AはAである(A=A)という論理学の基本中の基本、トートロジーを根底からくつがえすトリック、 陳腐な四字熟語になるが、奇想天外と呼ぶほかない。 本格推理の中核に理路整然とした論理を据えるのが通例ならば、 ロジックの鉄則をいきなり破る、不敵な反則技といえる。 大反則を犯しながら、巧妙な叙述トリックで、筋を通しきっている。 SFほかジャンルレスに多種多様の小説をものす天才の鋭く柔軟な頭脳から 生まれたアイディアにほかならず、本格の専門家には為し得ない離れわざといえる。 機会、動機、手段いずれも凡庸でありがながら、余りある驚天の発想は他に類例を見ない。 トリックがわかれば、残る辻褄合わせがやや退屈なきらいがあるにせよ、 いちいち該当ページと行を指摘しているのは、細心の注意で叙述した自信のあらわれだろう。 ※画像・プロフィールは無視してください | ||||
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終始興味深く読める作品。 ただし、ミステリー小説としては、まず開始早々に叙述トリックに簡単に気づく。そして設定が破茶滅茶。ミステリーとしての面白さは求めず、普通の読み物として読めば面白い。 | ||||
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筒井康隆には珍しい、というか唯一の本格ミステリである。お屋敷に集まった若い女性たちが殺されていく。 読み終わって唖然とした。これはまさに、筒井康隆にしか書けないミステリだ。 動機と犯行方法に他の作家なら絶対に避ける要素が使われている。絶賛すべきか眉をひそめるべきか。 古くからのツツイストとしては「よくぞ書いた」と称賛したい。 なによりミステリとして良く出来ていて、面白いからね。 でも批判する人の気持ちもわかるし、その意見も尊重すべきだと思う。 一種の叙述トリックが使われている。最初から微妙な違和感があったので、途中で気づいてさほどの驚きはなかった。「おれ」が美男子扱いはありえないし。 複雑な感慨を残す怪作。筒井にしか書けない独自性を買う。 | ||||
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負け惜しみみたいなことを言えば、薄々そうじゃないかな、とは思ってましたよ!!一人称だし、最初から、あれ?この車何人乗ってんの?とか、思いましたしね!! でもまあ、おみごとです。 特に解決編の丁寧さは感心した。 ☆が4つなのは、単に私がミステリーに興味がないからで、他意はない。 | ||||
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