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さよならドビュッシー
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さよならドビュッシーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全214件 81~100 5/11ページ
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ネタばれの可能性あり。未読の方はここからは読まないでください。 通常はネタばれは極力避けるのですが、この作品があまりにもあれなので…。 かなり昔、フランスのセバスチャン・ジャプリゾっていうミステリ作家が「日本のミステリをどう思いますか」というインタビューに応えて、「欧米の作品の真似をしているような気がする」と言ったと書いてあるのを見て、「ふん、やなやつ。ファンだったけどもういーや」と思った。 そして幾年月。 あああああああああああああ。ごめんなさいジャプリゾ先生!まさかまさか、こんなにストレートに丸出しに真似する作家が出てくるとは思ってもいなかったんです!先生の持たれていた印象はまさに慧眼でありました! まねでない部分はうそしったかぶりのオンパレード。音楽知らないのにこれ、シリーズ化してるんですぜ、この人。 ノックスやヴァン・ダインの小うるさいルールへの反発からかなりミステリの構成が自由になっていたジャプリゾの時代にくらべてもはるかに自由になって、もう何でもアリになっている今の日本のミステリ界。たとえばいまでは一人称の作品なのに章ごとに語り手が代わっていて、しかもそれをそれとわからせる手がかりがなくてもいいことにいつのまにかなっているけど、これってどうなんだろ。 それだったら実際のところなんでもできちゃうじゃん。 そのうえ、その語り手が現実には語れる状態になかったりした場合だよね。オカルトかよ! | ||||
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仲のいい同い年の女の子2人。大火事で助かったのは一人、 包帯グルグル巻きで顔は整形手術で元通りに… という冒頭のシーン。 あれ、こういうパターンって 考えられることは1つだな と思いましたが、 このミステリーがすごい!に選ばれたらしいし まさかそんな安直な展開はないでしょうと 思いながら読み進めて行くと… まさにその結末でした。 これが、「このミステリーがすごい!」…!? うーん、どこが評価されてそうなったのでしょうか。 人物のキャラクターも、なんだか全体的に薄い感じで 感情移入できないし ピアノを弾く描写が長い長い。平気で何ページもピアノを弾く描写が続いたりして、 かなり読み飛ばしてました。 この作品の「トリック」に関しては 伏線が不自然に出てきすぎて、 あ、これ伏線だなというのが丸わかり。 序盤でそれが見えたので、 ぱらぱらっと読みました。 ピアノやってる人には面白いのかな? どの層にウケてるのかよく分かりません。 | ||||
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(ネタバレ含む)この作者は初読みでしたが、すでにシリーズをある程度集めたうえで、この作品を読みました。 まず文章は素晴らしいと思います。 素晴らしい故に、ある程度ミステリーを読破している方なら、謎はあっさりハッキリ分かってしまうと思います。ちゃんと読めば伏線はキッチリ分かりやすく引かれています。 なのでミステリー要素はかなり低いです。 では、音楽面は? …確かに表現は素晴らしいです。自分も幼少期からピアノを習っていたので、ある程度理解はしました…が、はっきり言って描写がクドいです。 後半は飽きて、音楽の部分だけ流し読みでした。 それとかなり無理な展開も多いです。医療的なこともそうですが、一番気に入らなかったのはマスコミを描くシーンでした。同業者として言っときますけど、未成年で(一応)被害者の女の子にマスコミはあんなことしないです。常に最悪なイメージを持たれているマスコミですが最低限なルールやマナーはあります。学校に押しかけて先生たちの制止を振り切り暴言…あり得なすぎるし、そんなことしたらディレクターもレポーターもクビでコンクール会場にはいないでしょうね(笑) あんなに偉そうな文章で色々書くなら、そこらへんもちゃんと取材して書いて欲しかっただけに残念です。 続きを読むのが苦痛なくらいムカついたけど、岬先生の活躍を読みたいがために、最後まで頑張りました。こんなに読むのが苦だった作品は初めてでした(笑) | ||||
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辛口のレビューが多いので買う時に少し迷いました。 夫が脳梗塞の後遺症で車椅子生活なので要介護探偵と言う言葉に興味を持って「さよならドビュッシー前奏曲」を先に読みました。 そのせいか「さよならドビュッシー」も要介護探偵のその後としてとても面白く読みました。 私が鈍いせいかもしれませんが全く予想していなかった展開で最後にびっくりしました。 | ||||
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最後の最後に見事に騙されました。 納得できるような伏線が無く、また悪質なミスリーディングな記述があり、このミステリはフェアでないというご批判はもっともだと思いますし、健常者の障害者に対する接し方の描写に問題があるというご意見もその通りだと思いますが、そういった問題点を諸々認めた上でなお、一気にこれだけの長さの小説を読ませるだけの筆者のストーリーテラーとしての筆力には驚かされました。 また、ミステリを読む楽しみの一つに騙されてなんぼというものがあるように私は思うのですが、そういう視点で本書を読んだ素朴な感想としては、とりあえずものの見事に騙されて痛快でした。 音楽は全く分からない朴念仁の私ですが、クラシックを聴いてみたい気持ちになりました。 | ||||
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物語の中に思わず引き込まれ、一気に読み上げた。 舞台が、名古屋を中心としたこの地方であることも、一際、親近感を感じさせる。 でも、あの結末はね。推理小説の「禁じ手」に極めて近いよ。 | ||||
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面白かったです。ピアノ演奏の描写とか、迫力があって。ドビュッシー聴いてみたくなります。 | ||||
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評価低くてショックですね〜。 確かに本格ミステリーだと思って読むと「?」なところがあるのはわかります。 全体を通して、生きている者の絶望がある。 そして「メフィストフェレス」は、彼らに身をもって生きるという戦いに挑めと煽る。 探偵役は本気で探偵のつもりもないんじゃないでしょうか?(笑)犯人どうこうより事件に絡まざるを得ない者が、ギリギリに追い詰められ殻を破って演奏する「本当の自分」としての音を聴きたがっているのではないか。 そういった精神的な面を面白いと感じられない人には面白くないかも知れない。 「いつまでもショパン」は死者への哀しみも強く、それまでは伝記みたいなもので「ふーん」くらいだったショパンの苦しみは「こういうものだったのかな」と垣間見た気になりました。 ショパンは好きだけど、彼の苦しみまでピンと来ないというピアノ弾きさんには勉強になるんじゃないでしょうか? 全然音が変わる可能性もある。 本当に恐ろしいほど音に「自分」は出ますよ。 残念ながらピアノでもバイオリンでもない楽器をしているので、いつか登場して欲しいなと願ってます。 岬先生の弟子になりたい(笑)。 | ||||
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人物の設定や台詞など、色々が現実離れしていて感情移入はまったくできなかった。 唐突な出来事の連続の中、随分と落ち着いている主人公や、物わかりの良い探偵役の人。変な医者。 主人公(語り部)は16歳の女の子なのに、とてもそうとは思えない感情表現や言葉などが多く、 どの場面か忘れたが『アベックや家族連れが~』の文章に、アベックwwww・・・と失笑した。 作者の年齢を見て納得したが、こんな些細な言い回しすら現実味がなさすぎて入り込めない。 読み終わって、何も残らない。 作者はもっと、人の感情の機微を想像して文章を書くべき。 | ||||
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続編「いつまでもショパン」を先に読みました。ピアノの描写は作者さんも自信がある部分なんでしょうね。いつまでもショパンではさらに描写力が上がっているので、それを考えるとこの作品の描写は少し見劣りしますが、うまいと思います。ただ、福祉コンサートで「指先を見ていたい」と言っていたのに関係ない情緒的な描写が延々と続いたのは違和感が。 夢を目指す人間、無茶をしないと、あり得ないほどの努力をしないといけない、といったスポ根的な部分は、説教くさくて嫌、と思われる方も多いかもしれませんが、自分にとっては好意的に映りました。なあなあで生きていて、それに後ろめたい部分もあるので、こういう形で文章として言ってもらえることで、気持ちを新たにすることができました。中学生や、高校生のような「これから」の人達にはこの部分はどう映るのでしょうか。ただ、いじめやマスコミ、差別的な描写に違和感があります。極端です。作者さんが、もし「現実はこうなんだよ、君は現実を知らないんだ」と言いたいのなら、もう少しリアリティが欲しいです。 細かい現実との乖離や、ご都合主義的な部分が散見されるのは目を瞑れるのですが、どうしても納得がいかないのが、一人称で語っておきながら、それが嘘だったという点。そういうことをすると、作者を信頼することができなくなります。ある程度好意的に読み進めていたのですが、最後のこの部分で一気に印象が悪くなりました。こういうのはどんでん返しとは言いません。小説ですのでどんな嘘でも、あり得ないものを作りだしてもいいと思いますが、書き手として、これはやってはいけないことだと思います。「あたし」と自分を表現することで許されるというのかもしれませんが、読む方としてはそんな書き手は信頼できません。 あと、「いつまでもショパン」でも登場する、天才、榊洋介ですが、こんな人間に魅力を感じる人がいるのか疑問です。実世界に本当にこんな人がいる、というのなら話は別ですが、作家が作りだした人間がこういうキャラクターというのが、ちょっとイタイです。少女漫画とかだと許されるのかもしれませんが。突発性難聴は、彼の欠点ではなく、逆に彼の完璧さを補強する材料になっているだけ。正直、このキャラクターに魅力を感じることができないし、なんだか白々しいです。 | ||||
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本作のトリックについては、『これはどう考えてもむりがある。』 としか言えない。 周りのだれも気付かないなんて、太陽が西から昇るような 奇天烈さだ。 ちょっとありえないレベルのミステリー。 | ||||
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映画から入ったクチです。映画の世界観が本当に好きな私には原作はがっかり以外の何物でもありませんでした。 この原作からよくあの映画になったな、という感心をすると同時に、原作と映画があまりに違いすぎて、この原作が好きだという人は映画が納得いかないだろうなと。 映画は綺麗にまとめられてますからね…。わたしはそれが良かったんですけど。 原作のルシアの性格がなぁ…やっぱり一人称視点だとどうしてもこうなりますかね。どうも受付ませんでした。 音楽の表現は良かったかな…なるほど、この曲を文字で表すとそうなるのかーみたいな。 映画がこれだけいいなら原作はさぞかし読み応えがあるものなんだろうと思いましたが、本当にがっかりです。 あれだけ映画で涙を誘った遥とルシアの絆とかもなし、トリックの種明かしのシーンなんて慌ただしくてポカーン、でした。 迷わず映画をみたほうが満足できるとおもいますよ。 | ||||
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大変ストーリーは面白いしどんどん引き込まれるのだが、しかし、何故このような結末にしたのか。確かにあっと驚かされはするのだが、推理小説としてはアンフェアな感じがする。本格推理と考えずに読んだとしても後味の良い結末では無い。 | ||||
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中山七里さんはすでに人気作家の一人で、私は読んだことがなくてまずいなと思っていたのですが、ようやくこのデビュー作を読めました。で、感想ですが、うーん、評価に困る作品ですね。ほかの方も書かれていますが、ミステリとしてはどうかと思いました。一人称とはいえ、都合の悪い事実を隠しすぎで、真実を明かされたとき、それはちょっとずるいでしょう、もうちょっときちんと伏線張ったりしようよ、と思いました。 とはいえ、読んでいるあいだはおもしろかった。ピアノや作曲家についての知識、その他諸々、プラスアルファの部分がしつこいほどたくさん書き込まれていて、そこを楽しめれば、いい読書になると思います。興味がなければ苦痛になってしまうということもありますがw また違う作品も読んでみたいと思い、これからの伸びしろを考えて、ちょっと低めの評価にしました。 | ||||
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ピアニストを目指し毎日練習に励んでいた遥は、祖父と従妹とともに火事に遭う。大やけどを 負いながらひとりだけ生き残った遥だったが、次々に不幸が襲う。後遺症に苦しみながらコンクール 優勝を目指す彼女の夢はかなうのか・・・。 火事の後遺症に、心も体も傷つけられた。けれど、岬という心強いピアノの師を得て、コンクール 優勝を目指し遥は練習に励む。だが、遥のまわりには次々と不可解な出来事が起こる。そして衝撃の 殺人事件!なぜ遥にこんなにも不幸が襲いかかるのか?その真相を知ったときは「そうだったのか!」 とは思ったが、意外性は感じられなかった。ある程度予測がつくことだった。また、真相を知って ストーリーを振り返ったとき、あることに対し、本当に最初はだれも気づかなかったのかと疑問を感じた。 名前は伏せるが、ある人物の動機もちょっと弱いのでは?それでも、音楽の描写は圧巻だった。 演奏が本の行間から聴こえてきそうな気がした。 ストーリーに不自然さを感じるところはあったが、まあまあ楽しめる作品だと思う。 | ||||
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先に映画版は観ていたから、物語の真実はわかっていたのだけれど、原作のほうが上だった。 小説を読んでしまうと、映画版はダイジェスト版だという気がしてしょうがない。 映画には星3個をつけたけど、今は多かったかもしれないという気もする。 こちらのほうが上という理由は、それだけではない。 メッセージがより強く伝わってきたからだ。 それは「自分が自分であることを証明するもの」の大切さだ。 「自分が自分であることを証明するもの」、これがあるかないかで人生は大きく変わっていく。 それを、玄太郎や岬、遥の言動などから感じさせられた。 これは、とても大事なことだと思う。 それを見つけるには歳は関係ないけれど、若いうちに見つけたほうがいいということは間違いない。 だからこれから子供が大きくなる、というお父さんお母さんは覚えておいたほうがいいだろう。 でも情けない話だけど、自分にはそれがない。 もう遅いかもしれないが、見つけなければいけないものの一つだと思う。 よりよい人生にしていくために、早く見つけたいと思う。 | ||||
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説明に書かれていた様に、破れたりしていないですし、綺麗でした。よかったです。 | ||||
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DVDを見て読んでみたいと思い購入しました。 断然原作の方がよかった。 読んで良かったと思いました。 おやすみラフマニノフも読んでみようと思っています。 本の中にでてくる曲も聴いてみてます。 | ||||
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とにかく面白い!先が知りたくてたまらなくなります。音楽をする者にも違った意味でここまで深く掘り下げて演奏するのか!と思い直しました。 シリーズものではありませんが、作者が発行した時を確認して購入をお薦めします。 | ||||
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音楽青春小説として、面白く読みました。 ピアノ演奏に関するとことも、身体障害のところも・・・。 皮膚の移植をしたことがあるので、顔の移植のところは変だなと思いましたが、あまり気にせず、読み進み、最後になって、なあんだっ!って感じでした。 これがミステリーでしょうか。 こんなトリックありでしょうか? どこにも必然性がないように思えました。 (220) | ||||
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