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ミノタウロス
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ミノタウロスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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「圧倒的筆力」などと大仰な帯だったので読んでみたが、いまいち乗り切れない作品だった。 前半部分はダラダラと退屈、主人公が自立した後半部分はある程度勢いがでてくるが、スケール感は小さいままだし、描写が全体的にどこかそっけなく各キャラクターにも魅力がない。コーマック・マッカーシーのブラッドメリディアンを三段階くらい劣化させたような内容。 結局、不良少年が不良青年になってチンピラ人生を過ごしたましたよというだけの話。 日本人がロシアを舞台にしてそれなりのもん書いたからそれなりに評価されているのだけなのではないだろうか。 読後つまらかったとは思わなかったが、面白かったとも思わなかった。そんな一冊。 | ||||
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残忍さがあるということは前提にしながらも、文学的価値がありそうで、しかも、書評家の評判も高かったため、購入した次第。題材が合いませんでした。いやな気分が残る感じだけでした。 | ||||
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ロシアの田舎地主の馬鹿息子を主人公にしたノワールぽい文学。 会話文に「」を使わず、メリハリのある描写というよりは、 淡々とした説明がダラダラと続き、 ストーリー展開は早いんだが、 主人公が糞なこともあり、 感情移入してのめりこめないツマラン文学。 第一次大戦やロシア革命の時代が好きな人にしか受けないだろう。 広大なロシアを舞台にしてるのに、 偶然の出会いが多すぎないか? これよりはドイツものの、 皆川博子 の『死の泉』 の方がまだまし。 | ||||
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モチーフ自体はは興味深いものではあった。 が、一見深く人間を抉っているように見えてその実は表層をスプーンですくった程度で終わってしまっている。ありきたりであり、特筆すべき点もない。 さらに文体の読みにくさは酷いの一言である。これは文章が上手いとか下手とかのレベルではない。作者は本当に読者の目を意識しているのであろうか。もしも難解な語を使うのが良いとでも考えているのであれば、小説家としての作者の資質を疑わざるを得ない。 | ||||
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テーマが良く判らない。 ギリシャ神話の「ミノタウロス」はある意味悲劇の王子だが、 この小説の主人公は全くのチンピラでしょう。 ロシア革命を背景に持ってきているが、 価値観がひっくり返る時代であればよくある話で、 平和な時代でこそ異常性が発揮されるはずです。 頭が良いのに時代に翻弄されて悪事に走るのは理解できても、 頭が悪くて、度胸もないではね。 そんな主人公だから、ラストは違和感がある。 特に、要領だけが取り柄のフェディコの最期はね。 もう少しページを圧縮していればスピード感があったかも知れない。 どなたかも書かれていましたが、 好評論が余りにも多いので私も書き込みしました。 購入する前に、必ず店頭で目を通してから買いなはれ! | ||||
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テーマが良く判らない。 ギリシャ神話の「ミノタウロス」はある意味悲劇の王子だが、 この小説の主人公は全くのチンピラでしょう。 ロシア革命を背景に持ってきているが、 価値観がひっくり返る時代であればよくある話で、 平和な時代でこそ異常性が発揮されるはずです。 頭が良いのに時代に翻弄されて悪事に走るのは理解できても、 頭が悪くて、度胸もないではね。 そんな主人公だから、ラストは違和感がある。 特に、要領だけが取り柄のフェディコの最期はね。 もう少しページを圧縮していればスピード感があったかも知れない。 どなたかも書かれていましたが、 好評論が余りにも多いので私も書き込みしました。 購入する前に、必ず店頭で目を通してから買いなはれ! | ||||
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佐藤亜紀さんの本を読んだのはこれが初めてです。挫折。 ずっと主人公の一人称で、メリハリがなく読むのが辛いです。 ⇒同じ、一人の一生を固定された視点で追う文章ならば 「疾走(重松清)」の方が(これはオチが非常に残念な作品ですが) スピード感があって一気に読めました。 主人公のニヒルさも共感できずに苦痛に感じました。 ⇒勉強はしないけれど本は読んでて、賢くニヒルな少年という 陳腐なモデルに飽き飽きしてしまいました。 後半では色々犯罪に手を染める人生のようですが、 同じアウトロー「ゲルマニウムの夜(花村萬月)」のほうが迫力があります。 共感も出来ないまま「人間を人間たらしめているものは何か」と問われても、 ただのポップスの歌詞にしかみえませんでした。 文章が分かりにくい ⇒カギカッコが一切なく読みづらいです。 脇に登場した端役にもライトをあて、その人生を照らすというのはいいと思いますが、 話が冗長になりすぎてよくわかりませんでした。 同じように端役にスポットライトを当てる作品ならば 「悪人(吉田修一)」の方が優れていると思いました。 (これはテーマの分かりすぎるところにすこし問題のある作品ですが) 独特の翻訳小説のような面白さが、受ける人には受けるのだと思います。 テンポがあえば引きずり込まれるように読めるかもしれません。 書評を色々なサイトで見、 べた褒めしかないのがあまりに気になったので筆をとりました。 | ||||
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