(短編集)
MEMORY
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「葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。」…文庫本の後ろの紹介文を読んで、どうしようかな、と思っているあなた。だまされてはいけません! 想像をはるかに超えて面白いです。ぜひ。 | ||||
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前作と前々作の主人公二人が、フィルターか膜の向こう側にいるかのような感じで、まどろっこしい。短気な私には、ちょっと合わなかったかも...? 本来の主人公に感情移入するよりも、前作と前々作の主人公を探すことに必死になってしまった。でも、幸せそうで何より。 | ||||
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『MOMENT』、『WILL』につづく連作短編集。とはいえ、続編ではなくて、『MOMENT』の主役 神田、『WILL』の主役 森野が脇に回って物語が紡ぎだされる。 それぞれの作品の主役たちの現在、そして思い出の中に二人が何気なくかかわっていて、勇気を与えてあげるという趣向になっている。どうにもならない現実に折れそうになりながら、前に一歩踏み出そうとする姿が清々しい余韻を残す。神田と森野のぶきっちょだけれど、いいやつ感があふれだしてくる。 『MOMENT』、『WILL』での神田と森野のエピソードの裏っかわも描かれていて、切なくもあり、いじらしくもありと、良質の恋愛小説を読んだかのようだ。最終話「時をつなぐ」では、神田の高校生の頃の初恋の相手が登場し、森野が代筆したラブレターの顛末が語られるのだが、これがまた良いのである。 神田、森野が脇役のため、二人の”いま”がわからず、その後が気になって仕方がなかったのだが、最終話で伺い知ることができる。完結編としてはこれ以上にない終わり方だと思うのだがどうだろう。 結局、三作ほぼいっきに読んでしまったよ。 | ||||
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初めて本多さんの本を手に取りました。 きっかけは購入した本屋が選ぶベスト小説に選ばれていたことと、帯に書かれていた"号泣小説"の文字。 読み終えた感想としては、号泣する小説ではなくて、心温まる小説という方が合っている気がします。 森野と神田、2人の恋の模様が描かれるとかと思えば、それぞれの日常を部分的に切り抜いて描いたり、はたまた、またそれらが交わった話になっていたり断片的に見えることも、全部どこかで繋がっているんだなと、なんだか自分が生きている世界が大きくも小さくも見えるようになりました。 起伏した情景がないだけに、評価ぎ難しいとこもありますが、シリーズ化されている本のようなので、それらにも期待を込めて星3つにしました。 | ||||
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星5つです。 物語としては星4つのイメージですが、私が個人的に神田が大好きなのでこの評価となりました。 知的で思いやりのある、でもどこか抜けている神田がMOMENTからもうずっと好きで、WILLと共に何度も読み返していたのですが、読書から遠ざかっていたせいかこちらのMEMORYが出ていることに今更ながら気付き急いで購入。 良かった。森野も相変わらず素敵だったし、第三者目線で彼らの姿を見られたのも良かった。 森野が先生に怪我をさせた事件については、MOMENTの時点で理由もある程度分かってはいたのだけれど、ここできちんと明らかにされたので「だよね!」と、ちょっとニヤニヤしてしまった(神田ファンとして)。 というか、中学生だったり高校生だったりする神田が出てくるたびに、その一挙手一投足にニヤニヤしてしまった。可愛いと思う。 それぞれ語り手を異にした5編の短編からなっているのだが、彼らがどう神田と森野に関わってくるのかを楽しみにしながら読めたし、1編ずつの軽いミステリ要素も面白かった。 「君といた」が特に好きだった。ちょくちょくMOMENTやWILLでの一場面に繋がるシーンが出てきて、それも嬉しかった。 前2作が好きな方はきっと楽しめると思う。未読の方も楽しめるとは思うが、先に前2作のどちらか一方でも読んでおくとより楽しめるのではないだろうか。 全編通して優しい空気感溢れる一冊だと思う。最後、「時をつなぐ」では暖かな気持ちになれた。 人って、つながっているんですね。 うん。すごいよね。 読み終えて、確かにそう思えた作品。 | ||||
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