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ミノタウロス
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ミノタウロスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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職場の同僚がくれたので休憩時間を使って読んでみた。感想?ええ、面白かったですとも。でもこれ、既出レビューにあるような「悪党大活躍ピカレスク浪漫」というにはちょっと遠い代物だ。 時は20世紀初頭の赤白軍ロシア内戦下、衣食住に困る事のない身の上の主人公が、義理は解るが人情の知らぬ鬼畜よろしく立ち振舞うことを自由と捉えるも、安寧の場を追われ、泥にまみれ、やるかやられるか、獣もいよいよ獣らしく立ち振る回らざるを得ない状況におかれてようやっと心を震わせる美を一時垣間見みるーも後の祭り。当時のウクライナに於ける農奴蜂起や疫病蔓延等の史実を絡めながら描かれた一遍のフィクションが本作だ。 既出レビュワーは触れないが、本作にはひょんなことから土地持ちになる登場人物がいる。博打は避けるがチャンスは可能な限り可能な範囲で活かす堅実な男だ。物語の始めに回想として登場し、不平を漏らさず静かに消え行く男。専ら当作品の暴力描写ばかりが取り沙汰される余りかこのキャラクターが当作品上もっとも異質な存在に思えるのはなんとも面白い。主人公なら百姓根性と唾棄するかもしれないけれど、主人公の甘ったれが可能な程の土壌を創るってのはいつの時代にも偉業なのだ。 さて、芸術至上主義に傾倒して止まない向きはよく「理屈じゃないのよ」と宣うけれど、理屈抜きで一体どうやって文章によって展開されるフィクションノベルを愉しむの?音韻芸術の詩と違って長々と文章を連ねざるを得ない小説の類はどうしたって散文にならざるを得ないんだよ。当著者だってその区別を取り払えるような出鱈目なことを自身の小説論で言っちゃいない(ハズ)。別の文脈に於いて、巧い文章書きの書いた断片的文章を適当に繋げ併せて、あとは読者の脳内で補完して貰いましょう、という試みが多少にも成功するを他の作家の著作で皆見てきたと思うけど、そんなカットアップ小説でさえ読まれ語られるのはひとつの物語としてだ(ディエゲーシスなんて横文字で格好よく響かせたところでとどのつまり「物語」ってことなんだぜ)。もし当著者の小説感に敷衍して当作品を語らないと当作品をきちんと読めたことにはならないとファンは言うかもしれないけれど、その意味の「きちんと」なんて広範な読者にとり不要な押し付けでしかない。 当作品の登場人物のひとりシチェルパートフのとっつあんの末期は本作のクライマックスってくらいに痛快。ここ共感できる人だけウェルカムっす。感想以上。 | ||||
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「圧倒的筆力」などと大仰な帯だったので読んでみたが、いまいち乗り切れない作品だった。 前半部分はダラダラと退屈、主人公が自立した後半部分はある程度勢いがでてくるが、スケール感は小さいままだし、描写が全体的にどこかそっけなく各キャラクターにも魅力がない。コーマック・マッカーシーのブラッドメリディアンを三段階くらい劣化させたような内容。 結局、不良少年が不良青年になってチンピラ人生を過ごしたましたよというだけの話。 日本人がロシアを舞台にしてそれなりのもん書いたからそれなりに評価されているのだけなのではないだろうか。 読後つまらかったとは思わなかったが、面白かったとも思わなかった。そんな一冊。 | ||||
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よく書けているとは思うが、世間で言われているほど面白く無かった。 特に舞台をロシアにする必要性も感じられなかったし、正直なところピカレスクものとしても、まったく物足りない。 残念ながら、暫く経ったら、この本の内容など何も覚えていないだろう。 | ||||
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よく書けているとは思うが、世間で言われているほど面白く無かった。 特に舞台をロシアにする必要性も感じられなかったし、正直なところピカレスクものとしても、まったく物足りない。 残念ながら、暫く経ったら、この本の内容など何も覚えていないだろう。 | ||||
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重厚でとても読み応えのある小説です。暴力満載の内容でありながら、主人公を含め登場人物たちの行動の矛盾も物語の中で示されているため、気分良く読んでいくことができました。極悪非道な脇役たちにも人間味を感じたので、複数の人間の物語が幾重にも重なってできた物語のようにも感じます。ただ、主人公が一人称で語る形式をとったのは失敗だったと思います。 | ||||
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