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ハサミ男



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハサミ男 (講談社ノベルス)
ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男の評価: 3.81/5点 レビュー 383件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全383件 361~380 19/20ページ
No.23:
(3pt)

まぁまぁかな

私の周辺で話題になっていたので買いました。猟奇殺人のはずが、それほどグロテスクでもなくまぁまぁ楽しめました。でも、ちょっとわかりにくいです。先入観が誤解を招くというのは、時々あるトリックですが、実は!と本当のことが判明した時の図が今いちクリアにイメージとして浮かんで来なかったのが残念、かな?実際のところ、英語で書かれていたら大丈夫だったと思いますが、日本語だと無理があるかな?とも思います。登場人物も全員が、何となくのイメージしかわかず、ぼんやりしている印象。この作者がミステリー界でどういう存在の人か?どういう話なのか?等々、一切の予備知識なしに読みましたが、まぁまぁかな?という印象。ゆっくり、じっくりと、色々推理しながら読むタイプの人にはお薦め、でしょうか。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.22:
(4pt)

おすすめ

サイコ的要素もあって僕的に好きな本です。殊能氏の本は【子供の王様】以外はすべて読みましたが、どれを見てもやはり独特のユーモアが目立ちますね。それは悪い意味では無く、文章の中に溶け込んだユーモアが、活字をとても読みやすくしています。そ結果、小説初心者にも優しい本になっているといえると思います。内容に関してですが、ラストの大どんでん返しに向けての物語の構成が、緻密で非常にすばらしいです。ぼんやり気を抜いてよんでいると、あっと驚かされること請け合いです。かくいう僕もまんまとだまされました。結構ぶ厚めの本ですが上にもかいたとおり、読みやすいいい本ですのでご一読おすすめします(^^)
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4061820885
No.21:
(4pt)

びっくり!

読み始めてまもなく、「ははーん、この小説のトリックはこのあたりか?」とすぐにピンとくる伏線があるのですが、結局そのピンとくるトリックは素人でも簡単に判る程度のトリックでその裏には....!!主人公は太り気味な自分を気にする出版社でアルバイトをする〝ハサミ男〟。先入観・思いこみがどれほど誤った結論を出しているか、現実にも存在していそうな怖さを最後の最後の場面まで持つ作品です。これから読まれる方は貴方の心の思うままに素直に読み進んで下さい。きっとびっくりすること請け合いです。因みに本作品は『このミス2000年版』9位ランクインしています。同年の海外作品2位があの『ボーン・コレクター』。〝自殺願望〟や〝科学捜査〟という点で似たサイコスリラー作品が同時ランクインしていました。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.20:
(4pt)

・・・やられた。

読み返さずにはいられない。読み終わった時に悔しい思いをすること間違いなし。映像化不可なこの作品。作者の巧妙な戦略に舌を巻きますよ、きっと。真相を探る探偵役が犯人その人、模倣犯の行方を追うと言う一風変わった作品です。殺人に及ぶ犯人の動機が一向に明かされない潔さも魅力です。
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4061820885
No.19:
(4pt)

良質

いやはや流石な出来。ミステリーはこういうものがあるからこそ面白い。どんでん返し好きなら買っておいて損はないでしょう。ただ、中身の面白さを総合的に見れば「良質」止まりかな。雰囲気も悪くは無いし、文章も読みやすく悪くないのだけれど、結局「悪くない」どまりのような気がしないでもない。暇つぶしには最高の本であると思う。
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4061820885
No.18:
(4pt)

素直に騙されよう

この作品で用いられているトリックは、手法として珍しくないが、良く出来ていると思う。ちゃんと辻褄が合っているか再読してみたが、細かい点までよく練られていたことに、あらためて気づかされた。ストーリーとは直接関係なく語られる、自殺やプロファイリングに関する蘊蓄もおもしろい。下手な詮索などせず素直に読み進め、そして素直に騙されたことを楽しむべき作品である。
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4061820885
No.17:
(4pt)

厚みの割りには軽くて読みやすい

こういった、小説ならではの表現、映像では表現できない面白さっていうのが好きですね。長篇といえば長篇なのですが、ハサミ男の場面と刑事達の捜査の場面が交互に出てきて意外に読みやすい。同じ場面を交互に別の視点から描くことでくどさがなくなっています。磯部刑事のキャラクターがいいですね。刑事っぽくなくて。普通、こういう難事件を追っていく刑事っていうのはもうちょっとキレものだったりするのに、ちょっと間の抜けているところがいい。最後の最後、「ん?」と何度も読み返してしまった。ほっほー、そういうことだったのか。ただ、ラストはちょっとあっけなかったかなあ。そこがもうひとひねりあったらもっと面白かったかも。次に期待します。
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No.16:
(2pt)

次点かな

終盤に一瞬「は?」と、ある1行を何度も読み直し、直後に「ふーん」。どんでん返しで、他のミステリで受ける程の驚きはなく、どちらかといえば冷めて読んだ。フェアではあるけど、この類のトリックなら、もっと上手い構築をしている作品はある。こうだからこう、とハッキリと捻じ伏せられて、驚愕するには、まだまだ体力が有り余った。
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No.15:
(3pt)

犯罪心理

犯罪者の脳波が普通の人に比べて違っていることはかなり前から知られていることのようです。ですが、もちろんそれだけで、犯罪者と正常者に明確な境界線を引くことはできません。この本の主人公は一種の快楽殺人者なのですが、本文に『君は自分自身に「なぜ」とは問わない。問うのは「どうやって」かだけだ。』というものがあります。全体を通して、2重人格気味の主人公の心理がよく描けていると思います。主人公は女子高生を殺したあと、喉にはさみを突き立てるという連続殺人犯です。しかし、3人目に狙っていた女子高生が、別の誰かに同じ手口で殺されてしまいます。ここから、主人公の犯人探しへの推理が始まりますが…、最後におおきなどんでん返しが待っています。犯行自体は重苦しいですがあちこちにユーモアの散りばめられた推理ショーがそれを打ち消してくれます。読んで損はないと思いますよ。
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No.14:
(4pt)

私の推理小説ベスト3

プロット、トリックは たしかにありきたりの単純な物かもしれません。同時期に発表された我孫子氏の小説にほぼど同内容の物があります。ただ このソリッドなキャラ立てもしていない小説のおもしろさは言葉の裏切りにしぼられた刹那で極上な美しさの発見にあります。著者はポストモダンにかかわった人なので 伝達のズレがつくる一瞬の驚きが この小説の目的だと思います。「太ってる」 ・・・・最高でした!次作の美濃牛では ちょっとズレた、ただの言葉遊びになってしまい残念でした
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4061820885
No.13:
(1pt)

あくまで一般読者向け

 ハッキリ言って本書の中核を為す部分が私には全て看破出来た。真犯人も、アレも何もかも、である。 私はミステリをかなり読んでいると自負しているが、このような作品はありがちのような気がする。 看破出来たのも、叙述トリックということで少しうがった見方で読んだからかも知れないが、このようなものを物語の中核に置くのはどうかと思う。構成力は確かに素晴らしいと思うが、筆力がまだまだそれに追いついていない。むしろ次作の「美濃牛」の方が練り込まれていると思う(残念ながら作品としてはイマイチだと思うが)。
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No.12:
(3pt)

すっかり騙された。

自分はアホなんちゃうか・・・と心配になった。突然訳が分からなくなり、読み返す事に・・・。疑いもせず、すっかり作者の罠にドップリはまってしまっていた。やられた~って感じ。「ハサミ男Ⅱ」ってのがもし出たら読むだろな。
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4061820885
No.11:
(3pt)

壊れたひとのあやうさ

 ぼんやり読んでたら、見事に騙されました。猟奇連続少女殺人、自己破壊衝動とサイコ気分がステキなミステリ。騙されてなんぼ、であるから、読者の方は予備知識なしにいきなり読んで、「オオ~っ!?」とすっぱり騙されていただきたい。話に斬新さはないかもだけど、上手な構成である。 見せかけとはいえ微妙な均衡が保たれていた事件の渦中よりか、事件が一応の解決を見たあとの方が破滅的で不気味な雰囲気を漂わせている気がした。
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No.10:
(4pt)

デビュー作っていいねぇ

ミステリをよく読む妹は,途中でわかってしまったもんねだったようですが,私はぎゃふんと言わされました。それにしても殊能将之はいつデビュー作を超える作品を書いてくれるのでしょうか。
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4061820885
No.9:
(3pt)

どうかなぁ

確かに、ミステリーとしては面白かった。後半のひっくり返しも、一瞬前を読み直してしまったほど。文章も精緻で、読みやすい。ただ、途中で犯人の目星がつきつつあった。値段から考えれば、お得な一冊ではあるが、再読する程面白かったとはいえないなぁ。
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No.8:
(4pt)

騙されたい。

「ハサミ男」の独白が面白い。「医師」との会話が面白い。とにかく読んで下さい。どうでもいいけど私は作者と誕生日が同じだ。
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No.7:
(3pt)

どんでんがえし

面白かったです!!最後は「なるほどねー」と感心しました。文章の小細工が粋で読んでいてすっきりとします。本当にささやかなことですが、粋に描かれています。これは読破してみないとわからないことですので、ここでの説明は控えさせて頂きます。そして、読み終わった後に、必ず「エッ何々?」といった感じで、ページを戻ること必然でしょう。再読してみるのもきっと違った味が出ていて楽しいです。「ハサミ男」とはよく言ったもんだ!!ブラボー絶賛のわりにこの評価?と思われるかもしれませんが、けっして低い意味の評価はではありません。読んで損はありません。違う作品もよんでみようかなと思える作家さんでした。
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No.6:
(4pt)

気持ちよいダマされ方

タイトルからゲーム「クロックタワー」を連想して、不気味で残虐な描写が多いのかと思ったが、実際はかなりユーモラス。話の展開も先へ先へと引きつけらるので、あっという間に読み終えてしまった。ラストはまんまと騙されたけど、「やられた」とニヤリとしてしまう。
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No.5:
(4pt)

やられた・・・

読み終わって「くーっ、やられた」と地団駄を踏み、そして最初からもう一度読みたくなります。
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No.4:
(4pt)

「ハサミ男」探偵になる

連続少女殺人犯の犯人のモノローグから物語は始まる。犯人は第3の標的を決めて今、鋭意調査中である。その一方で、日常的に自殺を繰り返す。自殺に失敗するともう一人の人格「医師」か現れて「ハサミ男」を揶揄する。ところが標的を調査中になんと当の標的が「ハサミ男」そっくりの殺され方で死んでいるのを発見する。なんとも魅力的な始まり方だ。殺人犯が探偵役になるという設定は日本では珍しい。しかも驚いたとに犯人は探偵にあまり乗り気ではないのだ。そうほうが当然といえば当然。動かないほうが真の「ハサミ男」にとっては有利なのだ。何しろ今度は犯人ではないのだから。しかしなぜか「医師」は探偵役を勧める。物語はだんだん人間の心の不思議の迷宮へと進んで行く。そして最終盤は物語は二転三転する。面白い。大変面白く、私は久しぶりに会議中にこっそり続きを読みつづけ、いっきに読んでしまった。しかし読後、あまり心には重く残らない。読後感は軽い。人によってはそれが物足りなく思うかもしれない。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885

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