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ハサミ男



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハサミ男 (講談社ノベルス)
ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男の評価: 3.81/5点 レビュー 383件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全383件 241~260 13/20ページ
No.143:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

もっと面白くなったのでは?

本物のハサミ男が偽物のハサミ男が殺害した女性の遺体発見者になってしまう。
しかも、その女性は自分の次回のターゲットだった!!
というあらすじです。(もっとあるんですけどね・・・)
叙述トリックということで、それに見事に嵌ってしまい、
「騙された!!」と素直に感じましたね

で、本題ですが、設定が面白いだけに叙述トリックで流してしまうのは勿体ないなと
思ってしまいました。
本物と偽物という二元性で深く追求してほしかった。
私なら「インファナル・アフェア」のような互いに追い詰め、追い詰められるサスペンス
形式で叙述トリック抜きで書いてたと思います。
そして、その方が奥深さや著者の哲学を混ぜることができたのではないかと・・・
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.142:
(3pt)
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アンフェア?

厚みのわりに読みやすく、一気に読んでしまいました。

まずまず楽しめたのですが、メイントリックの誘導が今ひとつ…な気がします。

以下、ネタバレを大いに含みます。
ご注意ください。

冒頭から大量のヒントが散りばめられているため、中盤に差し掛かる前にはハサミ男のがであると確信します。
しかし、中盤以降の警察とのやり取りや聞き込みの様子から、「あれ?やっぱり違った?」と不安になってきます。
ところがどっこい、やはりあっていたのです。

中盤のやり取りはミスリードになっていて、かなりテクニカルに(言いかえると無理やりに)読者を惑わそうとしてきます。
中盤以降のミスリードは、一旦読者が到達した結論を否定するような、ある種の言い訳めいたものになっています。

これはアンフェアではないでしょうか?
本来であれば、まずミスリードで読者の認識を誤った方向に向かわせ、しかるのちにヒントを散りばめるのがフェアではないでしょうか。

「ここまで読んでハサミ男のを見破った気になってるだろう〜しかし果たしてどうかな〜」とか言いながらやっぱりなんだからイラっときます。

とはいえ、中盤以降のミスリードはよく考えられたものでもあります。
犯人当てとも絡んでいるし、何度も戻って読み返しながら「なるほど〜」と感心してしまいました。

謎解きとして挑もうとするとかなり難しいですね。
大筋は解っても細かい部分の齟齬が出てきて立ち往生してしまいます。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.141:
(5pt)

なにこの面白さ

まったく展開が読めないので、「もうちょっと先までもうちょっと先まで」と読んでるうちに、一晩で読了してしまった。
たぶん、一気に読んだ小説の中で、最長のモノになるだろう。

小谷真理さんの解説にもあるが、”びっくりするほど魅力的な主人公”に、自分も思えてしまったのだ。
自殺癖があって、殺人者でなかったら、すぐにでも友達になりたいくらいに。
それは、実は当人が美○だったからではなく、種明かしするまでに読者に与える
”体重が3桁に乗りそうなオタクっぽい外見の人物”のイメージであったとしてもだ。

まぁそのイメージと、被害者周辺の人物にインタビューとる人物が同一に思えなくて
違和感覚えたのは確かなのだけど、まさかねぇ・・・。
先入観というのは恐ろしいものですな。
(これは本書を手にした時から与えられる)

”ハサミ男”の正体にも度肝抜かれましたが、
3人目犯行のホンボシっぽい人(割りと序盤に出てきます)の正体も「そう来るか!」と楽しめました。

その辺分かってもまだページ数あるので、最後にまだ何かあるだろー?と構えてました。
レビューから勝手に察したのは・・・真のハサミ男による”イソベ殺害”ですが、まぁそうはならなかった。
「ゆび」のような余韻のラストかなぁ~と思ったり。

文章の稚拙さに駄目出しする人もいるようですが、これがデビュー作と思えば軽くスルー出来ます。
”ロックに乗せてスーダラ節”とかの小ネタとか、程よく俗っぽいのも良かった。
この辺はでもフィーリングの問題でしょうね。

私は、ちょっと気になってた「鏡の中は日曜日」も読むことを決めました。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.140:
(5pt)

知的で、緻密で、驚愕の傑作ミステリー

今からこの小説を読もうとしている人が羨ましい。出来ることなら、もう一度記憶を消してページを捲りたい。私がそんな風に思ったのは、僅か数作品です。そしてこの作品は、それに当たります。間違いなく傑作です。緻密に練られた物語と、魅力のある主人公。これらが上手く混じり合って話はゆったりと進んでいきます。展開は遅いかもしれませんが、飽きることがありません。それは、ページを稼ぐためだけに書かれたのではなく、必要なことが書かれているからです。文章も完結で、知的です。味気ないという人もいますが、これがこの小説の持つ魅力の一つだと思います。淡々と書かれているのです。
そして、物語の最後には驚愕の結末が待っています。どうか、これからこの本を読む人はここにあるレビューをよまないでください。ヒントになるような文がたくさんあります。本当なら、驚愕の事実があるということも伏せておきたかったくらいですが、その点についてはどこを見ても触れられているので、指摘しません。とにかく、レビューは閉じて、ページを捲ってください。きっと何度も読み返したくなる一冊となるでしょう
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.139:
(5pt)

良かった!

人に奨められて読みましたが、良かったです。読了後すぐに再読してしまいました!
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4061820885
No.138:
(3pt)

ハサミ男感想(ネタばれなし)

内容は良かった方だと思います。

私が過去に読んだミスリード小説は本作で2つ目です。

どんでん返しという点では、「殺戮に至る病」の方が大きかったと思います。ただ、こちらの作品は最後まで騙されてしまいました。

誤った解釈をしない様に、誰が、いつ、を基本として「わたし」という人物を中心としたその他人物の関係をイメージしていたものの、最後まで気がつきませんでした。

改めて、個人の主観に強く依存する言葉「大きい、多い、太った、長い・・・」というような言葉には注意すべきとわかりました。

殺戮に至る病のときは、読んでいる途中で矛盾(時間)に気がついたのですが今回は矛盾が出てきませんでした。

登場人物の表情の描写が、あとあとその理由がわかるようになっているところはなるほどなと、わかる度に楽しくなりました。ただ、ハサミ男自身の心情の描写が少ないかなぁと思います。

次は何を読もうか。
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4061820885
No.137:
(5pt)

色々と思い込む

読んで良かったって思いました。

私は、最近読んだ本の中で一番でした。

このままいけるの?っていう気持ちが最後まで全然燻らなかったです。
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4061820885
No.136:
(5pt)

作品名が印象的すぎ

XTCのSCISSER MANからこの発想はまず出てこない。とんでもない嗜好を持っているようだ。作品名が印象的すぎて、まさかこのような展開になるとは思いもしなかった。ハサミがデビッド・ボウイのイニシャルみたいな意味があったとは。大いに笑ってしまった。
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4061820885
No.135:
(5pt)
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読後感のいい叙述ミステリ

犯人は猟奇殺人鬼であり、殺人シーンも出てきますが、描写はそこまでグロくなく、とても読みやすいです。
事件を捜査する刑事さん達もみんな感じが良いキャラでついほのぼのしてしまいます。
ラストはもちろんあっと驚きます。一風変わったミステリです。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.134:
(4pt)
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「男」がポイント

大変面白い小説だった。舞台が良く行く所だったので余計興味が尽きなかった。作者が最近亡くなっているのを知って残念に思った。
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4061820885
No.133:
(5pt)

「ハサミ男」

間違いなく名作。
本作は、世間で騒がれる連続少女殺人犯「ハサミ男」の視点と捜査本部の人間の視点が交互に描かれる。
読みやすくウィットな文体でぐいぐい引き込まれ、最後には衝撃の結末にがつんとやられた。
もう一度言おう、間違いなく名作。
まだ読んでない人は得をしている。
これから本作を読めるのだから。
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4061820885
No.132:
(4pt)
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愉快なシリアル・キラー

叙述トリック+無動機殺人なんですが
ハサミ男目線での叙述パートがとても愉快
ありがちなキ〇ガイではなく
おいしい物に目がなくて
仕事は出来るんだけど出世欲はゼロ
気難しい友人という感じ

語り口調も軽妙で深刻さを感じさせず
スラスラと物語に引き込まれてしまった
更に無動機殺人物でありながら
心理学を小馬鹿にした文章も小気味が良い

ミスリードからの叙述トリックなんですが
真相を知ってからの二周目よりも
一周目のほうが面白かったので☆マイナス1
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.131:
(3pt)

設定は面白いが中身は意外と地味

猟奇殺人犯が警察に追われながらも自分の犯行手口を真似た便乗犯を探すという
中々魅力的な設定の作品なのだが、500ページ近い作品でありながら内容が
ほぼそれしかなく、つまらないというほどではないが、勢い良くページがめくれるという
ほどでもない
どうせなら犯行を重ねながらついでに便乗犯を探すぐらいの派手さが欲しかった

ハサミ男が慎重で遺留品すら落とさないという設定のせいで、警察の調査に何ら進展がなく
ひたすら被害者周辺を漁るだけというのも面白くない
第三の事件だけではなく、一つ目の事件や二つ目の事件の調査も利用してハサミ男を
追い詰めるぐらいの合理的な捜査がないのが物足りない

ちょっとした仕掛けに関しても露骨にフェアな描写とやりすぎなアンフェア描写とが
混ざってややバランスが悪い
露骨なフェア描写はもう少しさり気な描写にした方が、終盤のどんでん返しも楽しめたのにと残念

ミステリとして一読の価値はある作品かもしれないが、どこかでネタバレを読んでしまった人が
あえて読むほどの作品ではないだろう
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.130:
(5pt)

「ハサミ男」かぁ…。

きれいに騙されました。刑事さん達のキャラも良く、小説としても面白かった。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.129:
(5pt)

最後にあれっ?となる

書店員さんにオススメしてもらって購入♪
さくさく読めるので、さくさく読んでいたら
最後にあれ?っとスッカリ騙されました。
文句なしにおもしろかったです☆
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.128:
(1pt)

長かった!

今まで読んだ本の中でベスト3に入るくらいにつまらなくて読み進めませんでした。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.127:
(3pt)

普通かな

確かに面白かった、見事な叙述トリックでした。

でもまた読みたくなるかは分かりません。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.126:
(4pt)
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シンプルでストレートな叙述トリック

叙述トリックの作品はいくつか読んで騙されましたが、やっぱりこの作品でもやられました。
読み返してみるとはっきりとしたヒントがあったのに見落としてしまってました。
肝心の物語は少々雑な部分もありますが、次のページをめくりたくなるような面白さがありました。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.125:
(5pt)

一気読みです

もっと早くに読めばよかった。
何度読んでもいつ読んでも古さを感じません。
トリックが分かっても嵌ってしまう作者の技量が素晴らしい。
トリック、構成、セリフ回し、どれをとっても頭の中でヴィジュアライズし易く一気読みです。
故人とのこととても残念です。
他の作品も読んでいきたいです。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.124:
(5pt)

楽しかった。

楽しかった。

小説であることを生かした傑作。

妙なお説教もない。

活字が優れたエンターテイメントであることを具現化している。

殊能さん、他界されたとは実に惜しいです。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885

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