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ハサミ男
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ハサミ男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全383件 281~300 15/20ページ
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衝撃的な展開でした! 始めは淡々としていたけど、 次第に何事にも動じないが精神的に不安定な犯人や 個性的な警察のメンバーの人物造形に惹かれていきました。 そして犯人と警察の視点が交互に書かれ、 徐々に警察が犯人に近づいていく様子が面白く盛り上がってきたと 思ったら、意外な展開にすっかり騙されました。 | ||||
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連続殺人のハサミ男の3回目の犯行と思いきや、、、 「犯人側」と「警察側?」の両面から描かれてますが、 第3の犯行の犯人は、やっぱりな〜という感じでした。 でも途中「!?な〜に〜!!」と思わせるびっくりポイントがあり、 第3の犯行の犯人は誰?!ってのはそんなに大事じゃないのかな? 物足りない点は、 第3の犯行の被害者の心の闇?がありきたりというかあいまいというか、弱い。 同被害者の弟と母親には聞き込み?するのに、実父と義父の聞き込みはあっさりスルー。 あと、なんでハサミを首に刺したのか謎。 | ||||
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叙述トリックに関係なくすばらしい小説だ。 僕はむしろ二回目の方がおもしろく感じたほどだった。 「ロートレック荘事件」が障害者に対する自分でも気づかない差別意識を浮かび上がらせる作品だとするならば、 「ハサミ男」はいわゆる猟奇殺人の犯人像に対する固定観念の存在を浮き彫りにしてくれる作品だといえよう。 占星術殺人事件がつまらなくてハサミ男がおもしろいと言ってる奴なんかどうかしてる、 というお叱りは覚悟していますが、これはもう説明のしようがありません。 僕はXTCも大好きなので、何から何までツボにはまった作品だった。 | ||||
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トリックが素晴らしい。 ここまでびっくりすることができる小説は滅多にないです。 まあ予備知識が多少あれば伏線はごく少ないですがあるのでトリックに簡単に気付いてしまうかもしれないですが・・・ あと主人公がシリアルキラーなのに自殺願望があるという不思議な人間なので、 言動や行動を読んでるだけで面白いです。 | ||||
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ひさびさに読んだミステリ。軽快な文章で全体として楽しめましたが、ちょっと無理があるなというところと途中やや失速気味なので☆は4つ。あんまり書くとネタバレしそうなのでやめておきます。 | ||||
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-(ネタばれなし)- 「殺戮にいたる病」を読んで叙述トリックというものに驚かされ、 ミステリ好きの知人に「叙述トリックの面白い作品を教えてくれ」と言って、お薦めされた作品です。 その知人は「ネットでの評価は高いけど、俺としてはイマイチ。叙述トリックとしては甘い」と 辛辣な評価でしたが、個人的にはすごく面白かったです。 テーマとしては、サイコロジー・サイコアナリシスの批判・皮肉でしょうか。 ミステリ慣れしていない自分でも、叙述トリックの仕掛けや、真犯人、<医師>の正体など、 読んでいてすぐに気付きました。ある意味<フェア>と言うか、あちこちにヒントが 散らばっているので、気付く人は、すぐ気付くのではないでしょうか。 それでも終盤の畳み掛けには驚かされっぱなしでしたが。 そして<ハサミ男>と<医師>の二人は、陰惨な事件・狂気の殺人鬼という作品には 似つかわしくないユーモラスなキャラクターで、彼らのウイットに富んだ会話に 何度も笑わせてもらいましたw ある意味、キャラクター勝ちとも言える作品ですね。 読む人に「合う、合わない」は、どんな作品でもあると思います。 自分には「合っていた」作品です。面白く読ませていただきました。 | ||||
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ハサミ男と呼ばれるシリアルキラーの正体と, 3人目の被害者をハサミ男を模して先に殺害した真犯人. 2つの意外性がこの作品のテーマである. 叙述トリックの方は,正直なところあまり意外ではない. トリック自体はそれなりに機能しているし, ところどころにヒントを提示するフェアな姿勢にも好感が持てるのだが・・・. ま,このトリックに驚けないのは,作者の責任というより, この種のトリックにスレてしまった読み手の問題だろう. もう1つの意外性は,ミステリーとしては王道的なものだが, 逆に新鮮だとも言える. なんといっても,デビュー作としては,文章の秀逸さに感心した. 自殺願望者のサイコな精神世界の表現力や, 真犯人の意外性を成立させるためのいい人像の描き方が自然である. これがわざとらしかったり,説明的すぎるとミステリーが成立しなくなってしまう. 構成,筆力が高い次元でバランスした新人離れしたデビュー作といえる. | ||||
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読み初めてすぐに違和感を感じました。そして最後に、ああやっぱりとなりました。種明かしされるまで気づかなかったら面白い作品になったと思います。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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どんでん返し物が好きで、本作品を読みました。 読み始めながら頭の中で登場人物を構築する作業の中で どうしても違和感が拭えませんでした。 途中から違和感は確信に変わりました。 どんでん返しという予備知識が無ければもしかしたら騙されたかもしれません。 真犯人も最初から怪しかったです。 | ||||
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題名がすでに,このカタカナと漢字の混じり具合が絶妙である。 筒井康隆の「ロートレック荘事件」,貫井徳郎の「慟哭」などが好きな人はお勧めです。ほとんどネタばれに近いかな? ”ロートレック荘”が自分の心の中にある偏見に気付かされる苦い作品,”慟哭”が何も解決していないつらい作品,だとすれば, こちらは,心の病(やまい)という,外から明らかなのに自分ではわからない,という怖さをじわじわと感じる作品でした。 でも,ほんとうにどっちが病気なのかはわからんけどね。 多数派や社会派が正・善である,という考えは,一度しっかりエッセンスのみ取り出して,疑ってみてもいいと思う,と思う今日この頃。 我が家は自閉症率75%ですけど。 | ||||
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どんでん返し系ミステリーのオススメだったので読んでみた。 気持ちよく騙されてラストもよかったけどスピード感がもうちょっと欲しかったなぁ。 映画化されてるみたいだけどどうやって映画化すんだろ。って描写が多かった。 | ||||
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ハサミ男の性格がなんともいいです。 実際は女なのですが。 言葉使いが男 「安心しろ」 など しかし喫茶店でパイを進められると 断れない。 いいね | ||||
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ハサミ男を読んで初めてミステリを意識して読むようになった。 それまでも京極夏彦氏の作品などを読んではいたが、彼の作品の場合は、キャラ物、妖怪モノとして読んでいた。 しかし、このハサミ男に偶々出会ってしまってからはミステリの虜になった。 作品について多くかたるのは野暮なので、思いを綴らせていただいた。 | ||||
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面白かった。大帝の作品は、あまり意外性を強調するとネタばれになってしまうが、本作はそんなことはない。いや、気がつくひとには分かるかもしれない。 いかにも、という人物が実はそうではない、という展開はよくある。本作も本格作品だし、そのあたりは大抵誰でも眉につば着けて読むだろう。だが、このネタというかヒッカケというかは、予想以上だ。 実は映画版も見た。心配したとおり、豊川悦司主演の妙な映画だった。本作は間違いなく文章のほうが面白い。本作を心から堪能できる。ミステリ作品、特に本格系の作品の映画化で成功したものはほとんどない。特に日本のものでは、全滅に近い。かろうじて「本陣殺人事件」、「不連続殺人事件」、「犬神家の一族」、「陰獣」あたりがとりあえずの合格点だろうか。伊坂作品の出来は良いのだが、あれは本格系じゃないしね。 ただ、インパクトが強すぎて、ネタを忘れることができないから、再読は難しいかもしれない。 | ||||
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「ハサミ男」とは美少女連続殺人鬼の事であり、残酷描写もあるが意外にユーモア描写もあり、なかなか面白かった。 それと驚愕のトリックに騙された。読了後、もう一度読んでどこで騙されたのかその快感を再び味わう事ができた。 正直のところ、私はこのような騙され型ミステリ(そのような云い方があるのかどうか判らない)が好きなのだ。作者の術中にはまりそれに気付いていない。最後の最後でドドーンとくる。 何年かたって、再読してみたい本である。 | ||||
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都内で連続して少女を狙った連続殺人が発生。被害者二人の遺体の首筋には、残酷にもハサミが刺 さっていたことから、世間は犯人のこう呼び始めた、ハサミ男と。そんな中、第三の犠牲者が見つかる。 しかしその犯行は今までのそれとは異なっていた。ハサミ男は、まんまと模倣されたのである…。 ミステリー作家殊能将之のデビュー作『ハサミ男』は、500ページに及ぶ長編ミステリーだ。なんといって もこの小説が特異なのは、「ハサミ男」の視点からも描かれているということだ。連続殺人犯「ハサミ男」 を追っているつもりでいる警察の面々と、自らの異名「ハサミ男」を偽った何ものか追う「ハサミ男」の視 点を交互にしながら、物語は重層的に進んでいく。 ただ、他のレビュアーも書いているが、本作最大のトリックは、少々チョロすぎるだろう。読者が知らず知 らずのうちに陥っているある錯誤を用いたトリックなのだが、実は本文中には幾度かはトリックの真相をほ のめかす言葉が出てきて、あと解説を寄せている“あの評論家”が好きそうなトリックだと思うので、意外 と読めてしまう。 しかし、そうしたところはともかく、本作が本文中で「ハサミ男」が激しく嘲笑しているマスメディアの結果を 単一な「原因」に結びつけようとするゲスなものの見方が、最終的に真相をついていたという、ちょっとした どんでん返しもあって、そこらへんは面白い、といえるのかな? | ||||
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文章は読みやすく、最初は良かったのですが スピード感がなく、同じような内容がダラダラ続き ほぼ、内容が読めてきて、真ん中くらいから 斜め読みしました。 全ての登場人物に魅力が感じられなくて 途中、警察キャリアが爽やかに出てきた時は 苦笑いしてしまいました。 とにかく最後まで読みきるのに苦労しました。 京極夏彦氏や海外ものなど、どんなに長くても平気ですが これほど退屈したことはありません。 一概には言えませんが スピード感あふれるミステリーや緻密な捜査モノが お好きな方には、向いてないかもしれません。 | ||||
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大きく2つの謎があります。ひとつは叙述トリックによる<なんとなく漂う違和感>、そしてもうひとつは<真犯人は誰かという謎解き>。 まず<叙述>のほうですが、私は叙述ものだと知ってて読んだので著者にとってはアンフェアかもしれませんが、最初の20ページほどで分かってしまいます。これが、叙述ものの宿命を理解したうえでも、ご都合主義が多すぎるし、あまりにずさん。このトリックは、捜査に当たる警察側にとっても盲点になっているのですが、こんなことは、ふつうの警察ならとっくの昔に可能性として考慮されているべきことですが、それがまったく話しにも出てこない(読者にトリックを隠す必要があるので仕方ないですが)。 もうひとつの<真犯人>ですが、こちらは最後までわかりませんでした。でも、これも分からなくて当然。本当のハサミ男しか知りえない第3のターゲットを、本物のハサミ男と同じタイミングで同じ方法で殺した(しかも第2の犯行は半年も前)わけですから、普通に考えると、そのターゲットを何らかの方法で知りえた人物を推理しようとします。でも、結果的には単なる偶然でした。著者による説明は「何億分の一の確率でも、ゼロでない限りありえる」というお粗末なもの。「ありえない」です。 そして、小説に一番大切なのは「読んでておもしろいこと」ですが、それもなかったです。いろんな意味で、同じ叙述ものの「殺戮に至る病」と同類に思えました。 | ||||
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1、全く騙されない。簡単すぎる。2、とにかく長い。騙されないもんだから余計に冗長に感じる。3、話が終結してからの無駄に長い説明!要らない。素直に騙される人にはおもしろいのかも。 | ||||
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