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殺人の棋譜
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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人の棋譜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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作品の入り方としては申し分無い。新鋭棋士の娘が誘拐され、身代金が要求される。犯人の指示に従って金を作り、渡すものの娘は帰ってこない。警察の捜査により、容疑者が浮かび上がるものの殺されていて…という展開は悪くない。そこに至る河辺やその家族たちの苛立ち、苦悩と言った物もしっかりと描かれている。 ただ、全体的に見るとうーん…と思う部分が多い。まず、ハッキリ言って、将棋というのが作品全体に何も関係ない。単純に誘拐された子供の父親が棋士だった、というだけで他の職業であっても何の問題も無かったと思う。そもそも、河辺は、娘を誘拐されて苦悩する父親以上の役割が無い。 最後のどんでん返しもやや外した感じ。アンフェアな部分があるのは構わないのだが、するのであればそこに至るまでの伏線をキッチリと張っておいて欲しかった。なんか、真犯人の動機も取ってつけただけ、という感じなのだ。 乱歩賞受賞作は、これまでかなり読んできたけれども、正直、かなり低い評価になってしまう。 | ||||
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作品の入り方としては申し分無い。新鋭棋士の娘が誘拐され、身代金が要求される。犯人の指示に従って金を作り、渡すものの娘は帰ってこない。警察の捜査により、容疑者が浮かび上がるものの殺されていて…という展開は悪くない。そこに至る河辺やその家族たちの苛立ち、苦悩と言った物もしっかりと描かれている。 ただ、全体的に見るとうーん…と思う部分が多い。まず、ハッキリ言って、将棋というのが作品全体に何も関係ない。単純に誘拐された子供の父親が棋士だった、というだけで他の職業であっても何の問題も無かったと思う。そもそも、河辺は、娘を誘拐されて苦悩する父親以上の役割が無い。 最後のどんでん返しもやや外した感じ。アンフェアな部分があるのは構わないのだが、するのであればそこに至るまでの伏線をキッチリと張っておいて欲しかった。なんか、真犯人の動機も取ってつけただけ、という感じなのだ。 乱歩賞受賞作は、これまでかなり読んできたけれども、正直、かなり低い評価になってしまう。 | ||||
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