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(短編集)
名探偵はもういない
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名探偵はもういないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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些細な事のように思われる出来事が重要な伏線になっていたり、そこから筋道立てて推理が語られていく作りはまさに本格ミステリの醍醐味を感じられるもの。展開も二転三転して先が気になる。 ※ 以下、少し真相に触れています ※ ただ、事件が動き出すまでが全体の半分ほど掛かっていてテンポが悪い事と、タイトルにもなっているように、「名探偵の役割」を担う人物が次々に変わっていく事に、どういう意図があったのかがイマイチ分からず仕舞い。また、少年の夢が犯罪者から刑事に変わったというラストもなんかピンと来ない。憧れていた義兄が探偵になるために間違った事をして志しなかばでこの世を去ったのだから、少年としては義兄の意思を継ぎ、「本物の探偵」になる事こそが少年の夢であるべきでは?それなら名探偵を担う人が次々と変わっていき、その役割が最後に少年に託されたというラストで納得も出来るけど、それがなんで刑事に?この辺の心象変化には違和感が。タイトルには合致しているけど、そもそもどうして名探偵を否定する終わり方なのかがよく分からない。意味ありげにラストに出してきた少年の名字も「だから?」という感じ。 贅沢を言えばもう少し謎解きやテーマと有機的に結び付いていたら傑作になっていた可能性があるだけに、もったいない。 | ||||
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思っていたとおりの内容でした。探偵小説が好きな人にはお薦めします。 | ||||
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2002年に原書房から出た単行本の文庫化。加筆修正がなされている。 長編ミステリ。 面白いけれど、ぎこちない。そんな印象の本であった。ずっと昔からプロットを考えていて、やっと作品化することに成功したというのだが、確かに「若さ」と「未成熟」を感じる部分と、熟練したミステリ作家としての「まとめ方のうまさ」とが混じり合っているようだ。 前者はすなわち、名探偵への憧れということである。名探偵になりたい。そんな気持ちが滲み出ている。 しかし、それをミステリ作家としての習性から、どんでん返しとか意外性に落としこんでしまったところが、不協和の原因となっているのではないか。 なんだか煮え切らない作品であった。 | ||||
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2002年に原書房から出た単行本の文庫化。加筆修正がなされている。 長編ミステリ。 面白いけれど、ぎこちない。そんな印象の本であった。ずっと昔からプロットを考えていて、やっと作品化することに成功したというのだが、確かに「若さ」と「未成熟」を感じる部分と、熟練したミステリ作家としての「まとめ方のうまさ」とが混じり合っているようだ。 前者はすなわち、名探偵への憧れということである。名探偵になりたい。そんな気持ちが滲み出ている。 しかし、それをミステリ作家としての習性から、どんでん返しとか意外性に落としこんでしまったところが、不協和の原因となっているのではないか。 なんだか煮え切らない作品であった。 | ||||
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雪崩で道を閉ざされた山荘。 一癖も二癖もある探偵の登場。 そしてアクの強い登場人物。 この要素だけでも、読んでいてとても楽しい。 「読者への挑戦状」つきで、更にお楽しみが・・・。 物語の中盤から、探偵の犯人当ての推理にやや疑問を感じてしまう。理屈は分かるけど、あまりすっきりしない。 そして読み進むうちに、作者の都合の良いようなトリック設定に無理矢理に納得させられるようで、面白味に欠けてしまった。 もう一声、馬鹿でかいサプライズが欲しかった。 | ||||
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雪崩で道を閉ざされた山荘。 一癖も二癖もある探偵の登場。 そしてアクの強い登場人物。 この要素だけでも、読んでいてとても楽しい。 「読者への挑戦状」つきで、更にお楽しみが・・・。 物語の中盤から、探偵の犯人当ての推理にやや疑問を感じてしまう。理屈は分かるけど、あまりすっきりしない。 そして読み進むうちに、作者の都合の良いようなトリック設定に無理矢理に納得させられるようで、面白味に欠けてしまった。 もう一声、馬鹿でかいサプライズが欲しかった。 | ||||
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『少年の夢は犯罪者になることだった。』 そんな一文で、ズンと霧舎巧の世界に引き込まれてしまう作品。視点は第3者視点でありながら、探偵役がトン、トンと移り変わっていったり、あいかわらずちょっとラブコメテイストが含まれていたり、とにかく霧舎巧ファンにはたまらない作品です。 霧舎巧の小説を読んだことのない方には、他の作品をウチならお薦めしますが、「開かずの扉研究会」シリーズをお読みの方には是非という作品。 | ||||
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