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(短編集)
名探偵はもういない
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名探偵はもういないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「雪の山荘」ものの、ちょっと異色ミステリである。旅行中の主人公たちは雪崩により道が寸断されたため、たまたま近くのペンションに宿を求めるのだが、そこには一癖も二癖もありそうな面々が宿泊しており、そして惨劇が、、、という話。2010年から積読になっていたのをようやく読了。 目次を見ると、終盤に「読者への挑戦状」がある。 これは、雪密室系の手ごわい本格推理小説か、と思って読み始めたのだが、そういうものではなかった。要するに外部から孤立した状況、科学捜査が使えない、という意味の雪の山荘ものであった。その状態の中、非常に特異な人間関係が少しずつ描写されていき、緊張が高まってきたところで事件は起きる。。。 ・・・なのですが、まぁどうなんでしょうかこの作品。 この著者、文章がだいぶ情緒的に流れていてまず読みづらい。地の文なのか、登場人物の自問なのか、不明瞭な個所がたくさんあって、これがトリックの伏線かと思いきや、そういうわけでもなかった。 冒頭に、登場人物一覧を掲示できない、などとわざわざ書いてあるのでそこらへんだいぶ期待したが、わざわざいうほどのものでもなかった模様。 最後の最後に明らかになる取り違えは、しかしトリックとはあまり関係がない(某登場人物の情緒的には深い意味があるが)。 それから、ノックスの十戒にはないが、登場人物が合理的判断に基づいて行動しない推理小説は困るなぁ、というのが最終的な印象だ。 いや、現実の事件にはこういう状況はありうるかもしれませんけどね。 | ||||
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メフィスト賞受賞直後の作品だが、作者の幼児性・幼稚性が前面に出てしまった作品。 雪と地震によって閉ざされた山荘というウンザリする舞台設定。その山荘に集まった顔ぶれの驚くべき偶然性を平然と書く無神経さ。登場人物の一人の特異な性格のみに依存したトリック。尻軽女のロマンスで話に花を添えようとする少女趣味。そして、エラリー・クィーンの名前と体裁を騙るという信じ難い傲岸不遜ぶり。 最低の作品である。作者が作家として成長する日は来るのであろうか ? | ||||
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メフィスト賞受賞直後の作品だが、作者の幼児性・幼稚性が前面に出てしまった作品。 雪と地震によって閉ざされた山荘というウンザリする舞台設定。その山荘に集まった顔ぶれの驚くべき偶然性を平然と書く無神経さ。登場人物の一人の特異な性格のみに依存したトリック。尻軽女のロマンスで話に花を添えようとする少女趣味。そして、エラリー・クィーンの名前と体裁を騙るという信じ難い傲岸不遜ぶり。 最低の作品である。作者が作家として成長する日は来るのであろうか ? | ||||
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