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ストリート・キッズ
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ストリート・キッズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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「ストリートキッズ」を初めて読んだ時は本当に「本を読む事の喜び」再確認できた気がします。 もちろん良く出来たフィクションに過ぎないものの読んでる間はセミ・ハードボイルドで実はナイーブなニールとタフで潔癖症(?)なグレアム”父さん”との情感にウルウル。で,邦訳は後2冊残ってるわけですが次回作はかなりコメディ調。下品で口の悪いスキャンダル女優の警護を任されたニールの活躍を描いてます。てっきりこれがラストと思いきやもう一冊あったんですね。こちらの方は本当に後日談といった軽い話なのですが相変わらず爆笑させられるシーンがいくつか出て来ます。年老いたスタンダップコメディアンを西海岸に連れ戻す為にラス・べガスを訪れたニールがお馬鹿な殺し屋たちに狙われて…といったもの。 | ||||
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表紙に惹かれてつい買ってしまった私ですが、この本は非常におすすめします!なぜかというと・・・まず第一に探偵ニールの魅力。ナイーブな心と不幸な生い立ち、天性の才能(探偵としての)、平凡な容姿(?)、そしてへらず口とユーモアのセンス!!最高です。そしてそのニールに探偵のイロハを教える片腕の探偵、グレアム。彼がニールに尾行の仕方や家捜しの方法を教えている場面は、何度読み返しても笑いがこみあげてきます。私は本筋よりもこの探偵講座部分が気に入ってしまったほどです。また、『朋友会』のニューヨーク支部長レヴァインや孤独な家出少女アリーも、この軽快で痛快なハードボイルドに華を添えています。未読の方はぜひ! | ||||
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さわやかな若者が主人公のハードボイルド。って面白いの?とおもっていたら、意外な拾い物だった。本筋と、主人公の成り立ちを平行して描いて、今後も期待させるキャラクター造形がなされてゆく。フリーメーソンみたいな裏組織を作って、捜査する動機付けをちゃんとされているのでいい。バカなハードボイルドは主人公をかっこよく精神化し過ぎて、正義のために動くようにしてしまうのでつまらない、金なり、なんらかの動機付けがないとおとぎ話になってしまう。そこを突き詰めて開き直ったのが「スペンサーシリーズ」だが、そうは皆がパーカーのようには描けない。精神的にそこそこ正しそうな組織と、いいように使われてそうで、最後は裏を書いて期待に沿う主人公の行動は好感を持てる。で、結構さめてたり!するからいいね。熱いようでさめてる主人公造形はハードボイルドの必須。 | ||||
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「お前のかあちゃんデベソ」を英語風に直すと「お前のかあちゃんは淫売」になるのでしょうか? そんな罵詈雑言を土砂降りの雨のように浴びせられても主人公のニールには本当のことだから悪口にならない。母親は娼婦で麻薬中毒。父親はどこの誰だかわからない。孤児同然のストリート・キッズのニールは拾われて探偵術を仕込まれます。潜入捜査が得意の探偵になっても、ニールの夢は本の山に囲まれ読書三昧の生活をすること、どこかの小さな大学の英文学の教授として静かな生活を送ること。機知には富んでいても腕力のからっきしないニールは捜査のために自ら危険の渦中に飛び込みます。生意気な口先だけの男なのに純情で、愛する人を守るために悪化する一方の状況を一人で闘おうとします。でも、生い立ちか!らニールは愛するほどその人を遠ざけようとする。成り損ないのハードボイルドなんですが、物語は痛快にテンポよく進展します。また、探偵術のマニュアルとしても十分通用しそうで、読むだけで自分が探偵になったつもりにさせてくれます。それだけでも一見の価値あり。 | ||||
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