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最後の一球
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最後の一球の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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設定や展開には少々無理があるのですが、スポーツ好きな人には刺さる物語だと思います。 とくにプロを目指して努力してきた人、その夢を諦めざるを得なかった人にはドンピシャだと思う、胸を打つものがあります。 出番は少ないけれど、これぞ御手洗さん!という優しさも感じられる作品です。 | ||||
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他の人には勧めません。 設定も、展開も、結末も、最高だとは言えないと思います。 しかし、自分にとってはドストライクでした。 大好きな野球には愛されなかった二流選手。 才能に恵まれた超一流選手の運命。 親子の愛情と、友情。 心の琴線に触れる要素が複数ありました。 先が知りたくて急いで読みました。 | ||||
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謎解きはメインではありません。結末に至る過程、ひとりの野球人生が事件と交差するまでの手記がメインです。 本格よりこういう作品も島田荘司ファンも多いのだと思います。 胸が熱くなりました。 | ||||
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島田氏の御手洗もの長編の一作だが、ミステリーとして見れば、地味な事件で予想通りのトリックであり、御手洗ものとしては他の大作長編に埋もれてしまうような小品であるが、小説としてはかなり読み応えがあり、島田氏も自身の代表作と言い切るくらいである。 御手洗が登場するのは最初と最後だけ。 大部分がある社会人野球選手の手記となっているが、この物語が何とも言えず味わい深い感動編なのである。 | ||||
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冒頭、どのようにして野球の話につながっていくのか、??と思いながら読み進めていくと・・・。 一人称で始まる竹谷くんの独白。辛い練習風景の描写は、筆者自身の経験ではと思うほどリアルです。 | ||||
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島田荘司にはまってしまいました。 とても興味深く読んでいます。 島田荘司全巻を読破するつもりです。 がんばるぞ! | ||||
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トリックは、他の方も書かれているようにすぐに分かる展開。そこは今回の軸でなく、 あくまでも届いた手紙に書かれた、野球という人生のストーリー。 ヒーローが、ヒーローになるサクセスストーリーでないところが興味深く読ませる。 野球をやっている殆どの人は、プロ野球選手にはなれない、それが現実。 だけど、、、、という部分が、今回のストーリーだった。 フィクションならではの、心地よい展開と結末。読後感の爽やかさが秀逸だ。 | ||||
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ハートフルな物語 それでいて御手洗の手腕と優しさ 感動しました 自信を持って進めたい一冊 とにかく読んでほしい | ||||
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御手洗が登場する作品として期待して読みましたが、御手洗の推理の出番が少なくて少し残念でした。 ストーリーは、野球というジャンルで、男同士の友情が上手く表現されており、時折心が温かくなる場面が多かったです。 ただ、ミステリーとして考えたとき、わざわざ御手洗を出す必要もなく、、石岡君はただただ胃が痛いという印象を受けました(汗) 本格ミステリー好きの立場からしたら、もうちょっとひねったトリックを考えて欲しかった。でも、文章力は凄いと改めて感心です! | ||||
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全然違う話がいきなりはじまったな…あれ?あれ?最後まで行っちゃうの????と 一気に読んでしまう小品。 御手洗潔は、すべてを一瞬で観通してしまいながらも、真相をあえて葬るというような 粋やあたたかさがある人柄だったんだなぁと 意外な魅力に気付かされた。 頑張ることは無駄じゃない、頑張って、胸を張っていこうと素直に感動できる1冊。 | ||||
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高校時代にプロ野球選手を夢見て、社会人野球を選ばざるを得ない若きピッチャーと、超高校 球であり、大学野球を経て鳴り物入りで社会人野球と横浜ベイスターズに入団する孤高の天才 バッターの、全く異なる二人の異なる境遇でありながら、不思議な運命がふたりを事件に巻き 込んでゆく、ミステリー作品である。 野球というテーマでありながら、ふたりの若者が「不遇な運命」に抗いながら、ピッチャーと バッターという繊細な心理状態を描きながら、ストーリーが展開する著者の緻密な構成には、 頭が下がる思いである。 本当に野球を愛した、ふたりの異なる運命が待ちかまえる「最後の一球」を描くラストシーン は、強く心を揺さぶられた。私自身の「最後の一球」はどのようなものか?を考えさせられ る、心に残る一冊である。 | ||||
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久しぶりに読んだ島田作品。 読んだ後、何とも言えない心地よい風が吹き抜けました。 島田氏の代表作といえば、すごい作品が既にありますが、この作品はそれらには ない感覚を与えてくれます。 推理小説というより素敵なお話です。 読んだ後、何日かはこの物語の人たちが頭から離れませんでした。 | ||||
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初出は2005年2月10日発売『季刊島田荘司04』。この季刊の素晴らしいところは何といっても最新のミタライ・シリーズをいち早く読むことが出来るところで、『03』には『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』が掲載されている。『季刊島田荘司04』の中で480枚の長編『最後の一球』の存在感は大きかった。 なんと言ってもストーリーに暖かみがある。血が通ったミステリーだ。こういう暖かみがあるストーリーをミステリーで書けるのは島田荘司だけではないかと思えてくる。トリックや異常性でなく、この優しさ溢れるミステリーこそ評価されるべきだろう。最近のミステリーのリーダーズ・ポールはそれを忘れていてつまらないな、と思う。 | ||||
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カバーにある筆者の言葉が、作品の立ち位置を示しています。 トリックという程のものもなく、ネタはすぐ割れます。でも、もとよりそれを読ます作品ではありません。 島田荘司の「推理」作品としては並ですが、何度も読み直してみたくなる作品です。結局野球人として成功はしなかったが、心から野球を愛した主人公の足取りがなんとも清々しく、最後の社会派推理作家だから書ける、真面目に日々を送る「地の塩」への温かい眼差しと励ましがここにはあります。 | ||||
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御手洗・石岡さんが主役だった4分の1位の後、必死に野球をする人間の話に移って、戸惑いながら読んでいましたが、謎の火事の原因がこういうところにあったのかと感動しました。 ミステリーというよりはミステリーを絡めた社会小説と言えると思う。 ラスト、御手洗さんの心の底に流れる優しさを感じました。 この本は現役裁判官と裁判官を志す人にこそ読んでもらいたいな。 図書館で借りた本なのですが、買う事に決めました。これは手元に置いておきたい本です! | ||||
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トリックだとかミステリだとかっていうより、一人の野球少年の人生が描かれているような作品です。人生の努力やささやかな成功、挫折といったものが実際の人生がそうであるように泥臭く描かれています。読んでて何度かじんときちゃいました。 また少したったら読み返そう。読後にそう思った作品は久しぶりかも。 はたして御手洗シリーズである必要があるのか?との疑問は残りました。 | ||||
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作者の筆力を感じさせられる一冊です。読んでどきどき、ラストはぐっと胸にきます。 野球好きには特に堪らないかも。心を熱くさせてくれると思います。 | ||||
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御手洗のもとを訪ねた、田舎で母親と2人で美容院を営む青年。その母親の奇妙な遺書に端を発し、どんなに頑張っても、二流のままの野球人生を送る男が出会った、超一流の男の為にした事とは? 御手洗シリーズですが、どちらかというと、消費者金融ローンを扱った社会派小説。もしくは野球を通した友情の物語になってます。 この小説に限っていえば、トリックとかミステリーの要素は、むしろ邪魔だったかなと思わせる。 | ||||
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御手洗シリーズと吉敷シリーズが「相互乗り入れ」を開始したので、御手洗シリーズにおいても「社会派」的傾向が出てきた。商工ローン事件で有名になった根保証という悪徳行為や、最近話題になったグレーゾーン金利などにも触れられている。 知らない人が本書を手に取ったら、タイトルと表紙カバーを見て、スポーツ小説だと思うに違いない。中身も野球一筋の青年の、栄光→挫折→再生 という物語を描いている。 トリックは、あってないようなモノなので、期待してはいけない。 ミステリというより、青春、汗、友情といった言葉をちりばめた野球小説だ。 島田氏の小説の中には、面白いが、最後に挿入される手記などを読むと、後味がよくないモノも少なくないが、本書は、後味爽快である。これは特記しておくべきだろう。 | ||||
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トリックの出来ばかりに焦点があたりがちなミステリ作品にあって、この人の作品はトリックの出来を上回る程の、いわゆるオハナシとしての完成度が高い。他のミステリ作家には書けない、やるせない怒りとあたたかな視点は、この人独自の作風だと思うしこのまま書き続けていってほしい | ||||
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