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【この小説が収録されている参考書籍】
スキップ
スキップ (新潮文庫)

スキップの評価: 4.21/5点 レビュー 82件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 21~40 2/5ページ
No.62:
(4pt)

『リセット』はまだ読んでいない・・・

『リセット』はまだ読んでいない・・・。 ケン・グリムウッド『リプレイ』、北村薫『ターン』、そしてこの『スキップ』と読んで、最後に『リセット』を読むのが順番としては最上なのかな。
スキップ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.61:
(3pt)

ちょっと上手くいきすぎで盛り上がりにかける

主人公の心だけが未来へタイムスリップするという
設定は斬新で非常に面白い。
が、心だけ17歳の真理子が、大した苦労もなく教師を務めてしまうあたり、
ちょっとうまくいきすぎでリアリティに欠けると思う。
話も日常の描写が中心で、盛り上がりにかけるというか、読んでて何を楽しめば
いいのか分からない作品だった。
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No.60:
(4pt)

十分に直木賞獲れる作品

なかなか後に引く小説です。

正直、最初は小説世界に入り込むことができず、
遅々として進まず、途中で断念しかけました。
150ページ前後まで進めるのに、1か月以上経過、
別の本を3冊ほど読んでしまった。

しかし、200ページ前後から、俄然面白くなる。
そう、主人公の真理子が、42歳の国語教師として
生きてゆくことを引き受けるあたりから、物語に
引き込まれていく。ここから、エピローグまでは一気呵成だ。

中身が17歳にしては、出来すぎているじゃないか、
立派すぎるじゃないか、という疑問は出てこないのだ。

逆に、17歳が42歳にスリップしても、十分にこなしてゆける、
同じ人間であれば、その知性や感性にほぼ変化はない、
つまりは、さほど成長はしいないものだ、と思えたのである。
特に、この真理子は、もう17歳にして、人間の素地が出来上
がっている。

生徒の会話、日誌のやり取りがいい。娘美也子との会話がいい。

授業の場面。
「大昔は、女の子に名前を聞いて、教えてもらえると、
その子は自分のものになったらしい。」という前振りが
あり、

「今は駄目、でもね、それとは違うけど、たとえば≪おぼろ月夜≫
って言葉が好きになれたら、それから≪おぼろ月夜≫が自分のもの
になるってことはあるんじゃないかな」

こういう台詞すきですね。

真理子の配偶者、中年男 桜木の台詞。

「そのきみを見ていると、変わった自分を思い知らされる。
成長とは別だ。何というか、気持は同じつもりでいても、時の
波の間を泳いで行く間に、実は、その気持ちの---向きが少し
ずれて行くんだな。自分では、それと気がつかない内にね」

ある程度、齢を重ねた読者には、ピンとこないはずがない台詞だ。

先年、ようやく直木賞を受賞した北村薫であるが、この作品でも
十分問題なかったのではないでしょうか。
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No.59:
(5pt)

なんだか分かる気がする

37歳です。読んだ当時、作者の方は女性だと思ってました。北村薫さんの作品は、これと「ターン」以外読んだことがありませんが、「スキップ」は今も本棚に入れています。

自分に正直に生きていたら、そのうち「この人!」と思う人が自然に現れて、自然に結婚するものだと思ってましたが、気がついたらかなり婚き遅れました。
あらら??。
そういう意味では、「気がついたら歳をとっていた」とは感じています。もちろん、その間の記憶はきちんとあるけどね。

「17歳の高校生(の気持ちの人)が、42歳の教師(としての教育)をできるわけないじゃん!」という批判もあるかもしれませんが、わたし、英語はほとんど話せないにもかかわらず、某英会話スクールのホームティーチャーの代講講師(幼児向け)をしていました。きちんとマニュアルができているので、予習してなくてもなんとかなる!
レッスン中は保護者いないし!

「あとは熱意(事前に入念な準備ができるのか。とりあえずマニュアルの内容をなぞるのか)なんだなー?」だと、やっている本人が思いまして、他の仕事と兼業だった私は、半年ほどで辞めさせてもらいました。

「そんなつもりじゃなかったのに、気がついたらもとには戻れなくなっていた」。
この設定に限らず、たいていの人は自分の人生についてそう思うものではないのでしょうか?
今回はハッピーエンドとは言えないけれど、今の自分をせいいっぱい生きようと思ったら『方法』はある。
方法はある!

この著者の次回作の「ターン」は、(個人的な理由ですが)わたしの名前の由来が文中に出ているので、大事だけど、
一般の方にとっては本棚に入れるほどではないかと思います。
でも、三部作なのでよかったら見比べてみてください。




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No.58:
(2pt)

冗長。

17の高校生が教師なんてやれるわけないというツッコミはとりあえず置いておく。
 真理子が告られて、それを断るシーン(最後らへん)が印象的。切なさがよく出ていると思う。ただ、学校生活は本当にどうでもいいような取りとめのない事柄の列挙で、もっと短くてもいいと思った。作者本人が国語教師だからこういう書き方ができたのかもしれない。
 真理子の心の葛藤という部分が主題だった。何かファンタジー的なもの(時をかける少女的な)を想像、というか期待していたから、中間のひたすら教師生活を描いた部分は萎えた。その部分も真理子の心の葛藤や生徒と接することによる変化やその他諸々において重要な部分であったことは確か。どっちかというと純文学的な面白さなのかな。
 でも、これはいくらなんでも冗長でしょ。ほとんど日記だもん。
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No.57:
(4pt)

そうくるか

 えっ あっ ちょっ
 まさかこういう展開になるとは以外
 北村作品は面白いけど、合わない人は合わないかと
 
 
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No.56:
(1pt)

期待する程の内容でもない。

一言で言えば、「リアルさが足りない。」
もちろん、17歳から42歳に時が飛んでしまう、という設定にではない。
問題は42歳になってからである。
中身が17歳の少女が42歳の高校教師の仕事をするのは並大抵の事ではないであろう。
「夫」という指導役や「娘」という相談役がいたとしても、である。
苦悩、葛藤や挫折を嫌という程経験して当然のはず。
しかし、「42歳の私」は、それ程の問題を抱える事もなく日常を続けていく。
そして高校教師のありきたりの日常の描写が延々と続き、この中弛みが読者を飽きさせる。
ここにリアルさが感じられないのだ。
例えば、「風と共に去りぬ」を読んでみるといい。
読んでいる途中に疑問が湧き上がるどころか、物語に引き込まれていくはずである。
名作を読み慣れた方には、この物語展開のミスと深さの足りなさに失望するであろう。
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No.55:
(5pt)

衝撃的

 十七歳の女子高生がある日うたた寝から目覚めたら四十二歳のおばさんになっていた。その設定もさることながら、その事態から一歩踏み出そうとする彼女の行動力、決意にまず驚かされました。自分だったらどうするか? たとえ夫が同じ職業、娘が同じ高校に通う、という恵まれた環境であったとしても、よくできるな、というのが読みながらの感想でした。
 しかし読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。細かい描写が生きています。現実感が溢れています。だからこそ真理子の感じる不条理が際立ちます。素直に真理子を応援したくなります。彼女は強い。そして人を引きつけます。しかしすべての人が彼女のように強いわけではない。強くありたいとは願うけれど。そういったことを考えされられました。
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No.54:
(5pt)

色褪せない文章

私が17歳、母が42歳。まさにこの本と同じ25歳の差があるときに発売され読みました。
そのとき、母に「昔ってこういうことがあったの?」といちいち聞きながら読めたことは、とても楽しい経験でした。
今からもう13年前になりますが、文章がまったく色褪せません。
色褪せないのは、主人公の生き方が潔く、清清しいからだと思います。
もう10回以上読みましたが、いつまでも手元に残しておきたい大事な作品です。
さすが国語の先生!と感じる素敵な言葉、文章など、老若男女を問わない素晴らしい作品だと思います。
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No.53:
(5pt)

自分だったらと思うと憂鬱になります^^;

 この本は17歳の一ノ瀬真理子という女の子の主人公がある日突然、42歳のおばさんになってしまうというなんとも奇妙な小説です。僕も17歳なので、もしも僕だったらと考えてしまい憂鬱な気分になりました。たぶんこの本を読む誰もがこの主人公に自分を投影して憂鬱な気分に浸るのではないかなあと思いました。
 しかし!この主人公は憂鬱な気分に浸ってるだけではありませんよ。前向きに物事、環境、そんな風になってしまった自分を受け入れようとしています。しかし、やっぱり受け入れられないでやきもきしてしまうのです。前向きに生きようとしているのにぎくしゃくしている感じが非常にリアルで心が痛みました。是非ご覧あれ。
 
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No.52:
(5pt)

前向きな気持ちにさせてくれる

時を超える事件をモチーフにしているが、それがテーマではないことが読み進めるうちに分かってくる。学校や教師に関する綿密な取材に基づき、これらに対する作者の想いが巧みなタッチで語られている。ところどころにちりばめられた世代ギャップのエピソードも楽しい。最後までタイムパラドックスを期待していた私は、少し違うラストを予想していたのだが、良い方向に裏切られた気がする。
たまたまターンを知り、リセット、スキップと執筆順とは無関係に読んでしまったが、スキップが一番好きな作品になった。前向きな気持ちにさせてくれる一冊。
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No.51:
(5pt)

高校生の時にも読んでみたかった

私はもう「あのお方」の方に近い年です。
だからこそ、17歳の女子高生が一瞬で42歳に飛んでしまう、戻れない時の残酷さを
若い子が想像する以上のリアリティを持って想像できます。
実質年齢が同じでも四半世紀違う生徒が回りを取り巻く中、自身もその年齢の時期に
戻りたいと願いつつ、大人の分別も持たねばならぬ矛盾を抱えて先生として生きるという
事は辛く切ないと思います。
でも、そのあり得ない状況に飛ばされた一ノ瀬真理子さんは、17歳の感性を持って
がむしゃらに桜木真理子先生として頑張り、一瞬一瞬の充実感を得ていく気概に
感嘆しました。
また、母・妻を喪失し複雑な感情を抱きつつも、彼女をサポートする娘と夫も
見逃せません。
設定的に、現代に戻れない結末を選択した北村先生が紡ぐエピローグは、今を懸命に生きる
真理子さんの輝く姿を現しているようで、涙が溢れました。
17歳と42歳位の両方で読んで、どんな感情を抱くのか比べられる格好の書物だと思う
ので、是非若い時にも読んでほしいお話です!
シリーズ全部を読んでみて、最も感銘を受けました。
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No.50:
(4pt)

面白いです!!

北村先生の文章がとても好きです。
柔らかくてほんわかします。スキップを読んで、自分がもしこうなったらどうするだろう・・・!!考えてしまいました。
とても面白かったです。
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4101373213
No.49:
(5pt)

久しぶりに

この本を初めて読んだのは13年ぐらい前。
すでに人の親となってましたが、まだ娘・美也子の方が近い年齢でした。
それから13年、気がつけば真理子に近い歳になり
我が子は自分より背も高くなり、学生時代の自分にそっくりな姿で
今現在青春を謳歌している。
おかしい・・・自分もついこの間まで学生服を着ていたはずなのに。
人間は、入れ物はだんだんに型がくずれてしまうものの
中身はそんなに変わらない。
いくつになっても、甘酸っぱい感情は心の片隅にある。
十分に幸せなはずなのに、どこか満たされず淋しい。
子どもの成長が一番の幸せのはずなのに、
心のどこかで我が子に嫉妬している自分に驚く。
そんな誰もが感じるような感覚が、美しく表現された作品だと思います。
読後は、渇きはじめた心に、少しずつ水分が染み渡る様な感覚。
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4101373213
No.48:
(5pt)

今時ではないけれど

この本、文庫は1999年発行なのですね。
そこからまず驚きです。
この本に出会ったのは、私も17歳のときでした。
その頃も古めかしいと思わなかったけれど、2008年の今、旅のお供に買った文庫を読み返しても、そんな気持ちにならないなんて、北村先生の作品の素晴らしさを改めて知ることができたと思います。
17歳の自分が、朝起きたら42歳の自分に。
夫も、そして17歳の娘もいるなんて、想像できません。
だからでしょうか、この家族をとても羨ましいと思いました。
特に夫に。
誰だって、いきなりそんなことを言われたら信じられないと思います。けれど、信じられないという言葉を、相手に投げられるかといえばそれはまた別の話。なのに、彼は妻へ信じられないけれど、受け入れたいと言ってくれます。私はそこまで読んで、ああなんて深い愛情で繋がっていたんだと思いました。
だから、この夫婦を、そしてこの家族を羨ましいと思ったんです。
中身は17歳、外見は42歳。そんな彼女が、家族とふれあい、職場とふれあい、どんどん成長するにつれ、今までの彼女がどうであれ、今の彼女でしかないという、そんな一見シンプルな答えを受け入れられるようになるのは、やっぱり北村マジックなんだろうと思います。
私は17歳のとき、この本に出会えていて良かったな。
一生のお供になりそうな1冊です。
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4101373213
No.47:
(5pt)

時を“スキップ”したら・・・

≪時と人≫シリーズ第1弾。
主人公は千葉の女子高生の一ノ瀬真理子17歳。
舞台は、昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は、運動大会から帰って家でうたた寝した。
ふと気がつくと、夫と17歳の娘がいる42歳になってしまっていて、記憶は17歳のまま、25年間をスキップしてしまった。
この作品を素晴らしくしているのが、昭和40年代の描写と、27年をスキップした真理子が
平成時代のいろいろな物事にびっくりする描写がリアルなことです。
細かい描写がリアルであればあるほど、時間を超えるというあり得ないことまでリアルに思えてきて
もし自分が時間を超えてしまったらということを真剣に考えることができました。
真理子の感情の動きから、真理子の人格というものが立体的に感じられました。
孤独を感じつつ前に進もうとする桜木真理子の姿が前向きで素晴らしい。
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No.46:
(4pt)

25年後の自分に負けないくらい自分らしくなっていた

17歳の真理子が25年後の世界で戸惑う様子が細かく描かれていてリアリティがあった。この手の話は最後には必ず元に戻るから、一時しのぎで代役をこなすようなものが多いのだが、この話はそうではなくて、25年後の自分に負けないくらい自分になっていた。学校での彼女の奮闘ぶりや生徒とのやりとりもおもしろかったが、何か分からないことがあったときにいちいち娘の美也子に相談するところがとてもおもしろかった。母親が突然17歳になってしまって戸惑っているはずなのに、母親の相談に乗ってあげている娘が健気だった。
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No.45:
(4pt)

内省的

昭和42年から、近年にスキップするので、当時と今を比較する事が出来る。
当時のテレビは、確かにチャンネルが回転式だったし、男女別学は普通だった、などなどだ。
25年の時の経過の中で、人々の意識も、当時と今では、かなり変化している点も、興味深い。
著者自身の後書きによると、ケン・グリムウッド著「リプレイ」が世に出た事が、本シリーズ執筆に影響を与えたらしい。
確かに「リプレイ」は、スタンダードな超名作としての価値を放っているが、本シリーズとは、趣が異なる。
「リプレイ」は、ギャンブルで大儲けしたりという、物質的な痛快さがあるが、本シリーズは、もっと内省的だ。
特に、本作品では、時をスキップした主人公の内面を、巧みに描ききっている。
しかも、必要最小限の言葉しか用いずに、だ。
ただ、本作品は、少々中だるみ感を感じた。
中間部は、まるで学園ドラマであって、スキップという本題から逸脱している感もある。
しかし、その部分ですら、著者独特の、物語構成の面白さにあふれている。
エピローグも、非常に印象深い。
深く印象に残る作品だ。
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No.44:
(4pt)

内省的

昭和42年から、近年にスキップするので、当時と今を比較する事が出来る。
当時のテレビは、確かにチャンネルが回転式だったし、男女別学は普通だった、などなどだ。
25年の時の経過の中で、人々の意識も、当時と今では、かなり変化している点も、興味深い。

著者自身の後書きによると、ケン・グリムウッド著「リプレイ」が世に出た事が、本シリーズ執筆に影響を与えたらしい。
確かに「リプレイ」は、スタンダードな超名作としての価値を放っているが、本シリーズとは、趣が異なる。

「リプレイ」は、ギャンブルで大儲けしたりという、物質的な痛快さがあるが、本シリーズは、もっと内省的だ。
特に、本作品では、時をスキップした主人公の内面を、巧みに描ききっている。
しかも、必要最小限の言葉しか用いずに、だ。

ただ、本作品は、少々中だるみ感を感じた。
中間部は、まるで学園ドラマであって、スキップという本題から逸脱している感もある。
しかし、その部分ですら、著者独特の、物語構成の面白さにあふれている。

エピローグも、非常に印象深い。
深く印象に残る作品だ。
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No.43:
(4pt)

気楽に楽しめる作品です。

私の場合は、先に「ターン」を読んでしまったので、「スキップ」では主人公が元の場所に戻ることはないだろう、一体どんな展開になるのだろうと、と言う感じでよい進めました。
25年間を飛び越えた主人公が、17歳までに経験したことからは思いつきもしないだろう事、判断をし、ひたむきに生きていきます。
人間、前向きになってやれば出来ることは色々有るんだなぁ、と思わず自分を振り返ってしまいました。
こんな経験をすると家族の絆は深まるんですね。
気楽に楽しめる作品です。
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