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スキップの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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昭和から平成にタイムスリップする物語を令和に読んだのがまずかったのかもしれない。しかし非現実的な設定なら、普遍的な軸が必要だったのでは。特に心理描写にはリアリティを持たせて欲しかった。女子高生が中年になった葛藤はまだしも、妻や母の精神が高校生になった状況に陥った夫や娘の心理描写が薄すぎる。「現代」の設定も今や古くて共感できず。 | ||||
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北村薫さんの作品は、この三部作しか読んでいない40代のおばさんです。 最初に読んだのが「スキップ」でした。 十代で読んだら、違う感想を持っただろうと思いますが、なぜ42歳の国語教師の体に17歳の魂が入らなければならなかったのか、42歳の方に感情移入してしまいます。 お話はあくまで17歳からの視点しかありませんので、17歳から42歳迄、さまざまな経験をしいろんな思い出が有り、大切なものもいっぱい持っていた筈なのに、42歳の彼女は何処に消えてしまったの?と。 娘も夫も、元いた母親、妻が心だけ若くなった事を困惑しながらも受け入れますが、いなくなった人についてはそれでいいのか?(まぁ受け入れざる得ないのでしょうけど) ここからは本当に勝手な想像なんですけど、42歳の真理子は新田君の気持ちに応えたい自分がいたのではないか?と思います。そんなことは自分の為にも自分の周りのためにも、何より新田君の為にもならない事は解りきっているのに、余りに真剣な(そして魅力的な)新田君にどう向き合えばいいのか悩み、17歳の頃の潔癖な自分に正解の対応をしてもらいたかったのかも・・・と。 17歳の真理子には本当にイイ迷惑だったと思いますケド。 3部作の中では私的に一番心をざわつかせる作品でした。 | ||||
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設定は面白いと思うけれど、高校二年生を終えるころの少女がいきなり42歳の自分になり、 いきなりあんな風に立派な先生になれるはずがない。 これは教職経験者としての意見。 一之瀬真理子は教壇に立ったその日から立派な教師だった とあるが、 高校生の感性と、長年教師をやってきて、ベテランの域に足を踏み入れた女性の感性が同じであるわけがないし、 その人間関係の中に違和感なく溶け込める設定もありえない。 新学期早々、学級日誌に流麗な日本語で教師然としたコメントを長々と書き入れる場面。 あんたなにもんだよ と思ってしまった。 設定は非現実的だとしても、そういうところにはやはり現実感を求めたい。 17歳のまま教師をやることになり、四苦八苦し、うまくいかないことだらけ、疑われっぱなし という方が物語としては正しいと思う。 | ||||
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17歳から42歳までといえば私には忘れたい思い出ばかり。真理子は幸せな25年間だからこそ悔やまれるのだろう。スキップすることは確かに恐ろしいが、主人公は仕事を辞めても大事にしてくれる家族はあるし、何偉そうなの?と思ってしまう。他の転落人生でないことを感謝しよう。仕事を続けられるということはそれまできちんと育ててくれた両親がいたり才能があるからできることだ。私ならまず現実が受け入れられないから当分寝込む。それから家族に謝り訳を話す。自分の内面はどうあれ家族にとっては全く使い物にならなくなった主婦だからだ。そんな私の人生も、私に比べたら恵まれてるやん、と突っ込んでくる人も当然いるだろうけど。人は変な親と距離を置き、よい仕事や家族を手に入れる為にどんだけ回りに迷惑をかけて自分も苦労することか。その苦労をすっ飛ばしてすでに手に入っているものに感謝の念もなく自分を悲劇に立ち向かうヒロインにしている幼い主人公にこれらのものが与えられる資格はまだない。周りはやはり彼女は記憶喪失だと理解し支えるしかない。だからこそ逆にスキップしない方がそんなに過去は素晴らしいもんでなく、今が一番いいと納得できるためにいいかもしれない。 | ||||
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17の高校生が教師なんてやれるわけないというツッコミはとりあえず置いておく。 真理子が告られて、それを断るシーン(最後らへん)が印象的。切なさがよく出ていると思う。ただ、学校生活は本当にどうでもいいような取りとめのない事柄の列挙で、もっと短くてもいいと思った。作者本人が国語教師だからこういう書き方ができたのかもしれない。 真理子の心の葛藤という部分が主題だった。何かファンタジー的なもの(時をかける少女的な)を想像、というか期待していたから、中間のひたすら教師生活を描いた部分は萎えた。その部分も真理子の心の葛藤や生徒と接することによる変化やその他諸々において重要な部分であったことは確か。どっちかというと純文学的な面白さなのかな。 でも、これはいくらなんでも冗長でしょ。ほとんど日記だもん。 | ||||
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一言で言えば、「リアルさが足りない。」 もちろん、17歳から42歳に時が飛んでしまう、という設定にではない。 問題は42歳になってからである。 中身が17歳の少女が42歳の高校教師の仕事をするのは並大抵の事ではないであろう。 「夫」という指導役や「娘」という相談役がいたとしても、である。 苦悩、葛藤や挫折を嫌という程経験して当然のはず。 しかし、「42歳の私」は、それ程の問題を抱える事もなく日常を続けていく。 そして高校教師のありきたりの日常の描写が延々と続き、この中弛みが読者を飽きさせる。 ここにリアルさが感じられないのだ。 例えば、「風と共に去りぬ」を読んでみるといい。 読んでいる途中に疑問が湧き上がるどころか、物語に引き込まれていくはずである。 名作を読み慣れた方には、この物語展開のミスと深さの足りなさに失望するであろう。 | ||||
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プロローグの中盤から終わりにかけてがすごく好きです。 そしてスキップの瞬間。 なにか女の子特有の輝きと、これから物語が始まるワクワクドキドキ感。 すごく良かったです。 しかし、その後の分厚い中身はかなり渋い内容に。 個人的には嫌いではないが、若々しさはなく、おばさん向けの内容に思われる。 | ||||
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