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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全82件 1~20 1/5ページ
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昭和から平成にタイムスリップする物語を令和に読んだのがまずかったのかもしれない。しかし非現実的な設定なら、普遍的な軸が必要だったのでは。特に心理描写にはリアリティを持たせて欲しかった。女子高生が中年になった葛藤はまだしも、妻や母の精神が高校生になった状況に陥った夫や娘の心理描写が薄すぎる。「現代」の設定も今や古くて共感できず。 | ||||
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贈り物にしたく、文庫とは思わず買ってしまった | ||||
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※少しネタバレあり このお話しは簡単に言うと 高校生の一ノ瀬真理子が目が覚めたら42歳になっているお話です。 私自身が高校時代(20年前)読んだ本で読後スッキリしなかった感覚を持っていて、 今の自分にはどう感じるかを知りたく読みました。 主人公はタイムスリップして最後まで元に戻れません。だいたいタイムリープ系は元に戻れる印象があるので新感覚です。 そこには重きをおいていないのでしょう。 でも前向きに今の生活に適応しようと、真っ直ぐに生きています。 そんな真理子さんは本当にキラキラしていて 眩しく感じます。 しかし、 色々経験をした今、改めて読むと真理子さんの旦那さんや娘さんの立場を考えるようになり切ないです。 なので今回も読後スッキリするよりはモヤモヤしています。 作者がもと教員なので学校生活のシーンはリアルで、懐かしく感じました。 結末を知っているうえでもっと丁寧に読み直して読み取れない心情を拾いたいと思えた一冊でした | ||||
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奇想天外なストーリーなのに日常の出来事がしっかり結び付いていて、もしもこんなことが身近で起きたら...と一気に読んでしまいました。この本の付記で「リプレイ」を知って読みました。 | ||||
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切ないけど心温まる本です。 一気読みできるほど退屈しない内容です。 (以下、少々ネタバレあり) 主人公が素敵な人物。一生懸命で素直で負けない精神力で魅力的です。主人公の人間性の良さが未来での人間関係の良さに表れています。旦那さん、娘さん、生徒たち。 鏡の表現が時々出てきますが自分の行いが周りとの信頼関係に繋がる、そういう意味でも人と人は鏡だなと。 そしてそれは25年間積み上げた結果であること。 確かに突然25年も時が経つことは残酷であるが、そんな世界でも家族に助けられて素直な生徒に恵まれるのは主人公が「そういう人」だったからなんだろうな、と空白の25年間が想像できました。 時はどうしたって戻らないけど、昨日のことのように思える高校生時代の自分。 これはリアルでもよくあることだと思う。 いくら懐かしく思っても戻れないしやり直せない。 人は前を向いて進むしかない。 時が経って後悔したりしないように過ごすべきだと改めて感じました。 そして、高校生の恋ってかわいいなぁとほっこりしました。 主人公は突然、夫ができてしまった訳だが、ほんの少しだけ高校生の恋のような時間を過ごすことができて良かったなと思いました。 | ||||
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内容は以前読んでいるので☆4つ 同一マーケットプレイスで購入したが、複数なら送料のお値引きも検討ください。 | ||||
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※ネタバレあり 段落の使い方が独特な作品。自分は。そこが特に好きなところ。 佳境で奇跡のような展開になり、そのときの主人公の台詞。 これぐらいのことはあってもいい。 この一言にこの作品のすべてが詰まっている。 残酷でありながらもとても美しい作品。 今まで、これ以上の本に出会ったことがない。 | ||||
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物語が進んでいって主人公にいったいなにが起きたのかを理解すると、とても残酷な現実を思い知ります。 以下ネタバレ 心境は世にも奇妙な物語の23歳の老人に似ていますが、スキップはちゃんと歩んできた経験と周りの人たちと過ごした時間が有っただけにより残酷です 17才から42才までの時間を与えられなかったのでなく、積み重ねてきたのに失ったことで、その重みに気付き人生とは何だと考えさせられます 記憶を失くした人の苦しみがようやく理解できた気がしました | ||||
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この小説をタイムリープ系のSFと思って読むと、非常に違和感を感じると思います。 主人公は記憶が欠落してしまったことを、非現実的な事態が起きたと解釈します。 “これは病気ではない、時間をスキップしたんだ、だからいつか必ず17歳の自分に戻れる” という考えを心の支えにして、毎日を生きていきます。 なにかSF的な事件や展開があるわけではなく、42歳(精神年齢17歳)のベテラン教師(新人教師)の闘病生活が淡々と続きます。 記憶障害の闘病記として読むと、42歳の自分をライバルとして良く生きようとする、17歳の女子高生の悲しいお話です。 SFとして読むなら星二つ、闘病記として読むなら星四つ(話がすぐに余談に逸れて読み難さがあるので)です。 | ||||
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高校生だった主人公が、未来の自分になってしまうというので、例えば戻る方法を模索するような展開に向かうのかと思っていましたが、そんなことはなく、高校教師になった自分を受けいれ、何とかそこで上手くやるように頑張る主人公に、正直違和感を感じてしまいました。 しかも大学も卒業していない高校生が、高校教師として結構上手く立ち回り、なんでそんなに堂々と出来るんだろうと疑問に思うぐらいのこともやってのけてしまいます。 また、バレーボール大会が始まったり、文化祭がはじまったりと、青春小説を読んでいるかのような清清しい展開は、期待していたのとは違うあらすじだったので少しがっかりしました。 ただ、最後は予想外といいますか、普通ならハッピーエンドだろうなと思っていたので、結構残酷な終わりかただったので、そこは楽しめたと思います。 | ||||
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高校2年生だった主人公がいきなり25年先の自分になってしまうという物語。 全体的に面白い仕上がりになっている。 どこかで読んだことのあるような小説でありながら、新しいジャンルの本だった。 SF的な内容かと思ったら人情あふれる心温まる小説だった。 ただ、自分が思い描いていた小説とは少し違っていた。 主人公は結局どういう状態になっていたのかまったくわからない。結局ただの記憶消失だったのか、それとも時空のゆがみ的な何かだったのだろうか・・・。 自分がこんな状態になったら、もう少し記憶を取り戻すために足掻くと思うんだけど、この主人公は早い段階でこの状態を受け入れている。少し違和感を感じた。 結末も少し納得いかない。詳細を書くとネタバレになってしまうので記載しないが、もう少し何かあったのではないだろうか。 内容は悪くないので、人にはおススメしたい小説。合うか合わないかは本人しだいなので別の話。 私にとっての星3つは他の人の星5つになり得るのである。 | ||||
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北村薫さんの作品は、この三部作しか読んでいない40代のおばさんです。 最初に読んだのが「スキップ」でした。 十代で読んだら、違う感想を持っただろうと思いますが、なぜ42歳の国語教師の体に17歳の魂が入らなければならなかったのか、42歳の方に感情移入してしまいます。 お話はあくまで17歳からの視点しかありませんので、17歳から42歳迄、さまざまな経験をしいろんな思い出が有り、大切なものもいっぱい持っていた筈なのに、42歳の彼女は何処に消えてしまったの?と。 娘も夫も、元いた母親、妻が心だけ若くなった事を困惑しながらも受け入れますが、いなくなった人についてはそれでいいのか?(まぁ受け入れざる得ないのでしょうけど) ここからは本当に勝手な想像なんですけど、42歳の真理子は新田君の気持ちに応えたい自分がいたのではないか?と思います。そんなことは自分の為にも自分の周りのためにも、何より新田君の為にもならない事は解りきっているのに、余りに真剣な(そして魅力的な)新田君にどう向き合えばいいのか悩み、17歳の頃の潔癖な自分に正解の対応をしてもらいたかったのかも・・・と。 17歳の真理子には本当にイイ迷惑だったと思いますケド。 3部作の中では私的に一番心をざわつかせる作品でした。 | ||||
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設定は面白いと思うけれど、高校二年生を終えるころの少女がいきなり42歳の自分になり、 いきなりあんな風に立派な先生になれるはずがない。 これは教職経験者としての意見。 一之瀬真理子は教壇に立ったその日から立派な教師だった とあるが、 高校生の感性と、長年教師をやってきて、ベテランの域に足を踏み入れた女性の感性が同じであるわけがないし、 その人間関係の中に違和感なく溶け込める設定もありえない。 新学期早々、学級日誌に流麗な日本語で教師然としたコメントを長々と書き入れる場面。 あんたなにもんだよ と思ってしまった。 設定は非現実的だとしても、そういうところにはやはり現実感を求めたい。 17歳のまま教師をやることになり、四苦八苦し、うまくいかないことだらけ、疑われっぱなし という方が物語としては正しいと思う。 | ||||
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どうも主人公の前向きさや、旦那、娘や生徒たちがいい人過ぎて自分的には面白くなかった。ドロドロするのも好きじゃないが、彼女の境遇で波がないのもどうかと思う。またラストも自分的にはべたでも過去に戻って欲しかったな。記憶が戻らなければ結局悲劇以外の何物でもない。娘や旦那は彼女を受け入れているが、元の彼女じゃないのをどう考えているのだろうか?フレッシュな感じになったことに好意的にとらえた描写があるが、それは元の42歳の彼女にプラスされればの話しであって。彼女は彼女であって彼女じゃないのだ。 | ||||
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おすすめの本だと言える。 序盤の瑞々しさ、中盤の暖かさ、そして結末、どれも良かった。読後の感慨に浸ることも出来た。 しかし1つの作品として捉えた時、一貫性に欠けている印象がある。そこが口惜しい。「あと書き」が示すように「書き上げるのに6年もかかってしまった」ことが原因かもしれないし、中盤の執筆中に作者自信の経験が翼になって筆を調子づかせてしまったのが、いけなかったのかもしれない。 この本には「人生」という切り口と「新任教師奮闘記」という切り口の2つの側面がある。しかし2つはうまく交わっていないように思う。 作者にもう一度手を加える機会を与えられたなら、傑作になっていたのではないか。口惜しい。☆3つです。しかしおすすめ。 | ||||
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北村薫さんの文章は本当に読みやすいです。 綺麗な文章で、自分で文章を書く際の勉強になります!! | ||||
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17歳の女子高生が昼寝から覚めると42歳になっている、その間の人生の記憶は一切ない、というより17歳から一気に 時空を超えて25年後の人生に飛んできてしまった。その女子高生、真理子は自分の周りの変わり様に驚くが、もっと 驚くのは(というか当たり前なのだが)、自分は既に結婚して、しかも17歳の女子高生の母親になっているということ。 これから家族の協力も得て、教師になっている自分に「なりきる」。結構この教師という職業を17歳の視点から取り組んで 見ると面白いし、自分の失われた25年間を補ってくれそうだ。話の設定は、ある意味、東野圭吾の「秘密」にも通じる ところがあるが、それほど考えさせられるという内容でもない。ある意味ちょっとひねった学園ものという分類でも外れては いないと思う。 | ||||
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面白さを予感させるような表紙です。 17歳の一ノ瀬真理子が、25歳後の自分にワープして、42歳の桜木真理子になる、という設定には、意表を突かれました。 現在の自分が、未来の世界に行くという話は読んだことがありますが、入れ替わりは初めてです。 面白く読んでいましたが、一ノ瀬真理子が、桜木真理子として高校教師を務めるという段階で、必然性がなくなってしまいました。 一ノ瀬真理子が、桜木真理子の25年間の人生の蓄積を持たずに、25年後の人間関係の中を生きるのは無理でしょう。 夫、娘の美也子などキャラクターの設定も、25年後の生活ぶりもリアリティがあります。 でも、それであるからこそ逆に、ストーリー自体がリアリティのないものとして感じてしまいました。 3部作ということなので、読む順番が違ったのかなとも思いますし、作者の狙いと自分の感じることがずれているのかな、とも心配していますが・・・。 (198) | ||||
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17歳から42歳までといえば私には忘れたい思い出ばかり。真理子は幸せな25年間だからこそ悔やまれるのだろう。スキップすることは確かに恐ろしいが、主人公は仕事を辞めても大事にしてくれる家族はあるし、何偉そうなの?と思ってしまう。他の転落人生でないことを感謝しよう。仕事を続けられるということはそれまできちんと育ててくれた両親がいたり才能があるからできることだ。私ならまず現実が受け入れられないから当分寝込む。それから家族に謝り訳を話す。自分の内面はどうあれ家族にとっては全く使い物にならなくなった主婦だからだ。そんな私の人生も、私に比べたら恵まれてるやん、と突っ込んでくる人も当然いるだろうけど。人は変な親と距離を置き、よい仕事や家族を手に入れる為にどんだけ回りに迷惑をかけて自分も苦労することか。その苦労をすっ飛ばしてすでに手に入っているものに感謝の念もなく自分を悲劇に立ち向かうヒロインにしている幼い主人公にこれらのものが与えられる資格はまだない。周りはやはり彼女は記憶喪失だと理解し支えるしかない。だからこそ逆にスキップしない方がそんなに過去は素晴らしいもんでなく、今が一番いいと納得できるためにいいかもしれない。 | ||||
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娘は今高校2年である。もうすぐ9月。池ちゃんといた9月。 私はワープした真理子ちゃんと同じ世代に生まれている。 不思議なものだと思いながら読んでいる。普段全く買わないジャンルの本。 なんとなく直感で買った本。でも自分だって17の私なら25年後を知りたくはない。知らなくていい。だってこの25年は 大変な経験と悲しい経験を繰り返したし、結婚相手は全く好みとは違う相手だったから(笑)。 でも自分の今の娘と17才の私とは会話してみたかったな。娘にあらすじを話したら「え〜っ!イヤだよぉ」と言っていた(笑) それでも私は自分が17で 今喋っている娘なら 話しをたくさんしてみたい。だって娘は本当に自慢の娘だから…。きっと娘が真理子ちゃんみたいに将来の娘←私の孫?に会っても きっといい子だと思う。それに私の結婚相手はいい人よ。理想に描いた様々な未熟な若い自分の憧れよりずっと…。娘も25年後の夢みてくれないかなぁ… | ||||
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