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愚行録
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愚行録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 1~20 1/6ページ
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映像化ではここまでおぞましいのが実写で可能だったのでしょうか。 妻夫木聡とか最初から出てくると、それだけでネタバレだと思う。 帯で杏が「読みやすいのに読みにくい」と書いているように、 わざとのように読みにくいのは著者の仕掛けだし、 最初から最後まで手抜きのない作品です。すごい。 | ||||
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なぜこの本が評価されるのか全くもってわからない なぜ、この家族が惨殺されたのかという出だしは良かったが、 そのあとは、だらだらだらだらと、恋愛話、大学の内部生・外部生の話が続く 登場人物や会話にほとんどリアリティがない 映画が良い出来なのはなんとなくわかるけど、本では全く魅力が伝わらなかった | ||||
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貫井徳郎の本はもう読みません! 他2冊読んだですが 似たような嫌悪感感じる人がよく出てくるので イライラします。 ストレスたまる本は不要です。 | ||||
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盛り上がってきたところで急に終わる。余り、それぞれのインタビューに意味がない。 | ||||
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映画を見てからこの原作小説を読んだ。結論から言うと、映画がいかによくできているかが分かった。原作小説は映画以上の情報がある。ただし、読者を真実から遠ざける「余計なこと」も書かれている。 小説の構成は以下のとおり。インタビューと告白が延々と続く。インタビュアーがどんな人かの説明は一切ない。 第0章 新聞記事 第1章 近所の人(女) 女の告白その1 第2章 妻の近所の友達(女) 女の告白その2 第3章 夫の会社の同僚(男) 女の告白その3 第4章 妻の大学時代の知人(女) 女の告白その4 第5章 夫の大学時代の恋人(女) 女の告白その5 第6章 妻の大学時代の恋人(男) 女の告白その6 第6種の後半の「女の告白その6」を読む前に、「一家惨殺」の犯人を(根拠も含めて)当てれば読者の「勝ち」である。犯人のなまえはこの長編小説のどこかに書かれている。 さきほど、「映画がいかによくできているかが分かった」と書いたが、映画では被害者と犯人との接点が理解できない。小説では「なるほど」と誰もが納得できる理由が書かれている。 | ||||
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プライムビデオで観て面白かったので読んでみました 登場人物のイメージも内容も若干違いましたが、どちらイヤな感じを楽しめました 家庭環境、家系、容姿、運、器用さなどの諸々の事情が絡み合い、たまたま巡り逢ってしまった他人によって人生が変わってしまう怖さ 誰もが場面に沿って良い人を演出しながら、どうしようもない悪の感情を隠し持っていて、何かの拍子で漏れ出てしまう 誰もが愚行してしまう だって、もともと持ってるから 巡り合わせが悪くて極端になると人は怖いってことね、と思いました | ||||
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日常に潜む悪意。目を凝らさないと見えてこない。 ぼんやりとした黒い蜃気楼。 それが一つの事件をきっかけに浮かび上がってくる。 | ||||
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プレゼント | ||||
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光子が自分と重なって身につまされたことが、第一印象でした。 人が見る面の違いや主観によって、こんなにも違うということを改めて気づかされました。 | ||||
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冒頭からインタビュー形式で証言者の独白の形式をとって進んでいきます。徐々に見えてくる被害者の人物像、そして語る証言者の人物像。それぞれの過去で感情が入り交じり多面的に被害者夫婦の姿が見えてくる。「愚」なのは誰か?読み進めていくとその答えた見えてきます。 読み進めていくと見えてくる人間の「愚」。被害者の人生と証言者の人物像がどんどん浮かび上がってきて人間の闇の部分が見えてきます。 そしてこの事件の結末はどこに向かうのか。是非最後の一行まで読んでほしい。 オススメの方 1.斬新な小説を読みたい方。 2.深く人間の業を感じたい方。 3.貫井徳郎さんの作品を読んだことのない方。 | ||||
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内容自体は面白かったです。小説の進み方がインタビュー形式で始まるから不思議な感じ。タイトル通り、登場人物全員、自分のことしか考えない愚かな人々ばかりでうんざりでした。正直、殺された家族も自業自得。同情できない。夫婦共々、サイコパス。殺されなければ、彼らに社会的に殺される被害者が続出したので、ここで死んでくれてよかったとさえ思える。ざまあまろ。ただ、子どもたちがかわいそうだった…。子どもたちは、親のせいで死んだようなものだ。 また、さすが類は友を呼ぶ、というか。この夫婦のことを知る登場人物たちが、これまたゲスい。夫婦に負けず劣らずサイコパス。特に、夫の同僚。こいつも自分は偉いんだと勘違いをしている。そいつら全員に天罰がくだるとスカッとするんだけど…。私はミステリーを読むときに、どうしても登場人物が共感できるような素朴な人物じゃないと、感情移入できなくて、だめでした。もう少し犯人の女の子と、その兄を掘り下げて魅力的に描いてくれていたらなあ…。境遇がただただ、かわいそうすぎただけ。この2人からただよう狂気も、おそらく家庭環境からくるんだろうな。かわいそう。なので☆3つ。 余談ですが、この小説にでてくる某有名大学って本当にこんな感じなんですかね? それこそ、悪しき日本の世襲制が凝縮された光景。人間の過ちが繰り返される。(某アニメの某キャラクターが言っていた通り)悪徳政治家の子どもは悪徳政治家になるし、財力しか取り柄のない家系に生まれたこどもは、財力をひけらかして周りに偉ぶるようになる。こんな奴らが日本のトップにたっているのだとしたら、日本が貧しいのも納得です。こういう悪しき世襲制は絶ってほしいよ、全く。ま、庶民には分かりません。それだけはフィクションで、お願いしたい。 | ||||
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久しぶりに読み返したくなり購入しました。 読後にジワリと嫌な気分になるようなイヤミスが好みなのですが、最後までじわじわとくるこの作品は絶品だと思います。 | ||||
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ミステリー、あるいは物語としては、どうなの?!ってくらいつまらないと思います。でも、人間の心情や行動をここまで文章で書けることに感動を覚えました。自分のこれまでの人生でモヤモヤ感じていたいろいろなことが、鮮やかに文章化されていました。作家ってすごい。あと早稲田/慶応/その内部生、というブランドついて熱く書かれてますねw・私自身は早稲田慶応やその内部生でもたいしたことない人をたくさんみているので違和感を感じましたが、でもそういう一般的な視点もまた興味深かったです。 | ||||
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このジャンルの本は、年に数冊くらい読む。なかなかに楽しい読書体験になる。 この本については、映画の予告で興味を持った。ブックオフに行くと、文庫の帯に杏さんが推薦文を書いていた。 それにも興味を持った。読んでみると、すべたが人の語りで進んでいく。ドストエフスキーの『貧しい人々』を 思い出した(あれは書簡体小説)。一家四人が皆殺しにされる。母や子供をかばって、2階でうつぶせになり、 背中を何箇所も刺されていた。息子はリビングで撲殺、父親は窓際で正面から滅多刺し。 *以下、ネタバレありますので、未読の方はスルーしてください。 週刊誌記者(ルポライター)が事件の関係者に聞き込みをしていく。最後に、その都度、女の子が独白する。 そこで語られる被害者家族の実態は、徐々に陰影を深めて、奇妙に歪んでいく。そして女の子の独白も、 ひどい実情を露呈する。両親をクズ呼ばわり、母親は早くから不倫に走り、その子を殴り、父親は 肉体関係を強要する。だが、彼女は兄への思慕は強く、それをいつまでも失わない。 犯人は捕まっていないし、謎も残っている。(これは、家族内犯罪だな。犯人は家族だ。そこに至るまでの 悲劇を読みたい・・・)とワクワクしながら読んでいたら、最後はあっけなく、そんな構造もなく、 ありきたりの恨みを基にした発作的殺人で終わるし、女の子の独白も、強いエモーションを喚起せずに つまらない形で終わる。残念な、惜しい小説。という印象。途中まではいいのだが、最後で台無しになる ケースが時折あるが(『インシテミル』など)、これもそれに近い読後感と評価。 | ||||
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家族が惨殺された事件があり、その事件を調べているルポライターが惨殺された夫婦の関係者に インタビューしている、という体裁の内容。 1、2番目のインタビュイーは奥さんの知人の主婦で、とりとめのない話。 次に夫の同僚。最初の主婦に比べてインタビューの内容に違和感を覚えてくる。 中身があるようで、何もないような。 奥さんの大学時代の主婦のインタビューになると、殺された主婦どうこうというより インタビューされている主婦への嫌悪感みたいなのがはっきりと出てくる。 合間に語り合ってる兄妹の話は事件に関係あるのだろうが、グロテスクな話で 「なんなんだろう」と思いながら読み進めていくと最後に驚いた。 映画化されているのは読み終わった後に気づいた。映像化されたらどうなるか、というのも興味深いです。 | ||||
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著者の作品はいつも当たりハズレはあるにしても、読ませる力、素晴らしい筆力で中だるみを起こす事はない。またこの作品は一家殺人事件のため、インタビュアーが、なぜ殺されなければならなかったのかを調べているように思わせる。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、何となく途中から不可思議さ、奇妙さを感じる。ただ、これは登場人物が一人語りしていくのだが、題名通りな気がする。登場人物、全員が好きになれない。また殺人の動機にこれはないだろうと思わせる。とても読みやすいので1日で読み切れるが、これだけ登場人物の一人語りにより、正直、読んでて気持ち悪さが否めない。筆者の読ませる力も、あまり感じなかった。エンターテイナーとして映画化されたらしいようですが、きっと、映像化された方が面白い作品だと思います。 | ||||
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いやミスとしておすすめされていたので読みました!たしかにいやな気持ちになる....! でも変に感動モノみたいな殺人事件よりずっといいです | ||||
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最終的には僕好みの暗~い話なんですけど、中盤はずっとハイクラスの人たちの計算高くあざとい駆け引きに基づいた人間関係や階級社会性などが描かれます。もちろん表面上はそんな事おくびにも出さない御上品な金持ちたちの御姿という、そういう方面での嫌な話なのでとてもムカつきました。僕は嫌なお話(フィクション)は概ね好きな方なのですが、駆け引きとか策略とか見せかけだけの上品さとか、そういう話は嫌いなのでウンザリしました。 やっぱり僕はハイクラスの奴らのハイクラスな嫌な話より、ロウライフや敗残者や不満分子がジクジクと復讐したり、自滅していったり、がんばっても虐げられて不幸になったり、くすぶり続けて言い訳と愚痴だけは立派だがやがて灰になって終わりとか、まぁあとは品行下劣なド底辺たちのどうしようもない下品な話(ただし実害なし)でゲヘヘとか、そういうタイプの嫌なお話の方が好きかなと思いました(どちらにせよ嫌な話前提)。 映画もありますが、小説の方がより細かくネチネチと嫌な部分が描かれています(映画は時間的制約もあり、露骨な開き直りなどで瞬発力的に不快さを表現してくる)。計算高い金持ちたちの嫌らしく不愉快な人間関係(様々な愚行)が見たい人にお勧め。ムカつきますが非常に良く書かれていて読ませます。最後は『普通』に暗いタイプの嫌な終わり方なので、その向きも『うん、納得』でしょう。 ここから少しネタバレもありますので、気になる人は読まないでください。こんな酷い境遇で生きてきて、その結果知識や情操にも欠け、その行きついた場所が犯罪というこの犯人をどう裁くのか、犯人が捕まった際にはその部分も読んでみたく思いました。多角的に嫌な気持ちになりました。おわり。 | ||||
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インタビューに答える人々の言葉の端々から、多くの人が密かに抱えるだろう嫌な感情や、人の目からは隠したいと思うコンプレックスが、にじみでているところが怖い。自分もそう見えるのだろうか…とぞっとしたり。(同じ出来事でも自分の都合のいいように再編集してそれを真実と思っていたり、それを第三者に話しているところとか、程度の差はあれど誰もが無意識にやっているのではないでしょうか。) 大学、会社、近所付き合い、様々な場ですけてみえて厳然として存在していることが無視できない「階級」のようなものとそこから発生する自然な差別についても考えてしまいました。複数人による証言という構成や、この「階級」問題という共通するところが一部あったので、桐野夏生の「グロテスク」を思い出しました。 | ||||
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まだ読めてないですが、どうなるのーと読み出すととまらないです(笑)続きが気になります。 | ||||
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