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転生
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転生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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本作品も勝手にミステリーかと思っていましたが、医療分野の話、脳死した心臓移植をしたことの課題を、不思議な夢と絡めて解明するストーリー。夢と現実の間を行き来するが、著者の心臓移植の実験や現状の調査には、感服です。これが1999年の約20年前に描かれたことにもビックリ。 | ||||
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和泉は、心臓の移植手術をうける。手術は成功する。 急速な回復。何が、どうなっているのか? 恵梨子という女性が、「夢の中」で現れる。 そして、殺人事件まで、記憶する。 ショパンの調べが、わかり、絵がうまく描けるようになる。 一体、そこには、何があるのか? ドナーを捜すが、わからないことが続き、警告がある。 | ||||
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臓器移植された人間が移植元の人間の感情やら記憶やらに影響され変化していくという ややありがちなテーマの作品ではあるが、内容はそれなりに手堅い。 終盤ややご都合主義が展開されるが、作者らしくもないそれなりのハッピーエンドは悪くない 独特の魅力がある作品ではないが、それなりに安ければ買うのもありかもしれない | ||||
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ファンタジーでしょうか。 とにかく、本作はミステリではないですね。 謎の立脚点がSFチックな設定であるため、今ひとつのめり込めなかった。 しかし、青年の再生物語という感じで読めば、けっこう面白い。 確かに、人物の造形は浅い。 その薄さが、青年の持つ不安感、自身の立ち位置の不安定さを表現するような雰囲気である。 これは、けっこう計算ずくなのじゃないだろうか。 著者はデビュー作から、けっこう重い感じの作風を特徴としているのだが、本作の雰囲気はかなり違う。 その違和感は、本作がミステリではない、ということから来ているのかもしれない。 | ||||
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イントロダクションを読んで最初はミステリーかと 思いましたけど、全体の印象としては臓器移植の意義 を問い掛けるヒューマン小説な感じですね。それはそれで 面白く読みましたが、ちょっと描写というか説明がくどく 感じました。もっとちょっと短くまとめられそうな気も。 あと欲を言えば、登場人物(特に主人公)が、まっすぐな 性格すぎて、人としての生臭さみたいなものが不足して いて、感情移入しにくかったです。 とはいえ、自分の意識とは何か。記憶とは何かなど、 改めて考えるいい機会が出来て満足しています。 | ||||
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他のレビュアーの方々がおっしゃっているとおり、貫井作品としては珍しい、読後感の良い作品。主人公と友人、母親らとの会話が軽妙なのも他の作品にない特徴で、そこは新鮮だった。 私は貫井氏の作品に「読後感の悪さ」を求めて読む者なので星二つか三つか迷ったが、最後まで読者を引っ張っていく力量はさすがだと思うし、臓器移植の問題はより多くの人が考えるべき問題で、そのきっかけにはなると思うので、あえて三つにした。 この作品で心臓移植に興味をお持ちになった方、貫井氏の症候群シリーズの「殺人症候群」もぜひどうぞ。 | ||||
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記憶は脳の中にあるだけではないのだろうか?以前テレビで、心臓移植した人がドナーの記憶をも受け継いだ、という番組を見た。この作品の中の和泉も、まさにそうなのだ。行ったことのない場所、見たことのない絵、会ったことのない女性・・・。それなのに彼は記憶していた。それはあり得ないことではないのだ。「自分の中の他人の存在を意識して生きていかなければならない。」そうなったとき、やはりそれまでの人生観が変わってしまうのだろうか?和泉はこれからの人生をどう生きていくのか?二人分の記憶と命を抱えて生きていく彼のこれからが、とても気になる。 | ||||
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心臓移植を受けた主人公が、ドナーの性格や嗜好、特技などを受け継ぎ、ドナーが誰なのかを追求し始める。二転三転ののち、医学界の深い闇に突き当たる。興味深い設定ではある。テンポのよさも手伝って非常に読みやすいのは、この作者の美点だろう。ただ、科学的には無理な設定を受け入れなければ成り立たない小説で、謎解きにも新鮮味はなく、推理小説とは考えないほうがよい。恵梨子という女性がとても魅力的に描かれている。青春小説としてはよく出来ているかも。 | ||||
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脳の世界に足を踏み入れた内容の本は結構あるように思いますが。心臓の世界は新鮮です。全体的にそんなに小難しい内容ではないので、臓器移植というちょっと題材にしては、本当にあっさりとしております。サスペンスのようでいて、ヒューマンドラマのようでいてちょっと変わった感ののある作品です。 | ||||
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