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誘拐症候群
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誘拐症候群の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「失踪症候群」に続く「症候群」三部作の第2作目であり、あとに貫井徳郎の最高傑作としか思えない「殺人症候群」が続く。 警察に設けられたスパイ大作戦的チームを主人公メンバーにしたような連作で、「失踪症候群」より設定その他面白みを増しているが、個人的にはやはり今ひとつ。 貫井徳郎に求めるものが最低限「慟哭」レベルになっており、そして「殺人症候群」や「神のふたつの貌」などレベルとの再会を求めているからなのだろう。 | ||||
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前作に比べるとストーリーに無理がなく、ミステリ要素はやや薄いが ちょっとしたサスペンスとして楽しめる ただ犯人が設定的に何度も犯罪を犯す必要もなさげなのがいまいち 単純に無職とかでよかったのでは まあ気楽に読むにはちょうどいい一冊 | ||||
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「症候群」シリーズ第2作。シリーズの中では、いちばんサスペンスも効いているし、全体としての完成度は高いかもしれないが、疑問に感じるところがいろいろあって、私としてはそう手放しで絶賛はしにくい作品。 まず、警視庁の環敬吾が率いる「影の捜査チーム」から、事情があって一人(武藤)が脱落していること。チームの活躍を描くという、このシリーズの基本設定を、作者自身が大事にしていないのは問題だろう。 武藤が脱落した事情である、彼が巻き込まれた誘拐事件自体は、スリルがあって引き込まれるのだが、本作で明かされる、あの程度の犯人が、捜査のプロの武藤を、あんなに振り回せるはずがないだろう。どう考えても黒幕がいる(その候補者も描かれている)と思われるのに、明確に描かないのはハッキリ言って不自然である。 もう一つ、武藤抜きの環チームが追う、本筋の誘拐事件の犯人「ジーニアス」も、この作品のような手口であれば、別に違法な捜査をしなくても、証拠を集めることは可能だろう(普通にネットを使っていれば、警察の捜査に対して完全な匿名性はないはず)。そのあたり、消化不良の印象が残る。 | ||||
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