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誘拐症候群
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誘拐症候群の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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失踪症候群はTVドラマ向けでキャラクターもやや鼻につくと思いながら気軽に読み流したが 2作目、誘拐症候群はなんだ冒頭から面白いじゃないですか! 1作目だけで主役4人にも馴染んでしまっていたようで気にならなかったし 小口誘拐は着想が素晴らしい、犯人を前の方で出せなかったのが非常に残念 職業をエリート官僚にしなければ出せたんじゃないかと思った 御曹司の方はメルヘンだけど純愛を貫く男が爽やかだった 大トリックとかはなくても切り口がいっぱいで退屈しなかった | ||||
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1巻とは違い、スムーズに読めて、内容がしっかりしていて引き込まれました!!!最終巻の殺人症候群がとても楽しみです!!! | ||||
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きれいな梱包で、中身もきれいでした。 | ||||
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TVドラマの「犯罪症候群」を見たのがきっかけで、初めて筒井徳郎の小説を読んでみたのですが、内容云々以前に筒井徳郎の文章がとても読みやすくて、だいたい一回に50ページとかだいたい決めているいつもの本を読む量より、つい大分多めに読んでいるのに気付きました。 これはたぶん作者の小説的技量の高さも関係しているのではないかと思います。 ストーリーとしては、比較的少額の身代金を要求する天才ジーニアスが主導した一連の誘拐事件と、それとは明らかに手口が異なる別の犯人グループが引き起こしたもうひとつの誘拐殺人事件が並列的に展開していきます。小説としてどう二種類の事件を収めるのかと思ったら、ドラマだと渡部篤郎が演じる環(たまき)敬吾が両方の事件を強引に結び付けてマスコミに発表して、ジーニアスの自尊心を刺激することで問題解決につなげていくあたり、こちらもジーニアスに負けない頭脳派の環らしいやり方だと思いました。 ジーニアスが主導した誘拐事件の方は、架空名義の銀行口座に身代金を振り込ませるあたり、最近現実に起きている特殊詐欺事件に犯罪のやり口が近いものがあるのかなと感じました。 よくドラマなどで出てくるような従来の身代金誘拐事件というのは、現実には犯人にとっての成功率が低すぎて、あまり発生していないと思うのですが、この小説のような身代金誘拐事件であれば、実際に起きても不思議ではない気がしました。 もう一方の乳児を誘拐して殺害してしまった誘拐事件の方は、顔を覚えられるおそれのない乳児をあえて殺してしまった点と、せっかく手にした身代金を犯人が燃やしてしまった点が謎でした。 私はこれらの不思議な行動から、犯行には誘拐された乳児の祖父である高梨道治が関係している気がしたのですが、その点は当たっていましたが、犯行自体を道治が主導したわけではなく、誘拐事件を利用して息子高梨道典を実家に呼び寄せようと道治がたくらみ、結果的に孫を死なせてしまうような複雑な親子の心理のやり取りがある話でした。 | ||||
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一太郎をダウンロードで購入したのは初めてです。今までは製品版を購入していました。一太郎は罫線の引き方に慣れてしまっているので手放せません。毎年か2年に一度購入しています。ダウンロードの方が値段が安いように思います。また、インストールも簡単でした。 | ||||
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ミステリ小説のつもりで読んでたんですけど まさかの真犯人は今まで一度もでてこなかった人物でした・・・。 殺人事件の犯人が通りすがりの犯行だったみたいなみたいな話です。 犯人の発覚もただの偶然で、運よく見つけたあと法律も糞も 関係なしに留守に容疑者の部屋にはいりこんで家探ししたら証拠でてきた 最後に証拠も捏造して逮捕です。 真犯人が最後に警察がこんなに馬鹿だとは思わなかったと述懐しますが 私も読んだあと作者がこんなに馬鹿だとは思わなかったという気持ちにさせられました。 | ||||
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症候群シリーズの中巻の位置ではあるが、やはり面白かった。作者の作品はやはり読ませる力がみなぎっている。この作品は、主人公、環氏のキャラが全くなく、この作品の主人公は武藤である。失踪症候群の時は、原田が主人公だった気がする。ただ失踪症候群では環氏、率いる武藤、原田、倉持が全員、出場であるが今回は、完全に武藤のストーリーが大きいし、過去が判明する。この作品は20年以上前の作品でまだ、インターネット時代の初期である。ほんのささやかな楽しみのメル友から、家族について記載している今で言うブログが原因で誘拐が始まる。今やSNS全盛期、誰も彼もががFacebookにインスタ、個人情報を垂れ流している。時代が進化し便利になったが、現代の闇はインターネットに多くはびこっている。それを20年以上前にテーマにし、しかもリアリティの欠如や古くささがない。やはり社会的問題をテーマに描かれており、実に面白い!そしていよいよ最終の殺人症候群!ページ数700の超大作。これで環氏の謎が解けるのか、楽しみでしかない! | ||||
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中巻のせいか、なかなか評価されないが普通に面白かった。 貫井徳郎なので安定感あります。 | ||||
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注文してすぐに届いたのでとてもよかった。 また購入したい。 商品がとてもきれいでした。 | ||||
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「失踪症候群」に続く「症候群」三部作の第2作目であり、あとに貫井徳郎の最高傑作としか思えない「殺人症候群」が続く。 警察に設けられたスパイ大作戦的チームを主人公メンバーにしたような連作で、「失踪症候群」より設定その他面白みを増しているが、個人的にはやはり今ひとつ。 貫井徳郎に求めるものが最低限「慟哭」レベルになっており、そして「殺人症候群」や「神のふたつの貌」などレベルとの再会を求めているからなのだろう。 | ||||
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前作に比べるとストーリーに無理がなく、ミステリ要素はやや薄いが ちょっとしたサスペンスとして楽しめる ただ犯人が設定的に何度も犯罪を犯す必要もなさげなのがいまいち 単純に無職とかでよかったのでは まあ気楽に読むにはちょうどいい一冊 | ||||
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症候群シリーズの第2作。 非合法も含めて警察が直接手出しできない案件を, チーム環が片付けるという基本構成を引き継ぎますが, かなりパワーアップしていました。 パソコン関係を扱うので, 今では10年たって古典SFのようなのりになってしまっているかと思いきや, いやいやこれがどうして,頭をシフトチェンジしなくても楽しく読めます。 貫井作品には残酷はあっても,残虐がないので読後感が悪くならないですね。 | ||||
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「症候群」シリーズ第2作。シリーズの中では、いちばんサスペンスも効いているし、全体としての完成度は高いかもしれないが、疑問に感じるところがいろいろあって、私としてはそう手放しで絶賛はしにくい作品。 まず、警視庁の環敬吾が率いる「影の捜査チーム」から、事情があって一人(武藤)が脱落していること。チームの活躍を描くという、このシリーズの基本設定を、作者自身が大事にしていないのは問題だろう。 武藤が脱落した事情である、彼が巻き込まれた誘拐事件自体は、スリルがあって引き込まれるのだが、本作で明かされる、あの程度の犯人が、捜査のプロの武藤を、あんなに振り回せるはずがないだろう。どう考えても黒幕がいる(その候補者も描かれている)と思われるのに、明確に描かないのはハッキリ言って不自然である。 もう一つ、武藤抜きの環チームが追う、本筋の誘拐事件の犯人「ジーニアス」も、この作品のような手口であれば、別に違法な捜査をしなくても、証拠を集めることは可能だろう(普通にネットを使っていれば、警察の捜査に対して完全な匿名性はないはず)。そのあたり、消化不良の印象が残る。 | ||||
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キャラクターが魅力的だ。仮の姿と真の姿と言うべきか、いずれも真の姿と言うべきか、固定観念を打ち破った、キャラクターである。作者のきめ細かい誠実な描写は、安心して読み進めることができる。 | ||||
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周到な計画を立て誘拐を実行するジーニアス。だが、完全犯罪などと いうのは、どんな犯罪にも絶対にありえない。ジーニアスの正体は 思わぬところから暴かれる。ひとつひとつの小さな手がかりから、 犯人にたどり着くその過程が、読んでいてとても面白かった。だが、 環のチームにいる托鉢僧の武藤が巻き込まれた誘拐事件は、読んで いて胸が痛んだ。何の罪もない幼い子供たちが事件に巻き込まれる ケースが、現実にも数多く起こっている。子供が安心して外で遊べる ことができる日は、はたして来るのだろうか? | ||||
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『失踪症候群』に続く3部作の第2弾。基本的には謎と解決は本作で完結しているが、主要登場人物の説明や職業は最小限なので、続けて読むのがベストでしょう。連続して起こる数百万の身代金の誘拐事件。そして“仕事人”たちのメンバーである托鉢僧・武藤を身代金受け渡し人に指定しての誘拐事件は、子供の殺害と身代金の焼却という最悪の結果に終わった。前者の事件には、自らの存在を隠して全てを操る<ジーニアス>の存在が…。ネット時代の誘拐とはいかなるものか、徹底して考えられた計画が素晴らしい。<ジーニアス>の描き方もなかなか巧いです。<ジーニアス>を追いつめるために仕事人のボス・環がとった方法など、読後感は単純に爽快とは言い難いです。とはいえ、最後には“仕事人”が勝つというのはお約束かもしれませんが、救いといえるでしょう。本格ミステリのエッセンスと小説の面白さが結実したエンターテインメント・サスペンスとでも言えるでしょうか。 | ||||
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『症候群』三部作の第二作目。一作目の『失踪症候群』と同様にエンターテインメント色が強いが、トリックなどと言ったものはそれほどなく「あぶない刑事」などのような1時間の刑事ドラマを見ている感覚で楽しめた。で、この作品ではインターネットを使った誘拐事件というものだが、97年に雑誌連載が始まった作品で、いち早くネットの匿名世界の危険性、HPを作るものの心情などが描かれたもののように思う。現在と、ネットを取り巻く環境が異なってきた部分が大きいわけだが、それでも同じネットを利用する者として共感できる部分があり、そういう点でも楽しめた。 | ||||
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読みやすかった上、ラストは貫井徳郎らしい終わり方であるからファンにはたまらない。 当人が払える限界額の金を要求する誘拐が多発した。しかし警察沙汰にはならず。それとは別に、主人公で托鉢僧の武藤隆の知り合いの高梨の息子が誘拐され、たちまち武藤も疑われてしまう。同じ頃、最初の誘拐のほうで微妙に関わっていた咲子が、チャット仲間の「ジーニアス」を疑いはじめ、被害者の一人である田村公平に歩み寄る。 複雑と言えば複雑だが、それぞれ違う事件なので整理しつつ読めば簡単でもある。ハイテンポなので読みやすい。本格の犯人当てではなく、咲子や被害者の田村の心理サスペンスであり、武藤や環の挑戦ものである。色んな要素がある上憎めない環のようなキャラがいるからそれだけで小説を盛り上げてくれる。 パソコン、特にインターネットを使ったハイテク犯罪。遠い場所から人を操り、犯罪までも実行してしまう謎の人物「ジーニアス」。探してみれば中学生でもハッキングが出来る世の中だからいるかもしれないが、ここまで完璧にやらされると読み応えがある。従ってか、捕まえる為の環のやり方には武藤同様反対しがち。私立探偵がそこまでやっていいのだろうか、と。逆に、他に方法がないというのは「ジーニアス」の完璧さを更に伺わせる。結局最後はちょっとした駆け引きだったようだ。 ミステリーの要素としてはタイトルの症候群にあるように、誘拐の連続。事件的なつながりはないとは言え、それを繋げていく感じは読んでいて面白かった。 | ||||
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エンターテイメント作家貫井徳郎の特徴がいかんなく現れた作品。ともかくキャラがたっている。メールを使った犯罪は今では珍しくは無いが、98年当時では早いほうではなかったか。環の率いるチームは本来犯罪として現れる前の犯罪を扱う非正規のチームである。前回の「失踪」はだから環に「仕事」が舞いこんだ。しかし今度の「誘拐」は明らかに犯罪である。環たちの介入する余地はあるのだろうか。ところが非正規チームだからこそ出来るやり方で、このやり方しかありえないようなやり方で環たちはこの犯罪を解決する。コンピューター犯罪小説として記憶に残る作品である。このシリーズ、本当に三部作で終ってしまうの?うーむ残念 | ||||
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失踪症候群のときは、環をはじめとするグループの設定と動きがあまりに特殊で、警察に本当にあるのかしらと思ったほどでした。いまではそんなセクションなくても警察はいろいろしていると思えますけど。今回の話は事件そのものの展開がとてもおもしろく描けていて、二つの誘拐事件が思わぬところでクロスする。そして普段は絶対にミスを犯さない環のグループのメンバー・武藤が自分のミスから知人の子供を殺されてしまいます。もちろん厳密に言えば彼のせいではありませんが、そのことが発端でちょっと武藤の人間くささが見え隠れする。武藤ファンにはおもしろい作品です。そして勧善懲悪になりきっていないラストがおもしろい。 | ||||
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